旅行をするとき何に重きを置くのか、もちろん人それぞれだと思います。そんな中、リラックスできる事や居心地のよい事、または美味しいお食事に重きを置く方に、是非お勧めのゲストハウスをご紹介させていただきます。
井桁屋さんの魅力
今回筆者がお世話になった時期は冬、グループで泊まれるお宿を探していて辿り着きました。こちらのゲストハウス井桁屋さんは、気さくなご夫婦が経営していて、祖父母の家に泊まりに来たような居心地のよさがあります。
それもそのはず、井桁屋さんは豊丘村にもともとあった古民家を自分たちで改装して、2018年5月にオープンした、ぴかぴかのゲストハウスなんです。
今と昔の融合
160年以上も前の古民家を改装してできたこちらのゲストハウスは、蔵まで残っており、とても趣があります。昔からある雰囲気の持つ温かさと、なんとも言えない恰好よさが共存しているような風貌です。
先述した蔵はなんと今はお風呂になっています。寒いのかしらと思いきや、中は最新ユニットバスになっており、とても暖かでした。
体に優しいお食事
オプションで付けることが可能なこちらのお食事は、マクロビオティック(マクロビ)を取り入れた体に優しいメニューになっています。「体に優しい」と聞くと、味気ないのかな?など思う方もいると思いますが、丹精込めて作られたお料理の数々は、びっくりするくらい美味しく、心も体も健康になった気がします。
マクロビについて
健康を気にしている方は一度は聞いたことがあると思いますが、「マクロビ」とは穀物や野菜など日本の伝統食をベースとした食事法のこと。正式には「マクロビオティック」といい、「MACRO(長い)」「BIO(生命)」「TIQUE(術)」という3つの意味からなっています。
マクロビは“自然と調和をとりながら、健康な暮らしを実現する”というのが基本的な考え方とされているそうです。
- その土地の旬のものを(身土不二)
- 丸ごと(一物全体)
- バランスよく食べよう(陰陽調和)
という概念に基づいた食生活のひとつのことです。
みんなの憩いの場
一言では表せないのですが、ゲストハウスなのに宿泊だけで終わらない、そんな場所でした。さまざまなワークショップを行っていたり、常に新しいことに挑戦していたり、豊丘村の人や文化交流のベースになっていきたいという思いが溢れている、そんなやる気のあるゲストハウスです。