関西を代表する港町・神戸。異国情緒な「北野」エリアをはじめ、神戸港の絶景を楽しめる「ベイエリア」など見どころ満載!そんな神戸で効率良く楽しみたい方におすすめのアクセス手段が神戸市内の観光地を回る循環バス「シティー・ループ」です。今回は「シティー・ループ」を使って1泊2日で楽しめる神戸観光の楽しみ方をご紹介します。
関西を代表する港町・神戸へはどうやって行くの?
神戸観光の拠点・三宮駅までは新幹線の発着駅・新神戸駅から地下鉄西神・山手線(せいしん・やまてせん)に乗って移動するのが便利です。新神戸駅から三宮駅まで2分でアクセスできますが、JRの切符では利用できず、別途210円(こどもは半額)かかりますので注意しましょう。
初めての神戸観光におすすめ!「シティー・ループ」とは?
初めて神戸観光を楽しみたい方には、神戸市内の主要観光地を巡って走る観光路線バス「シティー・ループ」が便利。1時間に3~5便走っており、歩きとバスを上手に利用しながら移動することをおすすめします。
また「シティー・ループ1日乗車券」も販売しており、1回乗車260円(子どもは130円)なので、3回乗ればモトが取れるほか、風見鶏の館や神戸ポートタワーなど30カ所以上の観光施設で料金割引があるので、チェックしてみて。
<運行時間>
【平日】9時からかもめりあ17時40分発(最終)まで1時間に3~5便運行
【土日祝日】9時からかもめりあ19時発(最終)まで1時間に3~5便運行
※各バス停の時刻表に関しては公式サイトでご確認ください。
<運賃>
【1回乗車】おとな260円、こども130円
※シティー・ループ1日乗車券はおとな660円、こども330円
<1日乗車券の主な発売箇所>
シティー・ループ車内、神戸市総合インフォメーションセンター(三宮)、新神戸駅観光案内所
<電話番号>
078-304-2226 (神戸交通振興株式会社 ポートアイランド営業所、9時~18時)
※観光の問い合わせは、078-303-1010(財団法人神戸国際観光コンベンション協会、平日9時~17時30分)
<URL>
https://www.shinkibus.co.jp/bus/cityloop/
【1】異国情緒が残る「北野異人館」巡りを楽しもう!
神戸に来たらまずは多くの異人館が点在する「北野エリア」を散策しましょう!三宮駅から歩いて15分のところにあり、江戸時代末期、神戸港開港後に多くの外国人が住んだ館が多く、歴史ある異人館を見学できます。
北野エリアのランドマーク「風見鶏の館」
北野坂からさらに坂道を階段を上がったところにある異人館。尖塔(せんとう)の上の風見鶏で有名ですが、風向きがわかるだけでなく、魔よけの役割もあるといわれています。建物はレンガ造りでモダンな雰囲気を感じさせるドイツの伝統様式を取り入れています。
館内には当時住んでいたドイツ人貿易商、G・トーマスについて紹介しているコーナーからトーマス夫人のサロンとして使われていた応接間、食堂などを見学できるほか、1階にある居間では記念写真を撮れます。
神戸港の絶景を楽しめる「うろこの家・うろこ美術館」
風見鶏の館からさらに坂道と階段を歩いた高台のところにある異人館。元々は外国人向けの高級借家として使われた建物で天然石スレートを貼ったうろこのような外壁が特徴的。
右側にある「うろこの家」ではアール・ヌーヴォーのシャンデリアがある娯楽室や神戸の街並みを楽しめるサンルームがあるほか、左側にある「うろこ美術館」では神戸出身の画家・堀江優画伯の絵画などが展示されています。
また庭にはガトリンのイノシシ像(愛称・ポルチェリーノ)が展示されており、イノシシの鼻をやさしく撫でると幸運に恵まれるといわれています。
サターンの椅子に座って願い事をしよう!「山手八番館」
「山手八番館」はうろこの家から少し歩いたところにある異人館。明治時代後期に建てられた建物でスペイン人画家・ピカソに影響を与えたタンザニアのマコンデ族などの彫刻作品や版画、タイの仏像などが展示されています。
見どころのひとつが「サターンの椅子」。ローマ神話に登場する農耕の神・サターンにちなんだもので、願い事が叶う椅子と伝わっています。女性は向かって右側、男性は左側に座って願いましょう♪
【2】神戸を代表する2大パワースポットを参拝しよう!
北野異人館でのパワースポット巡りだけでなく、恋愛成就や学業成就にご利益のある寺社仏閣があります。今回はシティー・ループでアクセスできるおすすめの神社をご紹介します。
神戸で人気の縁結びスポット「生田神社」
JR・地下鉄三宮駅から歩いて5~10分でアクセスできる神社。「ご縁結びのいくたさん」と呼ばれるように縁結びにご利益のあるパワースポットで縁結びの神として信仰されている稚日女尊(わかひるめのみこと)が祀られています。
本殿を参拝した後は、授与所で縁結びの水みくじ(1枚300円)を買って、奥にある「生田の森」へ行きましょう。森の中に水みくじができる池があり、池に浸すと文字が現れます。
学業成就におすすめ!神戸の眺望も楽しめる「神戸北野天満神社」
平安時代末期に創建された「神戸北野天満神社」。学問の神様として有名な菅原道真を祀っており、京都にある北野天満宮から勧請したことことから、「北野町」の地名の由来となった神社です。学問成就はもちろん、大願成就や恋愛成就にもご利益があります。
また境内には「叶い鯉」と呼ばれるスポットがあり、鯉の銅像に水をかけて祈願すると願い事が叶うといわれています。とくに水を「鯉にかける」ところから「恋とかける」ことから最近では、恋愛成就にもご利益があるといわれています。
参拝した後は神戸市内の眺望を楽しみましょう。風見鶏の館をはじめ、北野異人館の街並みや三宮の繫華街、さらに天気が良ければ神戸ポートタワーや神戸港を眺めることができます。異人館散策とあわせて訪れましょう。
【3】150年の歴史を誇るチャイナタウン「南京町」でテイクアウトグルメを味わおう!
神戸観光で欠かせないのが関西を代表する中華街・南京町の散策。横浜、長崎とともに日本三大中華街のひとつで幕末の神戸開港にあわせて、多くの中国人が元町に集住して市場を開いたのがはじまりといわれています。飲食店や雑貨・食材店など、約100店舗が集結しています。
行列ができる元祖豚まんのお店「老祥記」
まずは南京町を代表するお店で豚まんの元祖・老祥記(ろうしょうき)へ行きましょう。地元の方はもちろん、観光客も並ぶ人気店で1日約1万3,000個の豚まんが売れます。売り切れ次第で閉店となるので、早めに訪れることをおすすめします。
人気の豚まんは3個から注文可能。麹で発酵させた皮と醤油ベースの豚肉の餡との相性は抜群です!店内はもちろん、近くにある南京町広場で食べることができます。
リーズナブルなふかひれラーメンが味わえる「鮫麺屋」
「鮫麺屋(さめや)」はリーズナブルな価格でふかひれをトッピングしたラーメンが味わえるお店。とんこつや醤油、坦々の3つのスープをメニューによって使い分け、全18種類のラーメンを用意しています。
「すがた煮ふかひれラーメン」は500円(税込)とワンコインで味わえます。宮城県・気仙沼産のふかひれをトッピングしており、細麺ととろみのあるスープが絡み合って絶品です!
肉汁がたっぷり入った焼き小籠包が味わえる「YUNYUN」
JR・阪神元町駅に近くて南京町の東の入口である「長安門(ちょうあんもん)」から歩いたところにある「YUNYUN(ユンユン)」。お昼を中心に行列ができる人気店で、兵庫県民でお馴染みの「ケンミンの焼きビーフン」を使った福建焼ビーフン(税込400円)や小籠包が味わえます。
おすすめの「焼小籠包」はモチっとした生地を香ばしく焼いた皮の中から熱々の肉汁スープがたっぷり詰まったお肉が入った一品。カリッと食感とともに肉汁のジュワッとした風味を堪能できます。
人気の中国茶専門店「天福茗茶」
南京町の南の入口にある「海栄門(かいえいもん)」をくぐって少し歩いたところにある中国茶専門店「天福茗茶(てんふくめいちゃ)」。中国で1,500店舗展開しており、黒烏龍茶やジャスミンティー、タピオカを使ったドリンクを味わえます。
「珍珠奶茶(ちんじゅうないちゃ)」はミルクティーやジャスミンティー、カフェオレなど全部で13種類のタピオカが入ったドリンクを用意。濃厚な風味とともにさっぱりとした味わい、そしてモチモチで大粒のタピオカのほんのりとした甘さは絶品ですよ!