「小諸城址懐古園」は長野県小諸市にある城跡公園です。敷地内には城跡だけでなく、動物園に遊園地、さらに博物館や美術館もあることから複合的な観光スポットとして人気となっています。
「小諸城址懐古園」とは
「小諸城址懐古園(-かいこえん)」は長野県小諸市にある城跡公園です。城跡の名の通りもともとは城郭であり、武田信玄の信州の拠点として活躍したとも言われています。基本的に高所に位置する城郭の常識に反して、城下町よりも低地に建築された小諸城は別名「穴城」とも呼ばれています。
「小諸城址懐古園」の魅力
公園内は天然の谷とそれに架かる橋が数多くあり、全体的な高低差がかなりなものとなっています。一方で体感のアップダウンは少なく比較的ライトに散策出来ることから、お手軽に絶景を楽しむことが出来るというのが魅力的です。
また、リード文でも紹介しました通り、敷地内にはさまざまな施設が立ち並んでいます。遊園地や動物園もあるので、家族で訪れても楽しめるというのが何よりもメリットです。最寄り駅はしなの鉄道の小諸駅なのですが、なんと駅出口から三の門までは徒歩3分!連絡通路も整備されていますので、ちょっとした途中下車にもオススメです!
「小諸城址懐古園」の見どころ
三の門
大水での流出ののち1765年に再建された門で、公園の入口となっています。懐古園を象徴するシンボルのような存在で、現在でも堂々とした門構えが美しい建造物です。
黒門橋
「黒門橋(くろもんばし)」は紅葉谷という深さ約8メートルの谷に架かる橋で、紅葉の時期には美しく色付いた木々を橋の上から一望することができます。
懐古神社
「懐古神社(かいこ-)」は本丸跡に鎮座しており、廃藩置県によって小諸城が荒廃していった際に歴代の小諸藩主を祀って建てられた神社です。
酔月橋
「酔月橋(すいげつきょう)」は地獄谷という谷に架かる橋で、かなりの高低差を実感することができます。
また、橋の上からは急崖に設置されている水の手展望台を見上げることができます。
水の手展望台
「水の手展望台」は懐古園にいくつか設置された展望台の中でも特にオススメのビュースポットです。
ここからは先程紹介した酔月橋と地獄谷に加え、すぐ麓を流れる千曲川(ちくま-)の様子を一望することができます。千曲川は日本で一番長い河川として知られている信濃川の長野県側の呼び名で、全長はなんと367キロメートルです。