VFXアーティストが、業界の闇を告発している。

今回、あるVFXアーティストが、匿名を条件にエンタメ系ニュースメディア「Vulture」の取材に応じ、業界の実情を赤裸々に語った。

この人物の話によると、マーベル作品の制作が大変であることは、VFXメーカーの間では有名な話だという。とあるマーベル作品にたずさわったこの人物は、「半年近くの間、週7日勤務し、毎日残業だった。マーベルはとにかく、VFXアーティストを限界まで働かせる。同僚が私のとなりで突然泣き出したり、電話口で不安からくる発作を起こした人もいた」と打ち明けた。

マーベルは次々にヒット作を生み出していることから、VFXメーカーに対して大きな力を持っているという。そのため、機嫌をそこねると今後の受注に影響しかねない。このことからメーカー側はつねに知恵を絞って、マーベルの機嫌をとり続けているのだそうだ。