実家暮らしで生活費の出費は少ないはずなのに、なぜかお金が貯まらない……。25歳の会社員、Mさんのお悩みです。「貯金が苦手」の原因と対策を考えていきましょう。

お金が貯まらない行動とその原因

(写真=PIXTA)

手取り15万円で、家に毎月3万円を入れているというMさん。家賃、食費、水道光熱費、日用品などが3万円で済んでいて、残り約12万円が自分で自由に使えるお金と考えると、かなり余裕があるように見えます。

でも、Mさんの貯金はほぼゼロ。ボーナス時期など、10万円ほどの貯金があるときもありますが、どうもすぐに使ってしまってあとには残らず、お給料日の前にはいつもギリギリというのを繰り返しているとのことでした。

  • 手元にあるとつい使ってしまう
  • 少しお金が足りなくても、親に頼って甘えてしまう
  • あまり意識せず「ちょっとした出費」を重ねてしまう そんなMさんの行動は、何かあっても家族が守ってくれる(過去も守ってくれた)、安定した収入があるけれど支出は少ない、といった余裕や安心感から来るのかもしれません。切羽詰まっていない分、本気で家計と向き合う機会がなかったのではないでしょうか。

    これからお金を貯めていくためにできること

(写真=PIXTA)

今は、多少困ったとしても親のお金に頼るなどして生活できていますが、これからのことを考えれば、ご両親の収入や健康状態が変わることもあります。何か新たにやりたいことが出てくるかもしれません。

今後のためにやはり「貯金ゼロ」からは脱出しておきたいところです。Mさんもそれはなんとなくわかっているので不安を感じておられるのでしょう。

これから貯金していけるようにするにはどうすればよいのか、具体的な方法を見ていきましょう。

貯金専用口座を作る

「これから貯金をがんばる」と決めたら、まずは貯金専用の口座を用意しましょう。毎月のお給料が入金されたら、すぐに貯金専用口座に一定額を移動させます。

要は、「お金が余ったら貯金しよう」ではなく「先に貯金する分をよけておいて、残った分で生活する」ようにするということです。これは先取り貯金といって、成功率の高い定番の貯金方法です。

勤務先の会社に財形貯蓄の制度があれば利用するといいでしょう。なければ、毎月決まった日に決まった金額を自動で振り込む設定ができる、「定額自動送金サービス」が無料でできる銀行を使うのがおすすめです。

自分の意思で貯めていくのがなかなか難しくても、めんどくさがりでも、忘れっぽくても、お金の計算が苦手でも、会社や金融機関をうまく使えば、手間なく自動的に貯まっていく仕組みが作れます。

貯金専用口座のお金は簡単におろせないように、キャッシュカードを財布に入れない、あえてATMが近所にない銀行で作るなどの工夫もできますよ。

自分の支出を把握する

貯まる仕組みを作ったら、今度は残ったお金でやりくりできるように、家計を見直してみましょう。Mさんの場合は、「なぜか」いつもお金がないとのことで、特に大きな支出をした記憶がないのにお金が尽きていることが多いようです。まずは自分が何にお金を使っているのか把握したいところです。

きっちり家計簿を用意して記録していければいいのですが、それが難しければ、レシートをその場で捨てずにもらうようにする、クレジットカードの明細をチェックするというところから始めてみましょう。

できそうなら、溜まってきたレシートをざっと並べて中身を確認するようにしたり、その日に使った金額をサッとメモしたりできるとより良いですね。

そのうえで、謎の継続課金が見つかったらそれをやめる、何気なく買っていた100均雑貨が積み重なっていたら本当に必要なのか吟味する、出勤前のカフェ代が高ければ自分で作ったコーヒーを持参するようにする、スマホを格安SIMに変えてみるなど、無理なくできそうなところから取り組んでみましょう。

貯金計画を立てる

さらに、「貯金があったらいいな」ではなく、「いつまでにいくら必要だからそのために貯める」という具体的な目的や目標があった方ががんばれます。旅行、趣味にかかる費用や将来の一人暮らし費用、結婚資金など、なんでもいいのです。それを実現するには具体的にいくらかかるのか調べて、貯めたい時期から逆算して毎月の貯金額を決めるといいでしょう。