沖縄県八重山諸島にある竹富島は、石垣島から高速船に乗って約10分で到着します。島内は徒歩かレンタサイクルで移動できる小さな島で、白い砂浜とターコイズブルーの海に囲まれています。魅力的なのは海だけでなく、古き良き沖縄の文化が残る竹富島集落など、味わいのある離島を存分に楽しむことができるでしょう。八重山諸島のほとんどは石垣島からフェリーで向かいますが、竹富島は石垣島から最も近く、所要時間も短いため手軽に行き来できる島です。
竹富島ゆがふ館
フェリーを降りてまず最初に見えるのは、竹富島ゆがふ館という建物です。こちらは竹富島の自然と伝統文化を紹介する施設で、館内にはギフトショップがあり、休憩所として利用することも可能です。
港を出てすぐの場所にあるので、ここで少し知識を得てから島を歩くのもいいですし、帰りの船の待ち時間に立ち寄ってみてもいいでしょう。開館時間は8:00~17:00、入館料は無料です。
白い砂浜とターコイズブルーの海が素晴らしい
透明度の高い遠浅の海
離島の魅力はなんといっても海ですね。キラキラと輝く白い砂浜に、透明度の高い遠浅の海がどこまでも続きます。
南国の海の色はバラエティーに富んでいて、場所によって様々なブルーが表れています。太陽が水面を照らすとさらにその表情は豊かになり、可愛らしくも美しい海の色に、思わずため息が出てしまいます。
竹富島の人気スポット西桟橋
竹富島の人気スポットである西桟橋は、美しいサンセットが見れることで知られています。橋の先端に立つと視界は一面海となり、遠くに西表島の姿を見ることができます。
ここは西表島へ渡る船を出す場所として、1971年頃まで使用されていたそうです。今では国の有形文化財に登録され、島の観光名所として注目を集めています。
星の砂が見つかるカイジ浜
西桟橋からしばらく歩くとカイジ浜に続きます。ここは真っ白な砂浜が魅力の美しいビーチで、星砂の浜(ほしすなのはま)とも呼ばれています。
人々はビーチにしゃがみこんで一生懸命に星の砂を探していますが、実際にはそう簡単に見つけることができません。少々根気が必要ですが、無数の砂の中から運よく出会うことができたなら、まるで四葉のクローバーを探し当てたときのように、ラッキーな出来事が訪れそうです。
沖縄伝統文化が残る竹富島集落
沖縄の民家といったら赤瓦の屋根にシーサーのイメージですが、近代化された場所ではそれを見かけることも少ないでしょう。竹富島はそんな昔ながらの姿がそのままの形で残っていて、それらは現在も民家として使用されています。
道路はアスファルトではなく、白い砂がきれいに敷かれています。道の隅には鮮やかな花が咲いていて、屋根や玄関先にいるシーサーがさらに南国をムードかき立てます。このような民家は、今や沖縄の中でも貴重なのではないでしょうか。竹富島の集落はなかなか見ごたえのあるエリアです。
南国フルーツで作られたフレッシュジュース
道を歩いていると、民家がカフェや食堂となっているのをたくさん見かけます。古い建物がオシャレに内装されていて、雰囲気のある心地の良い空間が作られています。
こちらのちろりん村というカフェのおすすめメニューは、やはり沖縄の新鮮フルーツを搾ったフレッシュジュースでしょう。南国のフルーツは濃厚で格別に美味しく、それを搾りたてでいただけるのはなんとも贅沢なひと時です。
暑い日には何杯でも飲めてしまいそうですが、せっかくの機会ですので、いろんなフレッシュジュースを味わってみてください。夜はバーになっているそうで、島に宿泊の際には寄りたいお店です。
竹富島を歩くときの注意点
ドリンクはあらかじめ用意すること
竹富島にはコンビニや自販機がありません。冬でも晴れた日には暑くなるため、水分補給のドリンクはあらかじめ持って出かけた方が良さそうです。それからトイレの場所も限られているので、見つけた時にはできるだけ立ち寄ることをオススメします。
出したゴミは持ち帰ろう
海沿いの草木の根元を見てみると、驚くほどのゴミがあることに気付きます。ほとんどは海外から流れ着いたものらしく、回収しても追いつかないのが現状だそうです。
これほどの美しい海が日本に存在しているのは、私たちにとって宝物ではないかと思います。漂流ゴミであふれているのはとても残念なことですが、せめて自分たちで出したゴミだけでも、きちんと持ち帰るよう心がけましょう。
提供・トリップノート
【こちらの記事も読まれています】
>【豊洲】「チームラボ プラネッツ」徹底ガイド!お台場との違いは?
>東京のブルックリン!蔵前で行きたい散策スポット・お店16選
>【静岡】本当は広めたくない!柿田川湧水公園の神聖な見どころ5選
>京都・嵐山の人気観光スポットTOP15!旅行好きが行っている観光地ランキング
>【滋賀】SNS映えしそう!長浜のおすすめ観光スポット・お店10選