テレビ・アカデミーが現地時間7月12日火曜日に、第74回プライムタイム・エミー賞のノミネート作品を発表した。

今年のエミー賞では、これまでも同授賞式にて受賞経験のある社会派ドラマ「メディア王〜華麗なる⼀族〜(原題:Succession)」が最多ノミネート作品となり、25のノミネートを獲得。続いて、昨年に作品賞を受賞した「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」、そしてアメリカの風刺コメディードラマ「ホワイト・ロータス / 諸事情だらけのリゾートホテル」がそれぞれ20のノミネートを獲得している。

近年ストリーミング時代が到来したことで、毎年、プラットフォームごとのノミネーション数も注目されているが、今年は、HBO/HBO Maxが合計140ノミネート(HBOが108、HBO Maxが32)でトップ、次いでNetflixが105となったことが明らかになった。

今年のエミー賞のルール変更は比較的最小限に抑えられている。主な調整はコメディとドラマシリーズの番組時間の長さの規定を撤廃したこと、そして「リミテッドシリーズ」とは何かをさらに定義することに重点が置かれた。またテレビ・アカデミーは、映画芸術科学アカデミーのプラットフォームに置かれた作品は「劇場用映画」とみなし、エミー賞のコンペティションには不適格とすることを決定している。

今回のノミネーションで注目されていることの一つは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のブラックパンサー役で知られるチャドウィック・ボーズマンのノミネートだ。彼が大腸がんとの闘病の末、43歳でこの世を去ってから約2年という月日が経ったが、今年のエミー賞で「Outstanding Character Voice-Over Performance」で初ノミネートを果たした。チャドウィックは、ディズニープラスで配信中のアニメシリーズ「ホワット・イフ…?」の第2エピソードでティ・チャラの声を担当しノミネートされている。

今年のエミー賞は、U-NEXTにて、日本時間9月13日(火)8時より、レッドカーペットから授賞式までのすべてをリアルタイムで生中継。その後も見放題、字幕付きでアーカイブ配信される予定だ。

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