大事にされているかどうかは言葉より行動に出る
麻衣さんは眉毛も描いてはいるけれど、ボサッとしています。職場は郊外の住宅街にある医療機関で制服もあるので仕方がないと思いますが、都内のオフィス街に通勤している会社員女性と比較すると地味めなのです。
一方で、相手の男性は恵比寿勤務。
私は「あっちは恵比寿で働く女性を見慣れているからね」と麻衣さんに発破(はっぱ)をかけます。
打倒・恵比寿OLを掲げて外見を磨き、今まで使っていた無料マッチングアプリをやめて、女性も有料のマッチングアプリに登録し直しました。
すると、同年代男性どころか年下男性ともマッチングするようになります。麻衣さんによると、タメ口の男性と、写真のない男性が減ったらしいです。会った男性のほとんどから「また会いたい」と言われ、待ち合わせ場所も麻衣さんが出やすい場所を聞いて提案してくれる男性が増えました。
中にはシフト休みの麻衣さんに合わせて有休をとってくれた男性もいました。マーケ会社の男性とのデートは、場所も日程もほぼ相手都合だったそうです。
「忙しくても大事にしてくれる方って、ちゃんと時間を作ってくれるんですね」
本命だった彼からLINEが来たこともありましたが、その頃には麻衣さんは、自分のために時間を作ってくれる男性の方がずっといいなと思うようになっていました。
忙しいから会えない男性を、待つ必要はない
実を言うと初めて麻衣さんにお会いした時に、マーケティング会社の彼は脈がないだろうと思いました。恋していた麻衣さんにすぐにはお伝えできなかったのですが、他にマッチングしてデートしていた男性陣と比較するとマーケ会社の彼だけが飛びぬけている存在なのです。
カップル他の告白してくれた2人の男性が麻衣さんの「相場」なのでしょう。相場とズレすぎるうまい話があれば、それは疑った方がいいのです。
しかし、どんなに賢い女性であっても「私にもやっと運が巡ってきた」ぐらいにとらえてしまいがち。
会える男性では満足できないのなら、探すのではなく自分を高める努力が必要です。でも自分の市場価値を受け入れて、仕事をしながら自分磨きをするは非常にしんどいものです。麻衣さんの場合は、片思いがちょうどいい原動力になりました。
恋する相手を振り向かせたいエネルギーでキレイになり、その結果、ちゃんと大事に扱ってくれる男性を良いと感じられるようになって、本当によかったです。
あなたの都合も考えずに時間を奪って待たせる男のことは、どんなにイケメンでもハイスぺでも、待つ必要など一切ありません。
男性の言葉やLINEの文章に気を取られ、「会うための労力を割かない」という現実を見て見ぬ振りしないようにしてください。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
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<取材・文/菊乃> 菊乃 恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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