三方を海に囲まれ、豊かな自然が広がる青森県。海山の幸に富んだ郷土料理、良質の温泉、歴史遺産など魅力は尽きませんが、なんといっても「青森ねぶた祭」をはじめとする四大祭りははずせません。
とはいえ、どのお祭りも開催は夏の数日。そんなお祭りを一年中楽しめるのが、三沢市にある「星野リゾート 青森屋」です。青森の文化を体験できる温泉宿では、2022年4月に青森四大祭りのお囃子のショーを一度に楽しめる「みちのく祭りや」を大幅リニューアル。新たな演出と大胆な仕掛けで、熱気あふれる祭りの世界へ誘います。
県の東の玄関口・八戸から、中心地の青森駅・新青森駅周辺エリアまで、2泊3日の青森旅に出かけましょう。

※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、営業時間の変更や休業の場合があります。お出かけの際は事前にご確認ください。


モデルコースのポイント

・美食の宝庫・青森の旬の味覚を満喫
・迫力満点のショーで青森の四大祭りを体感!
・青森に根づいた縄文文化やアートにふれる



1日目

JR八戸駅


・ 車で約10分

11:30 八食センター

八戸名物が勢ぞろい。旅はじめは旬の魚介を炭火焼で

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=炭火で焼いた魚介は香ばしく身もふっくら。ご飯、郷土料理のせんべい汁、リンゴジュースなどのドリンクも用意、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

東北屈指の港町・八戸に着いたら、真っ先に訪れたいのがこちらの市場。八戸港で水揚げされたばかりの魚介を筆頭に、採れたての野菜や果物、乾物、菓子、雑貨など約60店舗が軒を連ねます。
旅初日のランチは場内で買った食材を炭火焼で味わえる「七厘村」へ。ホタテ、エビ、イカ、カキほか四季折々の海の幸や牛肉などを好みの焼き加減で楽しめます。先に利用料を払って席を確保してから場内をまわると効率的。店で買物する際は七厘村で焼いて食べる旨を伝えれば、焼きやすいようにカットしてもらえます。
八戸の美味の数々はお土産にもおすすめ。市場から直送も頼めるので、旅初日でも安心して買い物できます。

八食センター

青森県八戸市河原木神才22-2
市場棟9:00~18:00(七厘村の受付は~17:00) ※お盆・年末年始は変更あり
定休日:市場棟は水曜(祝日・繁忙期は営業)・1月1日
七厘村利用料(2時間)は中学生以上400円、小学生150円、小学生未満無料
0178-28-9311、七厘村直通 0178-29-4451


・ 車で約25分

13:30 カフェテラス ホロンバイル

海岸沿いで楽しむ絶景と絶品ソフトクリーム

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=「まきば」380円(コーン)。ワッフルコーンは440円、カップは 360円。奥は葦毛崎展望台、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

旬の海鮮を堪能した後は、青森で人気のソフトクリームが味わえるカフェへ。風光明媚な種差(たねさし)海岸にある「葦毛崎(あしげざき)展望台」の麓に建ち、多彩なフレーバーのソフトクリームが評判です。
なかでも生クリームをたっぷり使った「まきば」は、濃厚な味わいとミルク感で不動の人気No.1。太平洋を望む抜群の眺望も、ソフトクリームのおいしさをアップするポイントです。店特製の「マスクメロン」や「バナナ」もおすすめ。ソフトクリームは店内でのイートインもOK。フライドポテト、ドーナツ、カレーライス、ナポリタンなど、おやつや食事メニューも充実しています。

カフェテラス ホロンバイル

青森県八戸市鮫町先祖ケ久保10-3
9:00~17:00
定休日:1月1日
0178-33-2222


・ 車で約5

14:00 蕪嶋(かぶしま)神社

ウミネコが舞う、八戸の守り神

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=2020年に再建された社殿には青森県産の材木などを多く使用。菜の花が咲き誇る5月中旬は一段と色彩豊か、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている、陸続きの小さな島「蕪島」。毎年約3万羽のウミネコが3月上旬頃に飛来し、産卵・孵化を経て、8月頃には島を旅立ちます。
島の頂に鎮座する「蕪嶋神社」は福の神・弁財天を祀り、商売繁盛、開運、縁結びなどの神様として信仰を集めています。また「蕪」と「株」が同じ読み方なことから、株価や人望の株が上がるご利益があるといわれる御守も人気です。
繁殖期の参拝は足元のウミネコだけでなく、頭上からのフンにも要注意。もしフン(運)が命中しても、それは縁起が良い証拠。社務所に申し出れば「会運(かいうん)証明書」をいただけます。

蕪嶋神社

青森県八戸市鮫町鮫56
8:45~17:20(冬季は~16:30)
定休日:なし
0178-34-2730


・ 車で約40分(有料道路経由の場合)

16:00 星野リゾート 青森屋

テーマパークのような温泉宿で青森文化を丸ごと体験

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

「のれそれ青森 ~ひとものがたり~」をテーマに、祭り、食、伝統工芸、方言など青森の文化を目一杯楽しめる温泉旅館。毎晩開催される「みちのく祭りや」での青森四大祭りのショーは、実際の祭りに引けを取らない熱気で迫力満点。季節ごとの馬車体験や源泉かけ流しの温泉など、青森の魅力をたっぷり満喫できます。

【最高水準のコロナ対策宣言】
皆様により安心してお過ごしいただけるよう、「衛生管理」と「3密回避」の2つの対策軸を掲げ、全施設において従来のサービスを進化させた感染症対策を実施しています。

おすすめの客室

うんかん

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

ゲストルームは「八幡馬」「南部裂織(さきおり)」「八戸焼」など青森の伝統工芸品を設えた客室や、ねぶた尽くしの客室など郷土色豊か。なかでも高層階11階、12階の特別室「うんかん」は広々としたリビングと寝室に分かれ、大きな窓からは公園を一望。青森ヒバの湯船を備えた極上の空間に胸躍ります。

16:30 りんごジュースの出る蛇口

体験必須! 蛇口をひねってりんごジュースのウェルカムドリンク

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=青森県はリンゴの生産量日本一のリンゴ王国。時間外に出る「枯れました」のかわいい看板も必見、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

客室で一息ついたら、お祭りムードの「じゃわめぐ広場」へ。ここではずせないのが青森屋名物の「りんごジュースが出る蛇口」。本物のリンゴの木に付いた蛇口をひねると冷たいリンゴジュースが出る、遊び心いっぱいの人気スポットです。

17:00 公園散策・足湯

温泉の足湯でぽかぽか。オレンジ色の夕景にほっこり

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=公園は1周歩くと30~40分ほど。足湯にはタオルもあるので手ぶらでOK、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

夕食前に敷地内の公園をおさんぽしてみましょう。大きな池、茅葺屋根の古民家、四季折々の自然が織りなす景色は、まるで日本の原風景。疲れたら公園を見渡す足湯でひと休み。日暮れとともに変わりゆく夕景に、旅の期待が高まります。

18:00 ビュッフェレストラン「のれそれ食堂」

青森の郷土の味覚とできたて料理を召し上がれ

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=割烹着姿のかっちゃ(お母さん)が笑顔でお出迎え、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

夕食はビュッフェレストランで。ライブキッチンでは帆立の出汁醤油焼き、海鮮の炉端焼き、牛肉の鉄板焼きなど目の前で仕上げる料理がお待ちかね。郷土料理からリンゴのデザートまで、品数豊富でお腹も心も満たされます。

19:30 大浴場

四季を映す「浮湯」で源泉かけ流しの温泉を満喫

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=露天風呂「浮湯」。春の「桜灯りの湯」、冬の「ねぶり流し灯篭」など季節ごとに趣も変化、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

名湯・古牧温泉も宿の大きな魅力です。池に張り出した露天風呂「浮湯」は、水に浮かんでいるような感覚で開放感抜群。とろりとした肌触りの湯は、pH 9.1のアルカリ性単純温泉。源泉かけ流しの贅沢な湯浴みで、旅の疲れが癒されます。

21:00 「みちのく祭りや」鑑賞

祭りの熱気を体感!「青森四大祭りのショー」

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=客席を囲むような形のパフォーマンスエリア。会場全体を沸かせる一体感と迫力は圧巻!、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

「みちのく祭りや」での青森の四季と祭りの熱気を表現するショーは、宿一番のお楽しみ。青森ねぶた祭など青森四大祭りのお囃子のショーを毎晩開催します。太鼓、笛、手振り鉦(がね)が響き渡り、実際の祭りのような臨場感に包まれます。


2日目

07:00 ビュッフェレストラン「のれそれ食堂」

好きな海鮮を好きなだけ。「うめじゃ丼」でパワーチャージ

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=「うめじゃ」は方言で「おいしい」という意味。食べれば思わずつぶやいてしまうかも、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

おすすめは旬の海鮮をご飯に乗せる「うめじゃ丼」。ホタテ、サーモン、甘エビなど好みの具をトッピングすればマイ海鮮丼のできあがり。ホタテの味噌とろろ焼きやイカの塩辛といったご飯に合う総菜も豊富で、朝から元気が湧いてきます。

09:00 季節の馬車

季節ごとの馬車で、馬と暮らす青森文化を体験

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=1周20分ほど。見頃の花やフォトスポットなど公園内の見どころも案内、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

名馬の産地として知られた青森県南部地方。馬を家族同様に大切にしてきた文化を体験できるのが、馬車での公園めぐりです。春の「花より団子馬車」、冬の「ストーブ馬車」など四季で装いをチェンジ。お馬さんとのふれあいも楽しみです。


・ 車で約35分

10:30 八戸酒造

歴史が香る蔵をめぐり美酒を堪能

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=右から「陸奥八仙 特別純米」720ml 1,650円、「青森ヒバCASK2022 -Char-」「MINATO DISTILLERY 山椒スピリッツ」各2,200円、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

2日目は「陸奥男山」や「陸奥八仙」などの銘酒で名高い、1775年(安永4年)創業の酒蔵へ。青森県産の米と酵母、八戸の蟹沢地区の名水を用い、環境と健康に配慮した酒造りを続け、2021年「世界酒蔵ランキング」で1位に輝きました。
自慢のお酒はもちろん、漆喰の土蔵や赤レンガの蔵など大正時代の建物も必見。6つの建物が国の登録有形文化財で、蔵見学もできます。近年は日本酒に加え、新たなジャンルの酒造りにも挑戦。湊蒸留所「MINATO DISTILLERY」を立ち上げ、多彩な蒸留酒を製造しています。また、酒粕が主原料のバスボム「八仙美人の湯」も話題で、プチギフトにおすすめです。

八戸酒造

青森県八戸市湊町本町9
蔵見学は10:00~16:00(最終受付15:00)※HPまたは電話で要予約
定休日:土・日曜(冬季は土曜も営業)
蔵見学は試飲付き500円
0178-33-1171


・ 車で約3分

12:00 みなと食堂

並んでも食べたい。青森の美味満載の海鮮丼

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=「漁師の漬丼」1,900円。数量限定で時季により内容が変わる場合あり、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

美酒の後は海鮮料理の名店へ。陸奥湊駅近くの「みなと食堂」は第1回全国丼グランプリの海鮮丼部門で金賞に選ばれた店。海の幸たっぷりの丼を求めて、全国から多くの人が行列覚悟で足を運びます。
おすすめは旬の魚介を盛り込んだ「漁師の漬丼」。肉厚のホタテ、弾力のあるイカ、タコ、甘エビ、イクラ、マグロなど多彩な魚介を秘伝のタレにくぐらせて盛った豪華な丼です。青森県産地鶏の卵黄と絡めれば、より濃厚な味わいで箸が止まらなくなること請け合いです。看板メニューは漁師めしから着想を得た「平目漬丼」で、ヒラメを低温熟成させることで旨味をアップ。一度味わえばリピート必至の逸品です。

みなと食堂

青森県八戸市湊町久保45-1
6:00~14:00(L.O.13:30)
定休日:日曜(祝日の場合は営業)、年末年始
0178-35-2295


・ 車で約20分

13:30 八戸市埋蔵文化財センター 是川(これかわ)縄文館

鑑賞&体験で縄文時代にタイムスリップ

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=約3,500年前頃のものと推定される国宝「合掌土偶」。修復した跡があり、大切に扱われていたと考えられている、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

縄文時代の遺跡が数多く残る青森県。「是川縄文館」では世界遺産の「是川石器時代遺跡」をはじめ、「風張1遺跡」など八戸市内から出土した土器、土偶、漆器ほか約600点を展示しています。
見どころ豊富な展示のなかでも目を引くのが、遮光器土偶など数々の土偶。表情豊かで様々なポーズの土偶を眺めていると、思わず笑みがこぼれてしまいます。最奥の展示室に控えるのは国宝の「合掌土偶」。座って手のひらをあわせた土偶で完全な形のものでは国内唯一という貴重な作品です。
毎週日曜には勾玉作りや火起こしなどの縄文体験も開催。ショップでは土偶をモチーフにしたグッズが人気です。

八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館

青森県八戸市是川横山1
9:00~17:00(入館は~16:30)
定休日:月曜(祝日・振替休日の場合は開館)、祝日・振替休日の翌日(土・日曜、祝日の場合は開館)、12月27日~1月4日 ※ほか臨時開館・臨時休館あり
大人250円、高校・大学生150円、小・中学生50円(特別展期間中は大人のみ特別展料金)
0178-38-9511


・ 車で約35分(有料道路経由の場合)

16:00 じゃわめぐ広場

活気あふれる広場でお祭り気分を体感

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=春の「たんげ花咲かまつり」ではねぶたの花咲かじいさんが出現。、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

宿に戻ってひと休みした後は、にぎやかムードの「じゃわめぐ広場」へ。四季で装飾が変わり、季節感いっぱいのイベントを開催。春は運勢が津軽弁で書かれた花みくじ、秋は生のリンゴが出るガチャガチャなど、時季ごとの催しが登場します。

17:30 南部曲屋

青森の豊かな自然が育む海の幸・山の幸を堪能

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=池のほとりにあり、刻一刻と変わる夕景や四季の風情が美食を彩る、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

古民家レストラン「南部曲屋」での夕食は、青森に伝わる七つの子(魚卵)と八つの珍味(魚介)を取り入れた「七子八珍会席」。アワビの出汁とウニが絶妙な郷土料理「いちご煮」など、贅を尽くした地場の美味は青森の銘酒と相性抜群です。

19:30 八幡馬ラウンジ

限定ラウンジで憩いのひととき

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=ラウンジを彩るのは南部地方に伝わる郷土玩具「八幡馬」。ソファー席のほか夜景を見渡すテラス席もあり、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

食後は「八幡馬ラウンジ」でくつろぎタイム。チケット購入者限定なので、ゆったり過ごせます。まずはお菓子で一息(午前中は抹茶と干菓子)。ドリンクはリンゴの微発泡酒・シードル、地酒、コーヒー、ごぼう茶などを味わえます。

21:00 大浴場

「浮湯」でレジャーの疲れをリフレッシュ

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=滝が流れ落ちる庭は十和田湖や八甲田山など青森の自然を表現、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

2日目のお風呂はショーでにぎわう時間帯がおすすめ。露天風呂に浸かれば、熱気あふれるショーの音色が聞こえてくることも。祭りの余韻に浸っていると、体の疲れもすっかり解消。1日目と異なるお祭り体験は連泊ならではの楽しみです。


3日目

05:00 元湯

青森に残る朝風呂文化をレトロな外湯で体験

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

元湯までは徒歩10分ほど。5時から9時までは宿泊者専用 漁師が冷えた体を温めに温泉を利用する朝風呂文化が根づく青森。3日目は早起きして外湯の「元湯」へ。浴室の窓を彩るのは地元のガラス工芸「津軽びいどろ」。湯上がり処にも津軽びいどろの浮玉照明を使い、温かみのある空間でくつろげます。

07:00 南部曲屋

朝日が注ぐ古民家で郷土食豊かな朝食を

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

米は青森県産をオリジナルでブレンド。土鍋で炊き上げるご飯はふっくらつやつや 朝食は青森の味覚が並ぶ彩り豊かな「ふるさと御膳」。郷土料理の帆立の味噌貝焼きやねぶた漬け和え、焼き魚や厚焼き玉子をおともに、朝からご飯が進みます。滋味豊かなシジミ貝の味噌汁で体が温まったら、宿を出発しましょう。

09:30 星野リゾート 青森屋を出発


・ 車で約1時間20分(有料道路経由の場合)

11:00 青森県立美術館

青森出身アーティストの感性あふれる作品が集う

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=「あおもり犬」(奈良美智 2005 年)©Yoshitomo Nara 2005、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

縄文文化を育んだ風土により、常に芸術に親しみ多彩な作家を輩出してきた青森。こちらの美術館では、板画家・棟方志功、現代美術家・奈良美智、ウルトラマンをデザインした成田亨など、主に青森県出身の作家の作品を所蔵・展示しています。白壁の独創的な建物は、隣接の世界文化遺産「三内丸山遺跡」の発掘現場から着想を得て設計。斬新な建築美も見どころです。
弘前市出身の奈良美智が手がけた「あおもり犬」は、高さ約8.5mの美術館のシンボル的存在。眺める角度でさまざまな表情を見せ、人々を惹きつけます。巨匠・シャガールが描いたバレエ「アレコ」の舞台背景画など、海外作家の作品も見逃せません。

青森県立美術館

青森県青森市安田近野185
9:30 ~17:00(入館は~16:30)
第2・第4月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 ※ほか展示替え等による臨時休あり
大人510円、高校・大学生300円、小・中学生100円(企画展は別途)
017-783-3000


・ 車で約10分

13:00 長尾中華そば 西バイパス本店

ご当地ラーメンは必食。煮干し香る津軽ラーメンに舌鼓

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=インパクト抜群の「ごぐにぼ」900円。青森県産豚モモと珍しい皮付きの豚バラの2種のチャーシューも美味、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

青森のご当地ラーメンといえば、煮干しや焼き干しで出汁を取る「津軽ラーメン」。「長尾中華そば」は昔ながらの津軽ラーメンに加え、鶏ガラや豚骨などの白湯に煮干しをあわせた濃厚な「新・津軽ラーメン」を打ち出し、話題を集めています。スープの煮干しは厳選した数種類を独自の配合でブレンド。かんすい不使用の麺は国産小麦の香り豊かで、煮干しスープの風味を引き立てます。
注目は、煮干しをガッツリ効かせた「ごぐにぼ」。極太の麺によく絡むスープは煮干しの香りと旨味が際立ち、濃厚ながらも飽きのこない味わいです。他、定番の「あっさり」もおすすめ。津軽ラーメンの奥深さに驚かされます。

長尾中華そば 西バイパス本店

青森県青森市三好2-3-5
7:00~21:00(L.O.20:45)※スープ切れで閉店の場合あり
定休日:なし
017-783-2443


・ 車で約10分

14:00 ねぶたの家 ワ・ラッセ

ねぶたのすべてを集結。一年中ねぶた祭の世界へ

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=ねぶたは伝説や歌舞伎、武将などを題材に制作。細部までじっくり見学できるのも魅力、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

東北を代表する夏祭り「青森ねぶた祭」を知る上ではずせないのが、こちらのミュージアム。ねぶた祭の歴史や制作工程、ねぶたの制作者「ねぶた師」などを展示や映像で紹介しています。
2階まで吹き抜けの「ねぶたホール」に並ぶのは、実際の祭りに出陣した大型ねぶた。幅9m、高さ5m、奥行7mの色鮮やかなねぶたが4台連なる様は圧巻です。ねぶたのパーツにさわれる「タッチねぶた」も必見。複雑な骨組みや和紙の質感などがよくわかり、青森の人々のねぶたにかける思いが伝わってきます。
ステージでは1 日3回、ねぶた囃子の演奏を実施。ショップにはTシャツや雑貨などのねぶたグッズが並びます。

ねぶたの家 ワ・ラッセ

青森県青森市安方1-1-1
9:00~18:00(5~8月は~19:00)※入場は30分前まで、ふるさとショップ アイモリー9:00~18:30(5~8月は~19:30)
定休日:8月9・10日、12月31日、1月1日
ねぶたミュージアム・ねぶたホールは大人620円、高校生460円、小・中学生260円
017-752-1311


・ 徒歩約1分

15:30 A-FACTORY(エーファクトリー)

青森県産のリンゴ100%のシードルをお土産に

「星野リゾート 青森屋」で青森文化を目一杯楽しむ2泊3日|おすすめモデルコース
(画像=「アオモリシードル」(スタンダード)750ml 2,098 円 、 375ml 1,098 円 、 200ml 598 円、『星野リゾート みちくさガイド』より引用)

旅のラストは青森のおいしいものが集うスポットへ。ワ・ラッセ近くの「A-FACTORY」は、リンゴが原料の微発泡酒・シードルの工房とフードマルシェを備える複合施設です。 オリジナルブランド「アオモリシードル」の原料となるリンゴは100%青森県産。ふじとジョナゴールドのブレンドから生まれるシードルは、きめ細やかな泡立ちで、甘みと酸味のバランスが絶妙です。シードルは甘口・辛口など各種用意。ジョナゴールドのみで造るノンアルコールの「アップルソーダ」も人気です。
マルシェでは青森自慢の味覚が勢揃い。シードルとあわせてお土産選びも楽しみです。

A-FACTORY

青森県青森市柳川1-4-2
物販ショップ10:00~19:00、飲食ショップ11:00~18:00(L.O.17:30)※時期により変動あり
不定休
017-752-1890

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

記事公開:2022/07/27

提供・星野リゾート みちくさガイド

【こちらの記事も読まれています】
雨が降っても楽しめる。箱根のおすすめ観光スポット5選
アートとクラフト、美食を巡る金沢の女子旅
大町エリアでお土産選びにおすすめの店5選。ご当地グルメから民芸品まで
旭川エリアで地元の方々がおすすめする穴場のランチスポット5選
神話伝説が息づく、霧島市の気候と服装を知っておこう!