人気女優ダコタ・ジョンソンが、自身の代表作の一つである『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』シリーズの制作中に原作者のE・L・ジェイムズと対立していたことを明かした。
元々、ジェイムズが『トワイライト』のファンフィクションとして構想した作品であるこの3部作は、大学を卒業したアナスタシア・スティールと、若き実業家クリスチャン・グレイの関係が深まる様子を描いている。出版後すぐに、ジェイムズは最も稼いだ作家の一人となった。
ジェイムズは「フィフティ・シェイズ」の映画化において絶大な権力を持ち、クリエイティブ面で大きな決断を下すことになるプロデューサーを厳選していたという。またクリスチャン・グレイとアナスタシア・スティール役に、大物数名を差し置いてジェイミー・ドーナンとダコタ・ジョンソンを起用したことで物議も醸していた。映画化にあたっては、サム・テイラー=ジョンソン監督がジェイムズとの意見の相違から第1弾で降板するなど、混沌とした制作過程があったことは有名な話だ。結局、「フィフティ・シェイズ」シリーズは、全世界で13億ドル以上の興行収入を記録したものの、批評家からの酷評も相次いだ。
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