映画『ローマの休日』は、不朽の名作です。有名なオードリー・ヘップバーンが主演を演じています。しかし、まだ本作を鑑賞していないという方も多くいらっしゃることでしょう。この記事では映画『ローマの休日』のあらすじを解説します。詳しい内容を解説しますので、ご都合に合わせてご覧ください。
映画『ローマの休日』の基本データ
映画『ローマの休日』は1953年に製作され、翌年の1954年に日本で公開されました。ロマンティックコメディ映画に分類される本作は、オードリー・ヘップバーンのアメリカ映画デビュー作品です。
王女のアン(オードリー・ヘップバーン)は、常に護衛がつきまう生活が嫌になっていました。「自分らしく、自由でありたい」と思ったアンは、滞在していたローマ大使館を抜け出します。ローマでアン王女は新聞記者のジョーと出会い、1日のみの恋愛をしました。
2022年時点で約70年前の作品ですが、現在も不朽の名作と評判高い作品です。日本でも現在に至るまで、リバイバル上演も何度も繰り返しました。2020年には、人気声優によって吹き替えられた本作が公開されています。
監督は映画界の巨匠・ウィリアム・ワイラーです。アカデミー賞で3部門を受賞しており、主演女優賞、脚本賞、衣装デザイン賞を受賞しました。
映画『ローマの休日』の主要キャスト
映画『ローマの休日』の主要キャスト陣を紹介します。作品の知識を深めるためにも、ぜひお役立てください。
主要キャスト①グレゴリー・ペック:ジョー・ブラッドレー
グレゴリー・ペックは、ジョー・ブラッドレーを演じました。アメリカン・ニュース・サービスのローマ支社に勤めるジョーは、寝ているアンを発見します。アンが街中のベンチで寝ていたため、酔っぱらっているのだと思い込みます。
アンを放っておけなかったジョーは、仕方なく彼女を自宅に運びました。アンから「自由な1日を過ごしたい」と聞いたジョーは、共にローマで過ごします。
演じているグレゴリー・ペックは、アメリカのカリフォルニア州出身の俳優です。『ローマの休日』の時点で経験豊富な俳優だったグレゴリーは、アメリカ映画に初挑戦だったオードリー・ヘップバーンの才能をいち早く見抜きます。
主要キャスト②オードリー・ヘプバーン:アン王女
オードリー・ヘップバーンは、アン王女を演じました。アン王女は伝統と格式を重んじるヨーロッパの王女です。次の王位継承権があるため、常に護衛によって守られています。
アン王女は、人目が常にある自由のない生活にストレスを感じていました。積もったストレスが爆発したアン王女は、鎮静剤を打たれてしまいます。しかし効き目が現れる前に失踪を遂げました。
演じているオードリー・ヘップバーンは、ベルギーのブリュッセル出身の女優です。本作でアカデミー主演女優賞を受賞して、一気にスター女優となりました。
以後出演した『麗しのサブリナ』『尼僧物語』『ティファニーで朝食を』などの作品も大ヒットを記録します。映画界だけでなく、流行ファッションにも影響を与えました。
主要キャスト③エディ・アルバート:アーヴィング・ラドビッチ
エディ・アルバートは、アーヴィング・ラドビッチを演じました。アーヴィング・ラドビッチは、ジョーと親交の深いカメラマンです。
ジョーを通じてアンに会ったときには、王女だと指摘しようとします。演じているエディ・アルバートは、アメリカのイリノイ州出身の俳優です。
主要キャスト④パオロ・カルリーニ:マリオ・デラーニ
パオロ・カルリーニは、マリオ・デラーニを演じました。マリオ・デラーニは、美容師です。アンのロングヘアをカットするのを躊躇い何度も確認しますが、仕上がりの美しさに惚れ惚れとします。
演じているパオロ・カルリーニは、イタリアの俳優です。『ローマの休日』の名脇役として、知名度を上げました。イタリアの舞台やテレビ、映画などで幅広く活躍していました。