映画『アクト・オブ・バイオレンス』のネタバレあらすじ
ここからは、映画『アクト・オブ・バイオレンス』の詳しいあらすじを紹介します。まだ本作を鑑賞していない方は内容の根幹に触れますので、都合に合わせてご覧ください。
ネタバレ①起
デクラン、ブランドン、ローマンの3人は兄弟揃って、いじめられている子どもを助けていじめっこに制裁を与えるなど、正義感が強い子どもでした。デクランはそれから15年後、軍人となってアフガン戦争から帰国しますが、後遺症に悩みます。
エイヴリー刑事は、女性刑事のベイカーと麻薬組織のアジトに乗り込み、制圧しました。犯人たちを射殺した現場で、麻薬漬けにされて殺された女性を発見します。
ローマンは婚約者のミアをブランドンに紹介するために、ブランドン夫妻が暮らす家に来ました。到着した家には長男のデクランもいたので、独身最後の夜にストリップバーへ行きます。
一方でミアも、友人のヘイリーと集まってお酒を飲んで騒いでました。ミアは運悪く、麻薬組織の人間に目をつけられて拉致されてしまいます。身の危険を感じた時に婚約者のローマンに連絡しましたが、ローマンは独身最後の夜を楽しんでいたため電話に出ません。
しかし、ミアからの連絡が気にかかったローマンは折り返し電話をしましたが、ミアは既に拉致されたあとだったので出ませんでした。ミアの危機を感じたローマンは、デクランたちと合流して3人でミアを探します。
ネタバレ②承
ミアのGPSを辿って到着したのは、大きな家でした。軍人だったので腕に自身があったため、3人は武装して乗り込みます。銃撃戦を乗り切って、突き進むと麻薬を打たれて動けなくなった女性たちが拘束されていました。
ミアを探すローマンたちでしたが、そこに警察が現れます。3人は「ミアの捜索は警察に任せて欲しい」と言われて、エイヴリーに言われました。
帰宅した3人は「警察に任せていると手遅れになってしまう」と話し合った末に、麻薬組織のアジトに乗り込むための武器を集めます。最後にミアと一緒に居たヘイリーに事件当時の状況を聞きました。すると、ミアを拉致した中心人物はマックスだと判明します。
その頃、マックスはミアを拉致した部下たちに「さらうと面倒な事態に発展する女をさらうなとあらかじめ言ってたはずだ」と部下たちを射殺していました。
ネタバレ③転
3人は麻薬組織の人間が乗っている車を発見して、乗っていた人間を全て射殺します。エイヴリーは、警察署の署長に麻薬組織が人身売買もやっていると報告しますが、署長はあまり関心がないようでした。
3人はミアを拉致した現場にいた麻薬密売人を脅して、首謀者や居場所を聞き出します。しかしミアは自力で脱出していました。ミアの居場所だと聞いていたアジトで、再び銃撃戦になります。
ミアは手に埋められていたGPSによって、再び麻薬組織にさらわれてしまいました。再び手がかりがない状態に戻ったうえに、麻薬組織が司法取引を持ちかけてきたため、ミアの件を問えなくなります。さらに、3人が家に帰ると、ブランドンの妻が殺されていました。
ネタバレ④結
3人はミアをさらったマックスがいるアジトに張り込みを開始します。ミアだけでなく、他のさらわれた女性たちが大型トラックの荷台に入れられてました。
3人はタイミングを見計らって、銃撃し始めます。一通り、麻薬組織の構成員を射殺して、捕まっていた女性たちを助けました。ミアを助け出したデクランは、手に埋められたGPSをナイフで取り出します。
しかしマックスが引き連れてきた麻薬組織の構成員たちによって、再び銃撃戦になりました。そして、長男のブランドンが銃撃の果てに射殺されます。マックスは姿を消しました。
エイヴリーは翌日に、銃撃を繰り返した罪によってデクランとローマンが逮捕されているのを目撃します。エイヴリーはその後署長に警察の証であるバッジを返して、警察署を出てマックスのアジトへ行きました。
マックスを目の前にしたエイヴリーはマックスの頭を銃で打ち抜き、それからも繰り返し何発も銃弾を浴びせます。エイヴリーは3人の復讐を成し遂げました。
見どころ
本作の見どころは、巨悪に立ち向かう兄弟の絆です。婚約者を救う物語ですが、立ち位置を変えると苦境に立たされた弟を兄が救う物語でもあります。銃を使った戦闘シーンには緊張感があるので、一層戦いの厳しさを感じられることでしょう。
テーマとしては重たい部分があるものの、ミアがさらわれてから救出に突入するまでも非常にテンポが良いため、中だるみを感じずに鑑賞しやすい映画です。
アクションや救出劇が好きな方には特におすすめの映画となっています。主人公たちが不条理な悪に立ち向かう姿をぜひ鑑賞してみましょう。