4.嫌がる犬の爪切りを成功させるコツ
愛犬が爪切りを嫌がらないようにするためには、いつも愛犬とのスキンシップを心がけ、足をさわられることにも慣れさせておきましょう!ほとんどの犬はいきなり足にさわられることを嫌がります。次のようなステップで慣れさせていきましょう。
- ステップ1.愛犬が喜ぶところからさわる
- ステップ2.全身をさわりながら少しずつ足に近づく
- ステップ3.終わったらしっかり褒める
ステップ1.愛犬が喜ぶところからさわる
なでられると喜ぶところからさわってください。 個体差はありますが、首、背中、胸など愛犬が自分で舐めてお手入れできないところをなでると喜ぶことが多いようです。
ステップ2.全身をさわりながら少しずつ足に近づく
だんだんと足元に近づきます。 揉んだり、肉球を押し広げたりもしてみましょう。同じように後ろ足も。
ステップ3.終わったらしっかり褒める
上手にできたらしっかり褒めましょう! 最初から全部やろうとせず、少しずつステップアップしていくようにしてください。
※注意※
一度嫌なイメージがつくと、お手入れが嫌になることもあります。
無理に引っ張ったり、愛犬を力ずくで抑え込んだりすることは避けてください。
< 爪が黒い愛犬の場合 >
黒い爪の犬はどこまで切ったらいいのか判断が難しいですね。
その場合は少しずつ切りましょう。血管が近づくと断面に黒い芯のようなものが見えてくるので、そこで切るのをストップします。
◆ 断面の中心が白っぽくパサパサした状態
爪が伸びている場合、爪先は乾燥してパサパサです。
乾燥している部分は切っても大丈夫です。
◆ 湿り気を帯びて、ツヤツヤした状態
切断面の中心がツヤツヤ湿っぽく、半透明になったら血管や神経が近いのでやめましょう。
5.うまく切れない時は病院へ
愛犬が嫌がったり、暴れたりして、爪切りができない場合も考えられます。
無理をして失敗してしまうと、愛犬が爪切りをさせてくれなくなるばかりではなく、 飼い主さんとの信頼関係を損なってしまう原因にもなります。 愛犬が嫌がって暴れる場合には無理をせず、かかりつけの動物病院などに相談しましょう。
6.まとめ
爪切りだからといって急に切ろうとするのではなく、日頃のスキンシップによる愛犬との信頼関係を築きつつ、足をさわられる、爪を切られることに少しずつ慣れさせることが大切です。子犬の頃から足先をさわられることに慣れさせることも大事です。爪切りが苦手な場合には、手軽に使える爪やすりパッドや電動爪やすりなど、便利なアイテムの使用も試みてください。
大切なことは、無理をしないこと。そして、愛犬に嫌な思いをさせないこと。何よりも飼い主さんとの信頼関係を損なわないこと。
そして、困ったときにはかかりつけの動物病院などに相談して下さい。
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