付き合って数年経ち、喧嘩もせず、順風満帆な恋愛関係なら「そろそろ彼からプロポーズもあるかもな~」なんて期待も出てくるもの。しかし、そんな彼女とは裏腹に、実は彼が前々から別れるタイミングを伺っていたとしたら…。
今回は、ある日突然同棲中の彼とお別れすることになった女性のエピソードです。
写真はイメージ(以下同じ)
「普通に、このまま彼と結婚するんだろうなと思っていました」そう話すのは、外資系企業で働くバリキャリ女子の紗栄子さん(32歳/仮名)。
真面目な年下の彼
紗栄子さんと同棲中のAくん(27歳)は、友人を介して数年前に知り合いました。交際のキッカケは、Aくんからの猛烈なアプローチによるものだったそう。
「Aくんはどちらかと言うと陰キャで、恋愛経験も少なそうなタイプです。感情表現も少なく、いつもポーカーフェイスなんですが、そんな彼から熱烈なアプローチをされたので、逆にグッと心に響きました」
交際を初めてすぐにふたりは同棲を開始。恋愛経験はある程度豊富な紗栄子さんにとって、彼女の一挙一動にドギマギしているAくんは新鮮でした。
「もしかして私がまともに付き合う初めての相手だったのかも知れません。ハッキリとは聞いていませんが…。慣れてない感じが、可愛くてキュンキュンしました」
順風満帆かと思いきや…?
同棲して4年ほど経ち、穏やかな日々が続いているように思われました。
「Aくんは口数も少なくポーカーフェイスなんですが、喧嘩もなく穏やかな毎日でした。でもよく考えればちょっとした変化はあったのかも知れません。私は仕事も忙しかったので、Aくんの変化を気にする余裕がなかったんだと思います…」
ある日、Aくんのカバンが置いてあり、そこから小さい名刺のような物が顔を出していました。
「何気なく目に入ったその名刺に、不動産屋さんの会社名みたいなものが見えたんです。そこでピンときて、その名刺を取り出したら、やっぱり不動産屋さんの物でした」
不動産屋さんの名刺が意味するものは…?