映画『インビジブル』のネタバレあらすじ
キャストについてチェックしたところで、次は映画『インビジブル』のあらすじをネタバレを交えながらご紹介します。起承転結の4パートに分けてまとめますので、お好きに活用してください。
ネタバレ①起
4年前のこと、人間を量子転換によって透明化し、後遺症なく元に戻すための研究が政府から科学者委員会へ委託されます。早速始まった透明化プロジェクトでは、天才科学者のセバスチャン・ケインがリーダーを務め、彼の元恋人の科学者リンダ・マッケイや、科学者のマシュー・ケンジントンらが参加します。
マシューとセバスチャンは学生時代からの同級生でしたが、性格が合わず折り合いをつけながら何とか関係を保っていました。研究が始まり、透明化には成功するものの元に戻すための血清が完成せず、セバスチャンは悩んでいました。
しかしある夜のこと、彼にひらめきが生じ、計算上で量子結合が可能とわかります。そこで早速メンバーたちに声をかけ、セバスチャンは透明化したゴリラを被験体にし、血清を試すことにします。しかし透明化したゴリラは凶暴化を続け、脳波にも異常が生じます。
いよいよ血清を注入しますが、途中でゴリラの心拍が停止します。何とか蘇生し、ゴリラは姿を見せました。ひとまずこれでプロジェクトが成功となったわけです。さらに4週間後には動物7体の可視化に成功するのでした。
早速委員会に報告するも、セバスチャンが「まだ薬剤はできていない」と発言してしまったのでプロジェクトは続行となります。その代わり、セバスチャンは委員会から最後通牒を突きつけられることになりました。
ネタバレ②承
セバスチャンは功績を得るために、自分の体を使って人体実験をしようとします。チームのメンバーは渋々承知し、早速その日のうちに準備を整えて実験を開始します。セバスチャンに透明化の薬剤を投与して数分経ち、異変が見られず当初は失敗かと思われました。
しかし突然激痛が彼を襲い、心拍と血圧が急上昇します。そして次第に透明化が始まり、彼は完全に姿を消したのでした。時がたちセバスチャンの意識が戻りますが、メンバーは彼の姿が見えないことで、少し彼の存在に恐怖を感じます。
彼はメンバーの会話を盗み聞きしたり、トイレに潜入したりして皆を困らせます。三日が経ち、今度は可視化の実験を行います。しかし呼吸困難が起こり心停止してしまい、薬剤の効力が停止したことでセバスチャンは再び透明化します。
意識はすぐに戻りますが、透明なままでは不都合なのでマスクをつけ原因の究明にあたります。しかしなかなか原因はわからず、検査や注射責めにあってセバスチャンはストレスの限界を迎えます。さらに瞼が透明なため十分に睡眠が取れず、苛立ちも収まらないのでした。
ネタバレ③転
セバスチャンは仲間に止められるのをきかず気晴らしに外に出かけることにします。自宅へ帰って向かいのビルの同じ階に住む若い女に目をつけた彼は、マスクを脱いで自宅へいき彼女を襲いました。
リンダとマットはセバスチャンを探しに行きます。リンダはセバスチャンの部屋にマスクと衣類が脱ぎ捨てられているのを発見しました。研究室に戻りセバスチャン捕縛の準備をしていると、やっと彼が戻ってくるのでした。
彼は徐々に凶暴性を増していきます。監視カメラに細工をした彼は外出するのでした。そして、まだ未練のあった元恋人のリンダとマットが彼女の家で関係を持っているのを発見し、窓を叩き割って逃走します。
研究室に戻った彼は実験体の犬を怒りに任せて殺してしまうのでした。リンダとマットの二人は彼が窓を割ったとみて、急いで研究室に戻りカメラの細工を発見します。二人は委員会の教授に助けを求めるのでした。
しかしリンダたちと一緒に教授の自宅に来ていたセバスチャンは、二人が帰ってから恩師である教授をプールに鎮め殺してしまいます。
ネタバレ④結
翌朝リンダは研究室に出勤し、教授に問い合わせますが死亡したことを知ります。そこで軍に問い合わせようとするも電話が通じなくなるのでした。エレベーターで外へ向かおうとすると、IDの登録が無効になっています。
メンバーは研究室に閉じ込められてしまったのでした。メンバーは麻酔銃を持ってセバスチャンを捕まえようとしますが、いつの間にかメンバーの一人が消えており、ロッカーから遺体が発見されます。
リンダは熱探知で捜査をしますが、セバスチャンは蒸気パイプを破壊し、自分の姿を隠します。次々と仲間が殺され、マットも腹部を損傷しました。そしてリンダとマットは冷凍室に閉じ込められます。
マットは気を失い、リンダは強力な電磁石を作って扉を開け、マットを助けました。セバスチャンは爆弾を作り研究室に設置し、外に出ようとします。そこにリンダが火炎放射機を持って駆けつけ、スプリンクラーを作動させて彼の姿が見えるようにしました。
しかしセバスチャンはリンダに襲いかかり殺そうとします。そこへマットが現れ、セバスチャンは逆上して電気盤に突撃し気絶します。二人はエレベーターに逃げ、直後研究室が盛大に爆破されます。セバスチャンがなおも追ってきますが、リンダは彼をエレベーターごと突き通して終止符を打つのでした。
見どころ
映画公開当時最高峰の技術を使ったCGにより、透明化への過程がリアルに描かれているのが見どころです。また製作費も膨大なので、皮膚や筋肉、血管といった部分が徐々に透明化されていく様子が丁寧に描かれています。
