映画『キャプテン・フィリップス』のネタバレあらすじ
ここからは映画『キャプテン・フィリップス』の詳しいあらすじをご紹介します。内容の根幹に関わる部分に触れるため、ご都合に合わせてご覧ください。
ネタバレあらすじ①起
リチャード・フィリップス船長は、数多くの航海を乗り切ってたベテラン船長です。コンテナ船でケニアに荷物を運ぶ仕事を行う予定でした。
その頃、ソマリアにある海沿いの村では、日々の生活費のためにムセたちは海賊行為をしていました。フィリップス船長は、マースク・アラバマ号でオマーン港を出発します。
今回の仕事では、海賊行為が多いと噂になっているソマリア海域を通過しなければいけませんでした。船長の探知レーダーに、マースク・アラバマ号へ向かってくる2隻の船が見えました。
既にフィリップス船長は海賊たちに無線を聞かれていると感じていたため、脅しとして救援が向かっていると嘘の無線を流します。嘘の無線を信じた1隻が引き返していき、もう1隻がひるんだ隙に逃げました。
しかし翌日にまた海賊が現れます。マースク・アラバマ号の船員たちは、ホースから水を噴射して海賊たちの乗り込みを阻止しました。乗り込んでくるのは時間の問題として、危険を感じたフィリップス船長は、船員を機関室に集合させます。
ネタバレあらすじ②承
ついに海賊がマースク・アラバマ号に侵入してきました。フィリップス船長は、機関室の底にある床下のスペースに船員たちを隠します。船長の合図が出るまでは息を潜めて隠れているように、伝えました。
乗り込んできた海賊は4人です。海賊のリーダームセは船を逃げられなくするために操縦士を殺そうとしましたが、フィリップス船長がその場をうまくやり過ごします。
船内の状況を把握しているフィリップス船長は、海賊たちに船を案内する役割となりました。フィリップス船長と船員は案内する最中に海賊たち隙を見て、海賊たちのなかで1番若いビラルに怪我をさせます。
さらに船内の明かりを消して、リーダーのムセを捕縛しました。フィリップス船長が3万ドルを持って救命艇で船から出ていくよう、提案をします。
海賊のナジェは、フィリップス船長がいけ好かないらしく3万ドルの交渉を決裂させました。さらに、海賊たちは救命艇にフィリップス船長を引き込んで、そのまま連れ去ります。
ネタバレあらすじ③転
ここまでで、人質事件として報告を受けていたアメリカ海軍のベインブリッジ艦が事件の現場へと向かっていました。無線でのやりとりでリーダーのムセは「目的は金。金が手に入れば人質は殺さない」と答えします。
マースク・アラバマ号は、フィリップス船長を連れ去った救命艇を追っていました。フィリップス船長は、さきほど自分が怪我を負わせたビラルの怪我を手当します。
事件の解決を優先する海軍は、人質の救出を優先していました。特殊部隊SEALが人質救出のために動きます。海軍がすぐ傍に居ると知った海賊たちは、フィリップス船長を今後どうするかで揉めていました。
フィリップス船長はまだ自身の話を聞きそうなムセに降参するように説得しますが、「もう引き返せない」と却下されます。夜、用を足すために外に出たフィリップス船長は特殊部隊の飛行機に気付いて、海に飛び込みました。
その様子を見たナジェは、ムセが制止も聞かずに発砲します。フィリップス船長は無事でしたが、また海賊たちに捕まってしまいました。
ネタバレあらすじ④結
フィリップス船長に当たりの強いナジェは、海に飛び込んで逃げようとしたフィリップス船長を撲殺しようとしますが、他の海賊に止められます。この時点で海賊たちは、海軍に追い詰められていました。
この場を切り抜けたいムセは、無線で「人質を殺す」と宣告します。しかし、海軍からすぐに金を渡すという連絡が入りました。海賊たちが乗ってる救命艇を交渉に適した安全な海域まで引っ張るため、1人船から降りるように告げられます。
SEALの隊員たちは、いつでも突撃できる万全な用意を整えて待機してました。圧倒的に不利になりつつある状況に、ムセは後悔しています。フィリップス船長は、ムセに労働で金を稼ぐ方法があると説得しようと試みましたが「それはアメリカで通じる方法であって、自分たちにはできない」と言われました。
SEALは隙を見て渡した通信機で、フィリップス船長に立ち位置を指示しています。ムセは救命艇から降りました。救命艇が引っ張られている時、フィリップス船長は隙を見て家族への遺書を執筆します。
その様子に気付いたナジェが激昂したため、殴り合いになりました。ナジェがフィリップス船長を射殺しようとした時、SEALが海賊たちの姿を確認して、救命艇に乗っていた3人を射殺します。その後フィリップス船長は救出され、ムセは逮捕されました。