クスッと笑える犬達の日常

 幼少期から犬とともに暮らしてきたきたむらさんご夫婦が、最初にお迎えしたのはラルです。ラルの生後3ヶ月後にドッグランで出会ったのが、販売中だったアキ。すっかり仲良しになったラルとアキを見て、アキもお迎えしようと決心したのでした。

まるでドMと女王様?! パグと柴犬のドタバタな日常が笑える〈マンガ〉
(画像=『女子SPA!』より引用)

『ラルとアキ ドMパグと女王柴犬の愉快な主従関係』 とはいえ多頭飼いには心配がつきもの。お世話も2倍になるし、ラルがやきもちを焼く可能性もあります。きたむらさんご夫婦にとっても、チャレンジだったに違いありません。こうして甘えん坊のラル(オス)5歳、とツンデレ女王様アキ(メス)5歳の愛あるドタバタ生活がはじまったのです。

主導権はアキ、でも結局ラルにメロメロ?

 犬は飼い主に忠実ですが、それは飼い主が犬に愛情をそそぎ、犬を尊重しているから。きたむらさんご夫婦も、先輩犬だったラルを一番に可愛がることで、ラルの不安を払拭したようです。そうすることで、人と一定の距離を取りたがる柴犬、アキとの関係も良好になりました。

 とはいえ一緒にいるとラルの影響をうけるのか、じょじょにアキも距離を縮めてきて、ついにはきたむらさんご夫婦の膝の上にライドオン。このジワジワ感がたまりません。べったりくっついてくるラルをあしらいつつも、結局「パズルのピースみたい」にラルとアキは密着して眠っているのです。当初は2倍になると思っていたお世話も、むしろ2匹がじゃれあっているおかげでラクになりました。

しつけもしっかり、秩序を守る

 ラルとアキ、2匹との生活は癒しばかりではありません。時にはしつけに悩むことも。でも、いつだって2匹と夫婦ふたり、工夫して乗り越えてきました。そんな悲喜こもごももを余すことなく本書は伝えているのです。だからこそ私達も、ラルとアキを見て幸せな気持ちになるのでしょう。

<文/森美樹>

森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx


提供・女子SPA!

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