イヤイヤ期の対応④(要望を聞く)

なんでも「イヤイヤイ」と言っている子どもには、子ども自身がどうしたいのか聞いてあげましょう。子どもが何に対してイヤなのかがわかれば対策が取れます。子どもがしたいことを一度は受け止め、「わかったよ。○○君はどうしたらいいと思う?」と子どもに問いかけてみてください。大好きなお母さんが自分の気持ちを受け止めてくれたことが嬉しくて「○○する」と答えてくれるかもしれませんし、答えなくても気持ちは落ち着くはずです。

イヤイヤ期の対応⑤(気持ちを受け止める)

保育園でも2歳児クラスでは、子どもがしたいことができずに泣き叫ぶ事があります。そういう場合は、前後の流れを考えたり、子どもとお話ししたりして、「もっと遊びたかったね」「おもちゃ壊れて悲しいね」と子どもの気持ちを一度受け止めます。そうすると子どもも「この人は自分の気持ちを分かってくれる」と安心します。また上手く言葉にできない子どもの気持ちを代弁することで子どもも気分がスッキリして気持ちの切り替えもスムーズにいきます。

イヤイヤ期の対応⑥(頭ごなしに叱らない)

イヤイヤ期の子どもは言葉よりも行動の方が早かったりします。代表的なのがお友だちとのトラブルです。お友だちとの物の奪い合いやひどい場合には叩いたりすることがあります。そういう場合にすぐ「ダメ!」と叱りがちですが、グッと我慢して下さい。まずは「どうしたの?」と理由を聞いてあげて下さい。「お友だちのおもちゃで遊びたかったのね」と気持ちを受け止めてから「でも叩いていいの?」と子どもに考えさせたり、「貸してと言おうね」とどうしたらいいのかを伝えましょう。子どもに「ダメ」「ダメ」言っていると、「自分はダメな子」と自己否定してしまうので、頭ごなしに叱るのはやめましょう。

イヤイヤ期の対応⑦(時には実力行使)

子どもの気持ちを汲み取りつつ上手な接して行くことは大切ですが、時には実力行使も必要です。どんなに人のおもちゃが欲しくても叩いてはダメですし、まだ服を着替えたくなくても保育園へ行く時間が迫っていれば着替えなくてはいけません。子どもの気持ちは受け止めながらも、お母さんも困っているんだよと伝えて「○○するね」と一言声かけて泣こうが喚こうがやってしまいましょう。自分の思い通りにならないこともわかってもらわなくてはいけません。心を鬼にして、「ダメなものはダメ」「しなきゃいけないことはさっさとする」と経験させていきましょう。