標高3,026mの乗鞍岳の裾野に広がる乗鞍高原(のりくらこうげん)は、美しい風景を鑑賞したり、散策を楽しんだり、効能豊かな温泉に浸かったりと、様々な自然を満喫できるエリアです。標高が高い為春の訪れは遅いですが、初夏の新緑、夏の高山植物、秋の紅葉に、冬の雪景色と四季を通して自然の美しい景色が楽しめます。今回は美しい乗鞍高原の風景スポットとともに、乗鞍高原を満喫できるおすすめの過ごし方を紹介します。

池めぐり散策

乗鞍高原には数多くの池が点在しています。池周辺には池めぐりの遊歩道が整備されている箇所もあり、散策を楽しみながらそれぞれに違った池の表情が見る事ができます。

御池

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、御池、『トリップノート』より引用)
【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、御池、『トリップノート』より引用)

国道を逸れて乗鞍高原方面へと進むと、最初に現れる池です。龍が住んでいると言われる龍神伝説が伝わる池で、池の中央には祠が建てられています。

あざみ池

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、あざみ池、『トリップノート』より引用)

周辺の白樺の木々の姿が水面に写り込む美しい池です。池では悠々と泳ぐカモの姿や、カエルやトンボなど様々な生物や美しい高原植物の姿を楽しむ事ができます。

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、あざみ池、『トリップノート』より引用)
【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、あざみ池、『トリップノート』より引用)

牛留池

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、牛留池、『トリップノート』より引用)

牛留池の見どころは何と言っても水面に写り込む乗鞍岳の姿です。乗鞍岳と水面に写る乗鞍岳とを一緒に撮影できるビュースポットです。

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、牛留池、『トリップノート』より引用)
【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、牛留池、『トリップノート』より引用)

乗鞍高原には今回ご紹介した他にも数多くの池が点在しており、それぞれに違った風景を楽しむ事ができます。

乗鞍三滝を鑑賞

乗鞍高原には「番所大滝」「善五郎の滝」「三本滝」と呼ばれる大きな滝が3ヵ所流れ落ちており、乗鞍高原を代表する観光スポットとなっています。

番所大滝

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、番所大滝、『トリップノート』より引用)

乗鞍三滝の中で最大規模を誇る落差40m幅15mにおよぶ大滝です。駐車場から展望台までは徒歩約5分程(急な階段での登り降りです)。

展望台にも水しぶきが飛んでくる程水量豊富で、春の新緑、秋の紅葉、冬の氷瀑と季節を通して違った風景が楽しめる滝です。

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、番所大滝、『トリップノート』より引用)

善五郎の滝

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、善五郎の滝、『トリップノート』より引用)

イワナ釣りをしていた善五郎と言う釣り人が、逆に滝壺に引き込まれたと言う言い伝えから名付けられた落差22m幅10mの大滝です。

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、善五郎の滝、『トリップノート』より引用)

三本滝

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、三本滝、『トリップノート』より引用)

日本の滝100選にも選ばれている乗鞍を代表する大滝で、落差は最大で40mあります。乗鞍三滝の中では一番奥にあり、駐車場から山道を約20分ほど進むとたどり着けます。雪深い奥地にあるため、春先などはたどり着く事ができない滝でもあります。

文字通り3本の滝が流れ落ちており、一か所で姿の異なる滝を同時に眺められるという、他では見る事ができない風景が楽しめるスポットです。

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、三本滝、『トリップノート』より引用)
【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、三本滝、『トリップノート』より引用)
【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、三本滝、『トリップノート』より引用)

温泉を満喫

乗鞍高原は効能豊かな温泉も湧出しており、硫黄の香り漂う乳白色の温泉が楽しめます。また、乗鞍高原から一足伸ばすと、古くから湯治場として知られる「白骨温泉」へのアクセスできます。

乗鞍高原温泉

乗鞍岳の山腹より自噴している源泉を乗鞍高原まで引湯している強酸性の温泉です。現在乗鞍高原には約100軒のホテル、旅館、ペンションなどがあり効能豊かな温泉を楽しむ事ができます。

平成25年に新たに作られた日帰り入浴施設「湯けむり館」は高原のほぼ中央にあり、乗鞍高原観光の際の立ち寄りスポットとして最適です。

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、乗鞍高原温泉(湯けむり館)、『トリップノート』より引用)
【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、乗鞍高原温泉(湯けむり館)、『トリップノート』より引用)

白骨温泉

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、白骨温泉、『トリップノート』より引用)
【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、白骨温泉、『トリップノート』より引用)

「白骨の湯に三日入ると三年風邪をひかない」と言う言葉があるほど、効能高い温泉として昔から湯治場となってきた温泉です。

乳白色のお湯のイメージが強い温泉ですが、源泉は無色透明で空気と触れる事により乳白色のお湯への変化しています。長野県内でも人気の温泉地です。

一足伸ばして乗鞍岳へ

乗鞍岳の裾野に広がる乗鞍高原は、当然乗鞍登山の玄関口でもあります。乗鞍高原からシャトルバスに乗って乗鞍登山の起点である畳平まで行く事ができます。

乗鞍岳(畳平)

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、乗鞍岳、『トリップノート』より引用)

乗鞍岳はマイカーの乗り入れはできません。岐阜県側もしくは今回紹介している乗鞍高原から乗鞍登山の起点である「畳平」まで行く事になります。畳平のバスターミナルには多くの売店や食堂があり、登山グッズなどの購入もできます。

畳平から90分ほどの登山で乗鞍岳の山頂「剣ヶ峰(標高3,026m)」まで登る事ができます。3,000m級の山で比較的チャレンジしやすい乗鞍岳ですが、厳しい自然相手ですので備品や体調は十分に整えて挑戦してください。

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、乗鞍岳、『トリップノート』より引用)

乗鞍観光センター

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、乗鞍高原、『トリップノート』より引用)
【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、乗鞍観光センター、『トリップノート』より引用)

乗鞍高原のほぼ中央にある乗鞍高原観光の起点ともなる場所です。大駐車場が完備されており、センター内では飲食やお土産の購入なども楽しめます。

また乗鞍登山の玄関口でもあり、畳平行きのシャトルバスの乗降場でもあります。センター内でシャトルバスの乗車券(往復2,400円・乗車時間片道約50分)の販売をしており、観光案内もしてくれます。

【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、乗鞍高原(畳平行きバス乗り場)、『トリップノート』より引用)
【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、乗鞍高原、『トリップノート』より引用)
【長野】雄大な自然が満喫できる「乗鞍高原」に行ってみよう!
(画像=写真:ひさし、乗鞍岳、『トリップノート』より引用)

提供・トリップノート



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