愛知県大府(おおぶ)市は「健康都市」を標榜し、市民が健康増進に親しめるような街づくりがなされています。アスリートの卵もランニングする「二ツ池公園」、レスリングのメダリストやプロ野球巨人軍のエースピッチャーを生みだしたことから「金メダル神社」との通称を持つ「八ツ屋神明社」、入場者数ランキングで毎年上位に入る「げんきの郷」など、アスリートやファンが行きたい健康都市大府の隠れた名所をご紹介します。
オリンピック選手もランニングした!?「二ツ池公園」
2月下旬から3月上旬ごろ満開を迎える早咲きの河津桜が、増田池のほとりを華やかに彩る二ツ池公園は、その名の通り、もう一つの池と合わせて2つの池を整備した「森の観察」に力を入れた公園です。
池の西側に設けられた全長250メートルの親水デッキからは、池の噴水や河津桜並木を堪能でき、夜間はライトアップもされ市民の憩いの場となっています。よく整備され、気持ちの良い公園です。
またこちらはレスリングの吉田沙保里さんの母校、至学館大学が隣接しており、学生たちがランニングする場所にもなっています。あの吉田沙保里さんもここを走ったのかと思うと、うれしくなりますね。
次にご紹介する、健康都市大府の面目躍如となる「金メダル神社」がこの二ツ池公園の北西に約3㎞の場所にあります。
金メダル神社の異名を持つ「八ツ屋神明社」
八ツ屋神明社は、JR共和駅から徒歩で2分のところに鎮座します。ここ大府市共和町は先ほども少し触れたように女子レスリングの吉田沙保里元選手をはじめ、オリンピック4連覇で国民栄誉賞を受賞した伊調馨選手を輩出している至学館大学を有する町です。金メダルを量産するので「金メダル神社」の異名が定着しました。
それほど大きくはない神社ですが、オリンピック選手や金メダリストゆかりの神社で、神社にある絵馬にはオリンピック四連覇を祈願したものなど、選手ご本人が書いた絵馬も奉納されているため、八ツ屋神明社にはテレビ取材が入るなど、近年注目を浴びています。
この神社は勝負事の神が祀られていることでも有名で、大府市に関係する選手がオリンピックで獲得したメダル数は、20個ほど。受験、就活、スポーツの試合前にお参りに来る人が後を絶ちません。
かつてないほどの強さを誇った選手が祈った縁起の良い神社へは、アスリートならばぜひ足を運びたいものです。駐車場はありませんので有料駐車場を確保してお参りしましょう。
絵馬の販売店
絵馬は近隣のお店で、税込み500円で購入することができます。