本格的な演劇体験ができる「アンデルセンスタジオ」

子ども美術館の中にある「アンデルセンスタジオ」では、デンマークの童話作家・アンデルセンが創作した物語のストーリーを、演劇で表現するワークショップが行われます。役に合わせた衣装や、童話の世界をイメージしたスタジオセットも用意され、本格的な演劇体験ができますよ!

【ふなばしアンデルセン公園】『しっかり者のすずの兵隊』ワークショップで本格演劇体験!1.jpg
(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

これまでのワークショップの演目は『親指姫』だけでしたが、2018年3月25日から『しっかり者のすずの兵隊』が新たにスタート!カッコいい兵隊さんの衣装が着れるので、男の子にも人気が出そうなプログラムです♪

『しっかり者のすずの兵隊』はこんなプログラム

童話のストーリーのおさらい

“すず”でできたおもちゃの兵隊たち。そのうちの一体だけ材料のすずが足りなくなり、脚が片方しかありません。一本脚の兵隊は、同じように片足で踊るバレリーナに恋をします。二人の恋路をじゃまするトロルや、下水道に流されてしまった兵隊を襲うねずみも登場!最後は、悲しくも美しいエンディングで幕を下ろしますす。

ワークショップの流れ

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(画像=かなたあきこ 集合し、まずはワークショップの説明を聞きます、トリップノートより引用)

『しっかり者のすずの兵隊』ワークショップの所要時間は、約1時間半ほど。おおまかなプログラムの流れは以下の通りです。

  • 集合
  • 『すずの兵隊』ストーリーテリング(暗唱で一人芝居のような感じ) 約10分
  • 配役(希望する役に挙手、5名以上の場合はくじ引き) 約10分
  • 着替え&フェイスペインティング 約15分
  • 隣のスタジオへ移動
  • 音楽に合わせてウォーミングアップ 約10分
  • 配役ごとに演技の練習(リハーサル) 約10分
  • 劇本番 約10分
  • 写真撮影
  • 自由時間 約20分
  • 解散

最初に行われるストーリーテリングですが、これがなかなか見もの。単に絵本を朗読するのではなく、スタッフの方が一人芝居のように身振り手振りを使って、場面ごとのストーリーを丁寧に解説してくれます。親も子も、一気に『すずの兵隊』の世界に引き込まれていきました♪

劇そのものは難しいものではなく、本番中もスタッフが一緒に演じてくれるので、セリフ覚えなどはありません。上手に演じるよりも、童話の世界を楽しむことに主眼を置いたワークショップです。続いて、詳細なプログラム内容をご紹介していきます。

男の子も女の子も楽しめる、キュートな衣装❤

登場人物は主人公のすずの兵隊、バレリーナ、トロル、ねずみの4人。それぞれにサイズ違いの衣装が用意され、同じ役柄を最大4人まで演じることができます。

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)
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(画像=かなたあきこ 左が「ねずみ」右が「バレリーナ」の衣装、トリップノートより引用)

ちなみに筆者のおすすめは「ねずみ」!モコモコの着ぐるみに立派なしっぽが生えていて、後ろから見た姿はまるでぬいぐるみ❤オランダ生まれの絵本作家レオ・レオニのキャラクター、「フレデリック」の実写版のようです。

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

ロマンチックなドレッサーの前で、フェイスペインティングも

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)
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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

衣装に着替えたら、仕上げは子どもが大好きなフェイスペインティング!こちらも一人ひとり、登場人物ごとにふさわしいペイントをしてもらえます。女の子ならうっとりしてしまうような、ロマンチックなドレッサーの前で描いてもらえるのもうれしいですね。

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

『すずの兵隊』専用スタジオの内部を大公開!

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

色々な「おうち」に入れる“自由時間”が楽しい❤

スタジオの中は完全に『すずの兵隊』用に仕立てられています。劇の舞台に使用しないスペースも、それぞれの登場人物の“おうち”になっていて、劇本番後の自由時間に好きに出入りできます。

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(画像=かなたあきこ 殺風景な「トロルのおうち」、トリップノートより引用)
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(画像=かなたあきこ 「バレリーナのおうち」は女の子に一番人気❤、トリップノートより引用)

「バレリーナのおうち」は可憐でゴージャス、「トロルのおうち」は不気味で殺風景…といったように、インテリアの細部にまでこだわりが。テーマパークのような非日常感を味わえるので、子どもにとってはこの自由時間が一番楽しいのかもしれません。

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(画像=かなたあきこ 兵隊のお城の内部。ねずみが食べ物をかじっています(笑)、トリップノートより引用)

写真撮影もOK♪りっぱな紙舟にも乗れる

劇のリハーサルや本番中は写真撮影ができませんが、この自由時間はOK。色々な「おうち」でたくさん写真を撮ってください♪バレリーナが全員「ねずみのおうち」に集合、なんて面白いミスマッチも。劇中で下水道に流された“紙舟”に、実際に乗ることもできます。

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

ワークショップで仲良くなったお友達と、記念撮影

同じ役を演じたり、一緒にリハーサルに取り組んだりするうちに、子ども同士はすっかりお友達に。劇の終わりに記念撮影した写真を、有料(100円)で購入できます。自由時間のあいだにプリントしてもらえるので、仕上がりを見てから購入を決められますよ。

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

“すずの兵隊グッズ”をお土産にしよう♪

風車のある「メルヘンの丘ゾーン」のコミュニティーセンター内には、デンマーク直輸入グッズをはじめ、公園のオリジナルグッズやお菓子を販売しているショップがあります。『すずの兵隊』にちなんだ新しいグッズもたくさん用意されているので、お土産探しにぜひ覗いてみては?

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(画像=かなたあきこ、トリップノートより引用)

『しっかり者のすずの兵隊』ワークショップまとめ

  • 開催日:土日祝、春・夏・冬休みなど
  • 受付:10:50まで(11:00開始)
  • 受付場所:子ども美術館インフォメーション
  • 所要時間:1時間30分
  • 定員:10人(※当日先着順)
  • 対象:4歳~中学生
  • 料金:300円

おわりに

ふなばしアンデルセン公園の新しい演劇ワークショップ、いかがでしたか?いつも人気のイベントで、先着10名までと定員も少ないため、早めの受付をおすすめします!筆者が訪れた4月の日曜日(春休み中)は、午前10時過ぎの受付で最後の2枠をなんとか確保できました。

アンデルセンの童話の世界を、五感で味わうことのできる『しっかり者のすずの兵隊』。ぜひ体験してみてください!


提供・トリップノート

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