宮ヶ瀬湖畔園地は、丹沢の山並みと宮ヶ瀬湖の景観に囲まれて散策やアウトドアスポーツができる県立公園です。レトロな風情ある商店街で、食事や食べ歩きも楽しめます。家族で遊びに行くのはもちろん、ドライブやサイクリング中の立ち寄りにもおすすめですよ。
神奈川県唯一の村・清川村の「宮ヶ瀬湖畔園地」
宮ヶ瀬湖の湖畔の観光エリアは3つあり、宮ヶ瀬ダムのあるダムサイト(愛川町)、鳥居原ふれあいの館がある鳥居原(相模原市)、そしてこの記事の宮ヶ瀬湖畔園地(清川村)になります。宮ヶ瀬湖畔園地は、宮ヶ瀬ダムとは湖を挟んで向かい側、神奈川県でただ1つの村「清川村」にある公園です。
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四季折々の景観やイベント
宮ヶ瀬湖や公園を見渡せる大吊り橋
湖の上を渡る歩行者専用の大吊橋は、315mもの長さ。広大な芝生や水辺のある園地や、季節で色が変わる山と宮ケ瀬湖の雄大な景色を眺めることができます。
吊橋の下には、宮ヶ瀬湖畔・ダムサイト・鳥居原エリアを結ぶ遊覧船「ミーヤ丸」の発着場もありますよ。
自生もみの木のジャンボクリスマスツリーは冬の風物詩
公園では季節ごとにさまざまなイベントが行われますが、最も賑わうのがクリスマス。自生している樹齢100年以上のもみの木が、高さが約30メートルものジャンボクリスマスツリーになります。この生きているツリーを中心としたイルミネーションが、冬の公園を華やかに灯すイベントです。
水の郷大噴水「虹の妖精」
親水池にある大噴水「虹の妖精」は、午前11時と午後1時に、音楽にあわせて高さ30メートルにもなる噴水があがります。時間帯によって人工的に噴水に虹をかける仕組みがあり、その際は上だけでなく横へアーチ状に吹き出す噴水にもなるんです。ただ、その日の風速で運転しない日もあるのでご注意ください。またクリスマスの夜には噴水のライトアップもされます。
レトロな商店街で食べ歩きも 水の郷商店街
昼食や軽食で利用できるのが、水の郷商店街。懐かしい店構えのお店も多く、昭和のレトロ感あふれる通りです。レストランや食堂でゆっくり食べるもよし、団子や魚の塩焼きなど食べ歩きもよし、お好みの店をみつけてくださいね。今回は、おすすめの2店をご紹介します。
肉の田口
厚木に本店があり、この周辺ではよく知られている肉屋さん。中でもモツ煮は、モツ好きの人にぜひおすすめしたい一品です。他の店では野菜が入っていることが多いモツ煮ですが、これには野菜がなく、たっぷりモツを味わうことができます。でも味は濃すぎず、そのまま飲める味のスープなのです。
絆
2018年にオープンした「絆」は、朴葉焼きメインの定食、たこ焼き屋、和カフェが一緒になっています。森林の木立の中にある和風庭園の、落ち着いた雰囲気の中で食事をいただけますよ。
さまざまなアクテビティを楽しむ
グラススライダー
宮ヶ瀬湖畔園地で楽しめる体験の1つが、2018年4月にリニューアルオープンした「グラススライダー」。宮ヶ瀬湖に向かって滑っていくので、湖に飛び込んでいくような気分になります。営業は土日祝日のみで、料金は30分500円です。
カヌースクール、セグウェイツアーも
また、夏と秋には親水池のカヌーロッジまたは宮ヶ瀬湖カヌー場で、小学4年生以上対象(カナディアンカヤックなら保護者同乗で小学3年以下も可能)でカヌースクールが行われます。土日祝日には16歳以上が対象のセグウェイツアーもありますよ。
カヌーとセグウェイは電話での事前予約が必要ですが、空きがあれば当日でも参加できます。日程や料金など詳細は公式サイトでご確認ください。
ロードトレインなど子どもが楽しめるスポットも
園内はロードトレイン「ミーヤ号」が走っています。一休みしながら、のんびり公園を見ていくのもいいですね。
広い芝生が広がる「けやき広場」では、バドミントンなどの軽いスポーツをしたり、お弁当を食べたりなど、のんびりと過ごせます。また、「ピクニック広場」にはバーベキュー場があり、器具や食材がすべて用意される手ぶらバーベキューが楽しめますよ。ピクニック広場の利用は事前予約が必要で、食材の持ち込みはできません。