群馬県藤岡市の山間の地にある桜山公園。冬に桜が咲くことでも有名ですが、晩秋に紅葉が深まると、ライトアップが施され絶景が広がります。また冬桜と紅葉とのコラボも必見です。桜山公園の魅力を、紅葉ライトアップを中心にご紹介しましょう。
国の名勝に指定される桜山公園
首都圏から群馬にアクセスする際に、その入口となる藤岡市。市内の標高591mという山間の地に桜山公園があります。群馬県のご当地かるた「上毛かるた」にも「三波石と共に名高い冬桜」と読まれることでも知られ、昭和12年4月に国の名勝に指定されました。
園内には「日本庭園」や庭造りの参考にする人も多い「見本庭園」、そしてイベント広場があり、観光やハイキングで多くの人が年間を通じて足を運ぶ人気のスポットです。
紅葉と冬桜、そしてライトアップが楽しめる
紅葉シーズンになると、日本庭園が美しくライトアップ
桜山公園のシンボル的な存在「日本庭園」では、紅葉が深まる11月上旬から例年ライトアップが行われます。日本庭園は公園内でも駐車場からすぐのところにあるので、アクセス良好です。
日本庭園は、地元で産出される三波石をふんだんに使って作られた大きな池を中心に、清流をあしらった池泉回遊式庭園。そこに色づいた紅葉がライトアップされ、幻想的な光景が広がります。
ライトに照らされる紅葉と、水面への映り込みが絶景を織り成し、息を呑むほどの美しさ!
色づいた紅葉と冬桜のコラボを楽しもう
桜山公園は、冬桜が咲くことでも有名です。日露戦争で日本が勝利したことを記念して、当時の住民がおよそ1,000本の冬桜を植えたことが始まりで、国の天然記念物に指定されています。
秋が深まると冬桜が開花し、紅葉とのコラボレーションも楽しめます。赤や黄色に色づいた周辺の紅葉と共に、白く儚い冬桜が山肌一面を覆尽くす姿は圧巻です。
まさに晩秋の風物詩と言えるでしょう。この美しい光景を見に、多くの見物客が足を運びます。
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