知り合いの知り合いが始めた“結婚相談所”に登録

趣味仲人はあてにできないと思った頃、別の取引先から「知り合いの保険屋さんが、サイドビジネスで大手の結婚相談所連盟に加盟して結婚相談所も始めたの。うちの息子も登録させようかと思っているけど、知り合いだと安くなるし登録しない?」と誘われます。

紹介された仲人さんが…認知症?地方で婚活した36歳女性、苦戦の10年間
(画像=『女子SPA!』より引用)

ちゃんとしたところに加盟しているのならいいのかなと思ってその結婚相談所に登録しました。登録は7万円で、月会費、お見合い料といったランニングコストはない料金プランでした。これは激安の部類です。

私は恵さんに協力を申し出ました。

「その結婚相談所に在籍しているなら、プロフィールを送っていただけますか? 自己紹介文とか直しますよ」 「自分のプロフィールって見れるんですか。見たことないです」 「え?」

ずさんな運営体制だった“片手間”結婚相談所

通常、結婚相談所に入会すると会員ID、パスワードが発行されます。自分のスマホやパソコンで相手探しができるのですが、恵さんはIDもパスワードも知らされておらず保険屋さんのiPadで相手探しをするというスタイルだったのです。お見合い写真も実家の玄関先で親に撮ってもらった普段着の写真だったといいます。

恵さんから申込はしたことがなく、男性から申込があると保険屋さんからLINEで連絡が来るという形でした。

紹介された仲人さんが…認知症?地方で婚活した36歳女性、苦戦の10年間
(画像=『女子SPA!』より引用)

登録したのは31歳頃ですが、4年以上在籍してお見合いしたのは初めの2年間で4人のみで他県の男性ばかりでした。ある男性は高速料金を浮かせたいためか、電車でA県まで来たそうです。お見合い会場は駅から遠く、仲人が駅からピックアップしてお見合いしたものの、帰りは恵さんの車で駅まで送って行かざるを得ないこともあったそう。

もちろん全部が全部ではないと思いますが、地方の結婚相談所は、レベルが低いところもずいぶん多いのだなと思いました。「人の役に立った」気分に浸りたい高齢者たちに“利用される”のが、恵さんに聞いて知った地方婚活の実態でした。

このままではいけない。私は恵さんに、この悪循環から抜けてもらうための提案をすることにしました。

※個人が特定されないよう一部脚色してあります。

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<取材・文/菊乃> 菊乃 恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt

提供・女子SPA!



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