映画『レオン』の大ヒットで世界的名声を得て、今やヒットメーカーとしての地位を不動のものとしたリュック・ベッソン監督。そのフィルモグラフィは名作ばかりです。今回は、リュック・ベッソン監督のおすすめ映画作品をランキング形式で紹介いたします。

フランスが生んだ名監督「リュック・ベッソン」のプロフィール

名前:リュック・ポール・モーリス・ベッソン(Luc Paul Maurice Besson)
生年月日: 1959年3月18日 (年齢 60歳)
生まれ: フランス パリ 15区
代表作:『ニキータ』(1990)『レオン』(1994)『フィフス・エレメント』(1997)

『グランブルー』『ニキータ』などの作品でスマッシュヒットを放ち、1994年の『レオン』の大ヒットで大ブレイクを果たしました。同世代のフランス人監督に、ジャン=ジャック・ベネックスやレオス・カラックスがおり、その早熟な才能を持つ3人は「恐るべき子供たち」と称され、映画界に衝撃的な登場を果たしました。

また、共演した映画女優と恋に落ち、妻に迎えることも多いことで知られていますが、離婚歴も豊富です。恋多きフランス人を地でいくようなキャラクターも注目の的となっています。

リュック・ベッソン監督の映画ランキングTOP20!

フランス映画にしては珍しいエンターテイメント性の高い映画づくりが特徴のリュック・ベッソン監督。彼が参加した映画作品おすすめTOP20を紹介いたします。

リュック・ベッソン監督の映画ランキング第20位:コロンビアーナ

  • 作品名:コロンビアーナ(Colombiana)
  • 製作年:2011年
  • 製作国:フランス・アメリカ合衆国
  • 製作:リュック・ベッソン
  • 監督:オリヴィエ・メガトン
  • 脚本:リュック・ベッソン
  • 主演:ゾーイ・サルダナ

リュック・ベッソンが製作・脚本でクレジットされている作品で、リュック・ベッソンの出世作である『ニキータ』『レオン』の系譜に連なる暗殺者をヒロインに据えたアクション映画です。主演に『アバター』のゾーイ・サルダナを迎え、ベッソン節を利かせたドラマチックな作品に仕上がっています。

リュック・ベッソン監督の映画ランキング第19位:アトランティス

  • 作品名:アトランティス(Atlantis)
  • 製作年:1991年
  • 製作国:フランス
  • 製作/監督/脚本:リュック・ベッソン

1991年にリュック・ベッソン監督が手がけた海洋ドキュメンタリー作品です。ベッソン監督は1988年に『グラン・ブルー』という海洋映画で海に魅せられた男たちを描いていますが、「海」というモチーフもベッソン監督の作品でたびたび現れる重要な要素です。

本作では海の青さ、深さが神秘的な表彰で描かれていますが、その神々しさをさらに高めているのがエリック・セラの音楽です。ドキュメンタリーなので劇的なドラマはありませんが、洋々たる海の美しさに浸ることのできる作品です。

リュック・ベッソン監督の映画ランキング第18位:アデル ファラオと復活の秘薬

  • 製作年:2010年
  • 製作国:フランス
  • 製作/監督/脚本:リュック・ベッソン
  • 主演:ルイーズ・ブルゴワン、マチュー・アマルリック

第一次世界大戦前のフランスを舞台に展開する歴史ロマンアドベンチャー映画です。女流ジャーナリストのアデルが、古代エジプトに伝わるという復活の秘薬を求めて探し回ります。古代に絶滅した恐竜なども登場し、スリル満点の迫力ある冒険映画です。

リュック・ベッソン監督の映画ランキング第17位:TAXi

  • 作品名: TAXi(タクシー)
  • 製作年:1997年
  • 製作国:フランス
  • 製作:リュック・ベッソン
  • 監督:ジェラール・ピレス
  • 脚本:リュック・ベッソン

リュック・ベッソン製作によるヒットシリーズで、フランスのマルセイユの街中を疾走するカーアクション映画です。アクションシーンの大胆なカメラワークや疾走感を表現する編集など、これまでのカーアクション映画に新風を呼び込んだ画期的な作品となりました。

リュック・ベッソン監督の映画ランキング第16位:アーサーとふたつの世界の決戦

  • 作品名:アーサーとふたつの世界の決戦(Arthur et la guerre des deux mondes)
  • 製作年:2010年
  • 製作国:フランス
  • 製作/監督/脚本:リュック・ベッソン

2006年の第1作『アーサーとミニモイの不思議な国 』より始まったファンタジーアニメーション映画の三部作最終章です。実写と3Dアニメーションで構成され、リュック・ベッソンのイマジネーションの新たな形として発表され、好評を得たシリーズ作品です。

リュック・ベッソン監督の映画ランキング第15位:最後の戦い

  • 作品名:最後の戦い(Le Dernier combat )
  • 製作年:1983年
  • 製作国:フランス
  • 製作/監督/脚本:リュック・ベッソン
  • 主演:ジャン・レノ
  • 音楽:エリック・セラ

1983年に公開されたリュック・ベッソン監督の長編デビュー作です。文明崩壊後の近未来の地球を舞台に、生存をかけた男たちの死闘を描いた意欲作です。全編モノクロでセリフを排した演出が特徴です。

本作品で、のちにベッソンファミリーを成すジャン・レノ、エリック・セラが顔を合わせています。デビュー作にして特異な映像センスが見られるという点でも注目作です。

リュック・ベッソン監督の映画ランキング第14位:トランスポーター

  • 作品名:トランスポーター(The Transporter)
  • 製作年:2002年
  • 製作国:フランス/アメリカ合衆国
  • 製作:リュック・ベッソン
  • 監督:ルイ・レテリエ
  • 脚本:リュック・ベッソン
  • 主演:ジェイソン・ステイサム

ジェイソン・ステイサムの当たりシリーズとして知られる人気アクション映画です。このシリーズで、カーアクションが得意なリュック・ベッソン監督が、製作・脚本を務めています。第1作目では一部のシーンをリュック・ベッソン監督が演出をしています。

リュック・ベッソン監督の映画ランキング第13位:LUCY ルーシー

  • 作品名:LUCY ルーシー(Lucy)
  • 製作年:2014年
  • 製作国:フランス
  • 製作:ヴィルジニー・ベッソン=シラ
  • 監督/脚本:リュック・ベッソン
  • 主演:スカーレット・ヨハンソン/モーガン・フリーマン

特殊な麻薬の力で脳が覚醒し、超人的な能力を身につけてしまう女性の苦悩と戦いを描くSFアクション映画です。リュック・ベッソン監督の才気煥発なアイデアが秀逸な作品です。

なお、この作品のプロデューサーを務めるのは、リュック・ベッソン監督の4人目の妻であるヴィルジニー・ベッソン=シラです。

リュック・ベッソン監督の映画ランキング第12位:サブウェイ

  • 作品名:サブウェイ(Subway)
  • 製作年:1985年
  • 製作国:フランス
  • 製作/監督/脚本:リュック・ベッソン
  • 主演:クリストファー・ランバート、イザベル・アジャーニ

1985年、リュック・ベッソンが監督した長編2作目であり、はじめてハリウッドから招いた俳優で撮った出世作です。主演は当初、歌手のスティングと女優シャーロット・ランプリングで予定されていましたが、結局、クリストファー・ランバートとイザベル・アジャーニに決まりました。俳優陣は他に、ジャン=ユーグ・アングラード、ジャン・レノが出演しています。

音楽は盟友エリック・セラが担当し、スリリングな展開をサウンド面で強化することに成功しています。

リュック・ベッソン監督の映画ランキング第11位:ヴァレリアン 千の惑星の救世主

  • 作品名:ヴァレリアン 千の惑星の救世主(Valérian et la Cité des mille planètes)
  • 製作年:2017年
  • 製作国:フランス
  • 製作/監督/脚本:リュック・ベッソン

フランスの人気漫画シリーズ『ヴァレリアン』を映画化したリュック・ベッソンのSFアクション映画です。これまで何度も映画化を熱望しながら実現にたどり着きませんでしたが、2017年に満を持して発表した作品です。

人間よりもモンスターが多く登場するため、ポストプロダクションに莫大な時間とコストをかけた意欲作として取り組まれました。