草津温泉ってどんな場所?

ところで草津温泉の何が日本最大級なのかご存じですか?

それは温泉の「湧出量」です。湧出量とは、地中から湧き出る温泉の量のことを指します。草津温泉はお湯が常に豊富に湧き出ているため、贅沢に「かけ流し」で温泉を楽しむことができる旅館やホテル、日帰り温泉施設が多くあります。温泉好きの方も、そうでない方も、一度は日本最大級の温泉、草津温泉を訪れてみてはいかがですか?

「草津よいとこ一度はおいで~♪」で始まる有名な「草津節(くさつぶし)」の歌の通り、とても魅力ある草津温泉は、今も昔も、年代を問わず、どなたでも楽しむことができ、温泉、グルメ、観光と充実した時間を過ごすことができる、おすすめの素晴らしい観光地です。

その草津温泉を満喫するために、絶対行っておきたい!おすすめスポットやおすすめグルメをご紹介します。

草津温泉を満喫するためのおすすめポイント①老舗の温泉宿に宿泊して温泉をとことん楽しむ!

日本最大級の温泉!草津温泉を満喫するコツとは?
(画像=『Plus Quality』より引用)

草津温泉は大変古い歴史を持つ温泉です。開湯の所説は3つほどあります。

まず1つ目の説が、古墳時代、日本武尊(やまとたけるのみこと)が、草津温泉を発見したという説です。そして、2つ目は奈良時代、東大寺の大仏建立した有名な僧である行基により発見されたという説、そして3つ目は鎌倉幕府を開いた源頼朝が狩りをしていた時に、草津温泉を発見したという説です。

いずれにしても、草津温泉は、大昔に発見された温泉であり、歴史が大変古いということがわかります。

日本最大級の温泉!草津温泉を満喫するコツとは?
(画像=『Plus Quality』より引用)

戦国時代には、戦いで負傷した武士が、草津の湯でその傷を癒したとも言われています。そして、明治時代に入ると、ドイツ人医師であるベルツ博士の紹介により、日本のみならず世界の国々にも、草津温泉が知られるようになりました。その後、温泉街のそばに草津国際スキー場もつくられ、日本だけでなく世界各国からも大勢の観光客がやってくるようになりました。

そういった長い歴史のある草津温泉には、老舗の歴史ある温泉旅館が数多くあります。風情ある情緒たっぷりの老舗温泉旅館で、かけ流しの素晴らしい泉質の温泉に入り、地元の旬のグルメを味わい、窓から温泉街の様子を眺めながらのんびりと過ごせば、旅情たっぷりのとても思い出深い旅になるでしょう。

草津温泉でおすすめの老舗の温泉宿をご紹介します。

おすすめの老舗宿 ①奈良屋(群馬県吾妻郡草津町草津396)

日本最大級の温泉!草津温泉を満喫するコツとは?
(画像=『Plus Quality』より引用)

奈良屋は、創業明治10年の歴史ある温泉旅館です。湯畑のすぐそばにある奈良屋は、歴史を感じさせる建物であり、その建物内は、和モダンの美しいインテリアで統一されています。旅行客が心地よく過ごすことができる贅沢な空間が広がっています。

旅の楽しみの一つである食事は、季節の旬の食材と群馬の味覚をそろえた彩鮮やかな、料理の数々を味わうことができます。奈良屋では、落ち着いた個室の食事処で食事をいただくことができます。和の空間でありながら、すべて椅子とテーブル席となっているので、お年寄りでも安心して食事ができます。

そして、奈良屋と言えば、なんと言っても温泉の素晴らしさが挙げられます。草津温泉は源泉がそれぞれ異なり、お湯に特徴があります。草津温泉の源泉の中でも、最古の湯とされている「白旗の湯」に入ることができるのが、奈良屋です。白旗の湯は、神経痛、胃腸、婦人病、など効能は幅広く、美肌にも大変よいとされています。

そのお湯は、「徳川将軍御汲上(とくがわしょうぐんおくみあげ)の湯」とも称され、常に温泉の湯を管理する「湯守」が管理しています。「湯守」が24時間、宿の湯を適温にしてくれるのは老舗の温泉宿ならではだと言えるでしょう。

おすすめの老舗宿 ②山本館(群馬県吾妻郡草津町草津404)

日本最大級の温泉!草津温泉を満喫するコツとは?
(画像=『Plus Quality』より引用)

山本館は草津のシンボルである湯畑のすぐ目の前にあります。大正時代に建設された木造三階建の建物は古い歴史を感じさせます。山本館の建物は、平成24年には登録有形文化財に指定されています。11部屋の小さな和風旅館ながらも、風情あるその宿の雰囲気は数ある草津温泉の宿の中でもひときわ存在感があります。美しい日本建築の空間が広がる館内には、伝統的な古美術品などが展示されており、鑑賞することもできます。

山本館の落ち着いた食事処は湯畑を眺めながら食事ができる席も用意されています。こだわりの野菜やお肉を贅沢に使った料理の数々を、大切な人とゆっくりと味わうことができます。

山本館では、総檜造りの風情ある浴場で温泉に入ることができます。エメラルドグリーンのような美しい色のお湯見れば、泉質の良さを感じることができるでしょう。「白旗の湯」からひかれたそのお湯は、「若鹿(わか)の湯」と呼ばれており、子宝の湯としても古くから伝わっています。なめらかで、肌触りのよいお湯は美肌を目指す人にもおすすめです。少し高めの温度の湯に浸かれば、体がほぐれ、日ごろの疲れもすっきりとれて、リフレッシュできるでしょう。

おすすめの老舗宿③大阪屋(群馬県吾妻郡草津町356)

日本最大級の温泉!草津温泉を満喫するコツとは?
(画像=『Plus Quality』より引用)

黒い梁と白い壁が美しい「せがい出し梁造り」と呼ばれる江戸時代の伝統的な建築を再現している風格ある建物が特徴の大阪屋は、草津湯畑から徒歩1分の場所にある老舗の温泉旅館です。大阪屋は、「上屋敷」「中屋敷(12畳)」「中屋敷」の3種類のタイプの客室があり、それぞれに趣が異なります。宿の部屋に到着すると、地元の名産品である「花いんげん豆」を使った和菓子が用意されています。温泉宿の美しく整えられた和室で、あたたかいお茶とゆっくりと味わうことができます。

大阪屋の温泉は、湯畑から引いてきており、そのお湯は空気にふれて劣化することがないよう、最高の泉質を保ったまま、宿の湯船に注がれています。湯畑が源泉の大阪屋のお湯は、pH値が2.1もあり、酸性度が高く殺菌作用があります。しかし、湯畑のお湯はやわらかいお湯で肌あたりもよいという優れた特徴もあります。大阪屋には開放感のある檜風呂や、岩風呂、洞窟風呂など、様々なタイプの湯船がそろっており、草津の名湯を思う存分、楽しむことができるのでおすすめです。

おすすめの老舗宿④草津ホテル(群馬県吾妻郡草津町草津479)

日本最大級の温泉!草津温泉を満喫するコツとは?
(画像=『Plus Quality』より引用)

草津ホテルは大正二年創業の110年もの歴史がある老舗のホテルです。人気観光地の一つである西の河原公園に隣接しています。建物はリニューアルされていますが、木造の風情ある佇まいは、古い歴史と現代的でモダンな雰囲気の両方を感じさせる見事な建物です。こちらは老舗のホテルながらも、宿泊費が比較的リーズナブルで利用しやすい点もおすすめです。純和風の部屋はとても過ごしやすく、日常を忘れ、くつろぐことができます。食事は天井高7mもある広々とした食事処「奥庭」でいただきます。地元素材を存分にいかした老舗旅館だからこそ味わえる料理の数々をゆったりとした雰囲気の中でいただくことができます。

草津ホテルでは草津温泉の源泉のうち、二種類のお湯に入ることができます。一つは西の河原源泉で、こちらはあたりの柔らかい入りやすいお湯です。もう一つの源泉である万代源泉はピリッとした刺激のある草津らしいお湯です。一つの宿で二種類の温泉に入れるので、温泉好きには、たまらない宿だと言えるでしょう。

日本最大級の温泉!草津温泉を満喫するコツとは?
(画像=『Plus Quality』より引用)