現存する五重六階の天守の中では日本最古の城として知られる、国宝・松本城(長野県)。松本城には毎年恒例になっている夏のイベントがいくつかあります。8月8日には無料で庭園を開放し、薪能(たきぎのう)を鑑賞できるイベントが行われ、8月10日~18日は、浴衣や甚平などの和装で来場すると、松本城や松本市立博物館本館の入場料が無料になります。今回は、国宝・松本城を無料で楽しめる夏のお得な情報をご紹介したいと思います。
松本城の歴史
松本城の前身は、1504年(永正元年)に信濃守護家の小笠原氏が支城の一つとして築いた深志城です。
1550年(天文19年)、信濃府中に進出し小笠原氏を駆逐した武田信玄が、深志城を兵站基地に大改修しました。しかし、1582年(天正10年)、武田氏が滅亡すると再び小笠原氏が入城し、城名が松本城に改められました。
その後、徳川家康の関東移封にともない豊臣配下の石川数正が入城し、1590年(天正10年)から2代にわたって大改修工事が実施され、石垣や天守をもつ近世城郭となりました。
松本城の天守は、兵庫県の姫路城とともに2基しか現存していない五重天守で、国宝に指定されています。
松本城 夏のお得なイベント情報
太鼓門夏の特別公開
太鼓門は、文禄四年(1595年)頃に築かれ、門台北石垣上に置かれた太鼓楼は、時の合図、登城の合図、火急の合図等の発信源として重要な役割を果たしていました。
平成11年3月、明治の廃城後、壊されてそのままになっていたものが復元され、毎年、4月、7月、10月の3回、太鼓門櫓内を無料で特別公開しています。
櫓内には松本城に関する資料やパネル、陣羽織や兜などを試着出来る体験コーナーなどがあり、武者姿で写真撮影が出来ます。
公開日 2019年は公開中止です
和装だと入場料が無料
2019年8月10日(土)~18日(日)までの夏期時間延長期間中に和服で来場すると、国宝・松本城と松本市立博物館本館の入場料が無料になります。
情緒豊かな松本城や城下町の古き良き街並みを、和服姿で歩いてみてはいかがでしょうか?
開催期間 2019年8月10日(土)~18日(日)までの9日間(夏期時間延長期間)
開催時間 8:00~18:00(最終入場は17:30まで)
開催場所 国宝松本城・松本市立博物館本館(松本城と隣接)
入場無料対象 和服(浴衣・甚平など)
薪能(たきぎのう)
北アルプスの山並みが茜色に染まりはじめる午後六時。松本城本丸庭園の特設舞台にて火入れ式が行われ、薪能の無料鑑賞会がはじまります。
篝火(かがりび)に照らし出された能舞台は素晴らしく幻想的で、まさに幽玄という言葉がピッタリの厳かな雰囲気。
国宝・松本城をバックに日本の伝統芸能に触れる真夏の夜を、ごゆっくりお楽しみください。
開催日 2019年8月8日(木)※雨天中止
開催時間 17:30~20:30(開会17:30、開演18:00)
出演 能「観世流」坂井音重 師 外
演目 能「杜若 恋之舞」 かきつばた こいのまい、狂言「狐塚」 きつねづか、能「融 クツロギ」 とおる くつろぎ
鑑賞料 無料
夜の松本城
薪能の鑑賞後には、闇夜に浮かび上がる壮麗な松本城の姿も必見です!!
松本市 / 観光名所 / 城 / 夜景 / 紅葉 / 一人旅 / 春のおすすめ観光スポット / 秋のおすすめ観光スポット / 桜の名所 / ツーリング
住所:長野県松本市丸の内4-1
電話:0263-32-2902
提供・トリップノート
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