約100年間山陰本線の運行を支えてきた旧余部鉄橋が生まれ変わり、平成25年5月より展望施設「空の駅」として多くの人々が訪れる観光スポットとなりました。平成29年には、展望施設へと容易に行くことができるエレベーター(愛称:余部クリスタルタワー)も完成し、ますます注目されています。今回は、余部鉄橋の歴史や、「空の駅」の見どころについてご紹介します。

余部鉄橋の歴史

しかし昭和61年12月、突風による列車転落事故が発生し、列車運行の安全性かつ定時制が見直され、新橋の架け替えが決定し、平成22年に新しくコンクリート橋が完成しました。

高さ約40m!【兵庫】余部鉄橋「空の駅」の見どころ紹介
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

旧余部(あまるべ)鉄橋は、明治45年1月に完成した東洋随一の鋼トレッスル橋で、各地から多くの人々が訪れる観光名所として親しまれてきました。

高さ約40m!【兵庫】余部鉄橋「空の駅」の見どころ紹介
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

その際、約100年間山陰本線の運行を支えてきた旧余部鉄橋の歴史を後世に伝えていくと共に、人々の交流の場や観光拠点とするため、JR餘部駅側の3本の橋脚は現地保存されることとなりました。

高さ約40m!【兵庫】余部鉄橋「空の駅」の見どころ紹介
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

そして、平成25年5月に、旧鉄橋のすぐ下の公園施設とあわせて展望施設「空の駅」が完成したのです。

高さ約40m!【兵庫】余部鉄橋「空の駅」の見どころ紹介
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

平成29年には「余部クリスタルタワー」と呼ばれる全面ガラス張りのエレベーターが造られ、再び多くの人々で賑わう新たな観光名所として生まれ変わっています。

余部クリスタルタワーから絶景を楽しもう!

平成29年11月から利用が始まった、高さ約47メートルの余部クリスタルタワー。

高さ約40m!【兵庫】余部鉄橋「空の駅」の見どころ紹介
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

エレベーターができるまでは、地元の方や観光客の方は急こう配の上り坂を徒歩で登らなければならなかったのですが、現在では約45秒で展望施設まで行くことができます。

高さ約40m!【兵庫】余部鉄橋「空の駅」の見どころ紹介
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

エレベーターは全面ガラス張りになっていて、上昇中には街並みや日本海の絶景を楽しむことができます。

高さ約40m!【兵庫】余部鉄橋「空の駅」の見どころ紹介
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

日没から午後9時30分までライトアップを楽しむことができ、平成30年8月1日~平成31年1月6日までは余部鉄橋「空の駅」オープン5周年を記念し、クリスタルタワー以外にも旧鉄橋もライトアップされるメモリアルイルミネーションが実施されます。

メモリアルイルミネーションの詳細は兵庫県のホームページに出ているので、ぜひ確認してみて下さいね。

余部クリスタルタワー
利用時間:午前6時~午後9時30分
利用料金:無料


余部鉄橋「空の駅」展望施設の見どころ紹介

「空の駅」展望施設では、地上約40mからの迫力ある景色や絶景、歴史を感じられるスポットが数多くあります。

高さ約40m!【兵庫】余部鉄橋「空の駅」の見どころ紹介
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

エレベーターを降りて、すぐ左側には、列車走行時そのままのレールや枕木が続いており、旧余部鉄橋の歴史を感じることができます。

高さ約40m!【兵庫】余部鉄橋「空の駅」の見どころ紹介
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

逆側へと歩いていくと、レールを残した塗装や鉄橋の下を見ることができる覗き窓もあります。

高さ約40m!【兵庫】余部鉄橋「空の駅」の見どころ紹介
(画像=SaoRi トリップノートより引用)
高さ約40m!【兵庫】余部鉄橋「空の駅」の見どころ紹介
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

日本海や街並みを見渡すことができるベンチもあり、開放的で爽快な気持ちになることができます。

高さ約40m!【兵庫】余部鉄橋「空の駅」の見どころ紹介
(画像=SaoRi トリップノートより引用)
高さ約40m!【兵庫】余部鉄橋「空の駅」の見どころ紹介
(画像=SaoRi トリップノートより引用)

日本海の絶景と長閑な街並みを眺めながら、ゆっくりとしたひとときを送られてみてはいかがでしょう?