3期連続で営業利益が赤字となった大戸屋。そんななか、2022年4月にオープンした店舗で、ごはんのおかわりが自由になるサービスを導入しました。おかわり自由のサービスの狙いは何なのでしょうか。

3期連続で営業利益が赤字の大戸屋

「大戸屋ごはん処」などを運営する大戸屋ホールディングス(HD)は2022年3月期の決算で、本業のもうけを示す営業利益が5億9,400万円の赤字となりました。これで、2020年3月期から3期連続で営業利益は赤字です。

2020年9月、「牛角」など多くの外食チェーンを運営するコロワイドに買収されたあと、人件費の削減や物流の効率化など徹底的なコストカットを図ってきました。しかし、新型コロナ禍の影響もあり、業績回復は道半ばです。

2020年3月期の営業利益は6億4,800万円の赤字、翌期は新型コロナ禍の影響もあって33億4,300万円の赤字です。2022年3月期は2020年3月期よりも赤字幅が減少している点は、希望が持てるところではないでしょうか。大戸屋HDは2023年3月期に14億500万円の営業利益を予想しており、売上の回復に意欲を見せています。