女性は和服を着ると雰囲気が違ってきます。そんな着物を普段着にしたらどんな感じなのでしょうか。そんな和服の着こなしやコツなどを紹介します。また最近ではカジュアル着物も増えているため、いろいろな着物が楽しめます。ぜひ記事を参考に日常でも着物を着てみてください。

普段着に適した着物の種類は?

普段着に適した着物|小紋

普段着に適した着物1つめは小紋になります。小紋は、反物の上下関係なく着物全体に細かな模様が描かれているのが特徴です。そんな小紋には、カジュアル着物のような手軽な物から、総柄が入っているような華やかな雰囲気があるものため、ちょっとしたお出かけやお稽古などに着ていくのに適している着物になります。

また小紋の種類の中には、遠目には無地に見える「江戸小紋」などがあります。そんな江戸小紋は、実は色無地ではなく、非常に細かい柄が入っているのが特徴になっています。

普段着に適した着物|紬(つむぎ)

普段着に適している着物2つめは「紬(つむぎ)」になります。そんな紬の着物は、着やすいと評判がいいです。また絹織物の1つになり、はじめに糸を染めてから反物に織られています。その紬は、反物に織る前に糸を染めるため、先染め着物と呼ばれており、糸の色の組み合わせで縞などの柄ができます。

そんな紬は高価なイメージがありますが、最近の機械織の紬ならば2万円台で購入することができます。そんな紬は、さっくりとした風合いが好まれており、その風合いが魅力になっています。

普段着に適した着物|木綿

普段着に適している着物3つめは「木綿」のカジュアル着物です。木綿の着物は、普段着の代表的なカジュアル着物になります。この木綿着物は、夏以外の季節で着ることが可能なカジュアル着物になるため、長く楽しめるのが木綿着物の特徴になっています。また着ていて気持ちがいいため、また「着たい」と感じられる着物です。

そんな木綿の着物は、小紋などのお出かけ用とは違い、洋服でいうと「部屋着感覚」で着ることができるカジュアル着物になっているのが特徴になります。

普段着に適した着物|夏用着物

普段着に適している着物4つめは「夏用着物」のカジュアル着物になります。先ほど木綿のカジュアル着物で紹介したように、夏は暑いため夏用の着物があると暑い夏も涼しく過ごすことができます。そんな夏用着物は、基本的に単衣で作られているのが特徴です。また夏着物の生地は、麻などが多く使われています。

そんな麻には、吸湿・速乾性に優れているという特徴があるため、夏用の着物の生地に合っています。その他にも、カジュアル着物である夏用着物に適している生地は「絽・紗・紗合わせ・絽縮緬・夏紬」があります。また最近では、爽快感があるセオαなどの進化している素材もあり、そんなセオαを使った夏用着物もあります。

普段着に適した着物|着たい!と感じる洗える着物(ポリエステル製)

普段着に適している着物5つめは、「洗える着物」になります。洗える着物は、化学繊維でできている自宅で洗濯が可能なカジュアル着物のことです。またカジュアル着物である洗える着物は、洗濯が簡単なためクリーニングなどの心配をする必要がありません。

そのため日頃から、汚れなどを気にすることなく好きなように着られるのが、洗える着物のメリットです。その他にも洗える着物には、撥水加工などの特殊加工がされているなどのメリットがあります。そんな洗える着物は、他の種類の着物と違い価格もお手頃なため、着物初心者でも購入しやすいのがメリットです。

普段着に適した着物|男女どっちにも人気のデニム生地

普段着に適している着物6つめは、「デニム生地」の着物になります。最近流行っているのが、デニム生地で作られている着物になります。そんなデニム生地で作られている着物は、一見ごわつきそうですが特殊な加工がされているため、生地がとても柔らかく「綿」のようだと感じるものもあります。

また見た目が、シンプルで綺麗なためデニムだと気づかれにくいです。またデニム生地ということで、若者が手に取りやすいのが、デニム生地の着物のメリットになります。またコーディネートするときにも、洋風のアイテム合わせやすく、デニム生地ということで男性からも「着たい」と感じて貰えるのがデニム着物になります。

またデニム生地は、一般的にジーンズとしてはくことが多く、その場合どの程度の頻度で洗濯したらいいのでしょうか。

着物・和服を普段着にして良い点は?

着物・和服の良い点|流行などが少なく何年も着れる

着物・和服を普段着としてきるときのメリット1つめは、着物には「流行がない」ことになります。洋服には色や柄など、どうしても季節によって、そのときの流行などがあります。特に女性は、ワンシーズンで流行が変わるために、洋服を買い換える人もいます。

しかし着物は、柄などに多少の流行が存在しますが、流行の変化が洋服に比べて少ないです。そのため同じ着物を、何年も大切に着ることができます。また同じ着物でも、一緒に合わせて身に付ける帯などの小物によってイメージが変化するので、飽きがきにくいのが着物のメリットになります。

着物・和服の良い点|体型が変っても買い換えの必要がない

着物・和服の普段着として着るときのメリット2つめは、「体型などに変化があっても買い換える必要がない」ことになります。洋服を着ていると、体型に変化があった場合に買い換えないといけません。特に女性なら、体型が崩れてしまうことが多いため、男性に比べると女性は洋服などを買い換えることが多くなります。

しかし着物なら、着付けのときに合せる位置を変えるだけで、そのときの体型に合わせて着ることができます。また、もし着られないほど体型が変化してしまっても、着物の場合には作るときに反物を切らずに作るため、着物を解くことで、そのときの体型に合った着物を作り直すことができます。

着物・和服を普段着にして悪い点は?

着物・和服の悪い点|好奇な目で見られる

着物・和服を、普段着として着るときのデメリット1つめは、「好奇な目で見られる」ことになります。普段着物を着て歩くと、どうしても周囲が洋服なため、普段着として着物を着ている人は浮いてしまい目立ちます。そのため周囲からは、珍しいものを見るような好奇な目で見られることが多いです。

そのため着物を普段着として生活を始めたばかりのときは、その好奇な視線が気になるとおもいます。しかしその好奇な視線を、乗り越えることで着物ライフをより楽しむことができます。

着物・和服の悪い点|着物は所作が大変

着物・和服を、普段着として着るときのデメリット2つめは、「所作が大変」だということです。着物を着ていると大股で早く歩けなかったり、着崩れるために無理な体勢がとれません。また、トイレに行くだけでも一苦労なため、着崩れを気にしなければいけません。

それ以外にも、着物は洋服と違い細かな部分に注意を配る必要があります。段落そんな着物の所作ですが、初めは大変でも徐々に馴れてきます。また着物の所作が馴れてくることで、普段の所作も綺麗にできるようになります。またそのことで、行動に品をだすことができます。