城・歴史が好きな人へおすすめスポット
天守閣や展示もいいけれど、城が使われていた当時と同じ建物や遺構や見たい!という、城や歴史が好きな本物志向の人におすすめのポイントを紹介します。
石垣・堀
正規登城ルートから天守閣の方向へ行かず、報徳二宮神社のほうへ行く道沿いに、崩れた石垣を見ることができます。ここは、関東大震災で崩れた、江戸時代の石垣なのです。
石垣の道を先へ行き、城址公園から報徳二宮神社へ入る橋には、小田原城の堀だったことを示す看板があります。発掘などの調査により、堀の跡とされている場所です。
銅門(あかがねもん)
1997年に復元された銅門は、土・日曜日と祝日の10時00分〜午後3時00分に、期間限定の特別公開として内部を見学することができます(2019年3月31日まで)。
銅門は、発掘調査や古写真、絵図などを参考にし、地元の職人により本来の工法で復元されました。外はもちろん、内部でもその工法を見ることができます。釿(ちょうな)で削って仕上げられた太い梁が目を引きますね。窓から外を見ると、侵入した敵の動きを妨げて一網打尽にする枡形(ますがた)や門の構造がよくわかります。
城ならではの「石落とし」も再現されています。侵入者にはここから石などを落として攻撃し、城を防衛する仕組みです。
銅門土塀模型
この銅門の壁がどのように作られているか、いくつもの素材が重なった仕組みが、銅門のある広場で見ることができます。
他にも、城址公園内には、旧石器時代から現代までの小田原の歴史や自然について展示や体験教室が行われている「郷土文化館」もあります。
子どもと楽しむ家族向けおすすめスポット
昔の建物や歴史の話は退屈してしまいそうなお子さんでも、小田原城では楽しめますよ。
こども遊園地
こども遊園地には、豆汽車とバッテリーカー、硬貨を入れて動かす遊具があります。豆汽車とバッテリーカーの料金はそれぞれ80円。広い敷地ではありませんが、子どもたちが楽しめるような工夫があちこちで見られるアットホームな遊園地です。
常盤木門(ときわぎもん)
常盤木門では、子どもから大人まで体験できる着付けが人気です。大人(中学生以上)500円・小人(小学生以下)300円で利用でき、甲冑を着た武士、打ち掛けを着たお姫様、忍者にもなれますよ。
常盤木門の2階は、刀剣や甲冑といった武具を展示する「常盤木門SAMURAI館」です。花と鎧の織りなすストーリーが美しい、プロジェクションマッピングも見ることもできます。刀剣などの武具に興味がある人は必見です。
歴史見聞館
歴史見聞館では、小田原北条氏の時代から江戸時代の小田原の町や現代の観光名所が、模型、音声、映像などでわかりやすく紹介されている施設です。(2018年8月1日から19年4月中旬まで耐震工事のため休館)