世界の上高地と言われるくらい、世界レベルの美しさを誇る上高地。日帰り旅行が定番の為、日中は観光客で溢れかえっていますが、観光客が入る前の上高地の朝の風景を独り占め出来るのは宿泊者だけの特権です。高級ホテルの宿泊施設もありますが、お手軽にテント泊で上高地の美しい風景と空気を間近に感じてみてはいかがですか?
上高地でキャンプ
上高地は、長野県西部の飛騨山脈南部の梓川上流の景勝地で、中部山岳国立公園の一部ともなっており、国の文化財(特別名勝・特別天然記念物)に指定されています。標高約1,500mで夏でも朝晩は寒くなる為、防寒着は必須です。
上高地には3つのキャンプ場がある
上高地内には、以下の3つのキャンプ場があります。
- 【1】森のリゾート小梨キャンプ場
- 【2】徳沢キャンプ場
- 【3】横尾キャンプ場
今回の記事では、「森のリゾート小梨キャンプ場」でのテント泊をメインに紹介していきます。
キャンプ用品の準備について
上高地へのマイカー規制をしている為、年間を通してマイカーでは入れません。
自家用車(自動二輪を含む)は、釜トンネルより通行禁止のため、沢渡駐車場(松本市方面から)・平湯駐車場(高山市方面から)からシャトルバスまたはタクシーなどの利用が必要です。
マイカーで上高地に行くことができないので、キャンプをする際は出来るだけ最低限の荷物で、食料品は現地での調達が最善かもしれません。
【1】森のリゾート 小梨平キャンプ場
上高地バスターミナルから河童橋方面に歩いてすぐのキャンプ場です。梓川のほとり、穂高連邦を見渡せる絶景のロケーションです。
テント泊は、1人1泊800円と嬉しい限りです。
美しい景色を見ながらのキャンプ食
さっそくテントを川のほとりの絶景スポットに設置して、美しい景色を見ながらキャンプ食です。
お湯を注いで準備ができるインスタント食品などを持ち込めば、ガスバーナーでお湯を沸かすだけで充分です。筆者はアルファ米と暖かいコーヒーを準備したのですが、絶景を見ながらなのでご馳走でした。
ちゃんとした食事が取りたいという方でも、こちらのキャンプ場にはレストランがあるので問題なし。売店も充実していて、何でも揃ってしまうくらいです。
予約していれば、手ぶらでバーベキューも可能です。
そしてお風呂も併設されているので言うことなしです、まるでリゾート!( 小梨の湯を利用するには、別途600円かかります。)
上高地宿泊者だけの特権、人影まばらな朝の散歩を楽しもう
朝目覚めてテントから出て目に飛び込んでくる景色が美し過ぎます!まるで別世界が広がり、これはテント泊でないと味わえない光景です。
この景色を眺めながらの目覚めのコーヒーは格別です。軽く腹ごしらえを済ませたら、小梨キャンプ場宿泊者だけの特権、朝の散歩に出掛けましょう。
梓川
梓川に流れる穂高連峰からの雪解け水がクリスタルクリア。ほんとにきれいです。
河童橋
通常は人だらけの河童橋も人っ子ひとり見あたりません。絵葉書のような風景にうっとりです。
野生の猿
早朝は、朝食を探している、お腹を空かせたお猿さん達に遭遇する率高しです。
湿地帯や森をくぐり抜け、目的地の大正池まで足を進めていきましょう。
大正池
穂高連峰をバックにした大正池、本当に美しくて世界レベルだと痛感しました。外国人観光客が多いのもうなずけます。
こちらは焼岳をバックにした景色。焼岳が大正時代に噴火して出来た池がこの大正池です。それにしてもこの素晴らしい景色を独占状態で見ることができるので、何とも贅沢な朝です。