もう6月になり、1年も半分となりました。上半期のコスメ事情はどうだったのでしょうか?また、下半期にはどういったコスメが注目されるのでしょうか?@cosmeトレンド予測部が2022年下半期トレンド予測とあわせてご紹介します。
2022年上半期ベストコスメ新商品 総合TOP10
2022年の上半期も終わりですね。「結局2022年上半期のコスメはどんんなものが注目されていたの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
今回は2022年の上半期コスメランキングと共に、下半期にどういったアイテムが活躍してくるかのご紹介をします!
「@cosmeベストコスメアワード2022 上半期新作ベストコスメ」は、みんなのクチコミに加え、どの くらい注目された商品かなど様々な要素を加味し、順位を決定しています。
「上半期新作ベストコスメ」は、この半年間(昨年11月1日~本年4月30日)に発売された新商品を対象とした「@cosmeベストコスメアワード」の上半期における新人賞となっています。
@cosmeメンバーから寄せられたクチコミ投稿をベースに、今コスメ愛用者が支持している商品を表彰するアワードです。
「メイクをしていなくてもクレンジング」が定着?
今回総合大賞に選ばれたのは定番商品のリニューアル、ファンケルの「マイルドクレンジングオイル」でした。「肌へのダメージ」や「成分の安心感」などがポイントとなり、大賞となったようです。
また、現在業界全体を見ても、「クレンジングカテゴリー」のアイテムが注目されており、他のスキンケアアイテムよりも売り上げが多いという結果となっています。
なぜ他のスキンケアアイテムではなくクレンジングが?SNSでも話題の新習慣が鍵に
クレンジングカテゴリーが伸びている理由の一つに、クレンジングの新たな用途として「メイクをしていなくてもクレンジング」するという新習慣が広がり始めたことも要因として挙げられます。
弊社が実施したアンケート調査では、約5人に1人が「メイクをしない日でもクレンジング料を使うことが増えた」と回答。
特に美容に関心の強い年代である20代に回答を絞ると、約4人に1人がメイクをしていない日もクレンジングをしていることが分かりました。
総合大賞のファンケル「マイルドクレンジング オイル」においても、 「朝専用スキンケア」「洗顔の代わりに使用」といった口コミが投稿されており、「メイクをしていなくてもクレンジング」を用途として「マイルドクレンジング オイル」を使用しているユーザー層の存在が確認できました。
最新のトレンド情報が集約されている動画投稿SNSのTikTokでも、「メイクをしていなくてもクレンジング」をレコメンドする内容の投稿がどんどんと投稿されています。
今後もトレンドに敏感な消費者から広がりをみせ、「メイクをしていなくてもクレンジング」の習慣は、スキンケアの新定番として定着していく可能性が伺えます。
@cosmeメンズビューティーアドバイザーに聞く!
スキンケアの中でも非常に大事にしたい、「クレンジング」。肌は自らが汚れを落とすことはできないのです。
酸化した皮脂など不要な汚れがある状態ですと、次に使用するスキンケアの効果を半減してしまう可能性もあります。
「朝クレンジング」「すっぴんクレンジング」を習慣づけることで、素肌のキメの整い方や毛穴にも変化が生まれ、肌本来が持つ透明感がアップデートし、普段のメイクのりも良くなっていきます。
過去3年間でトレンド傾向が変化!2022年上半期は「リハビリコスメ」が人気に!
新型コロナウイルス感染症の流行により、コスメ業界のトレンドは大きく変化しました。
2020年 「おうち時間」の定着化により、スキンケアニーズが拡大!
新型コロナウイルス感染症の流行により、「おうち時間」という考え方が定着した2020年。それに伴いコスメの売上が低下した一方、スキンケア商材のニーズが急速に高まり、@cosmeベストコスメアワード2020上半期では、総合5位中1位から4位までスキンケア商材が独占する結果に。
2021年 「マスクにつかないコスメ」がコスメ業界に一役買う!
Withコロナ2年目の2021年は、少しずつ外出の機会が増えたことによりコスメのニーズは若干増加。ベストコスメアワード2021上半期では「マスク着用」を前提とした「マスクにつかないコスメ」が軒並みランクインしました。
2022年リップやチークの売上が復活!「リハビリコスメ」が人気に!
新型コロナウイルス感染症がもはや当たり前になったコロナ3年目。弊社で実施したアンケートでは約40%の人が「メイクする機会が増えた」と回答しており、コスメ需要が高まっていることが伺えます。
また@cosmeベストコスメアワード2022上半期では、Withコロナ渦でニーズが低下していた「口紅」や「チーク」が総合TOP10に久々にランクイン。
「パケ買い」「テンションが上がる」といった観点でコスメを選ぶ消費者も見受けられました。
【チーク】発色を抑えた色味が人気。/アディクション アディクション ザ ブラッシュ ニュアンサー
【口紅】ノーカラーが人気。/イヴ・サンローラン ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ
「@cosmeトレンド予測部」が大予測!下半期の注目キーワードをチェック!
@cosmeは新たに「@cosmeトレンド予測部」を発足。売上動向やクチコミ、その他関連データからみえる意識変化と、美容プラットフォーマーとしての知見から今後の生活者インサイトや美容トレンドを予測し、2022下半期に注目されるであろうトレンドキーワードを5つ発表しました。
@cosmeトレンド予測部とは?
@cosmeでは、投稿されたクチコミから、今注目の美容トピックスを発掘するニュースレター「トレンドの芽」を毎月発信しています。この度発足された「@cosmeトレンド予測部」は、蓄積されたそれらのトピックスや、@cosme STORE/@cosme TOKYOでの売り上げ等の分析から、 ネクストトレンドを予測。
サステナ買い
使い切れるミニサイズのコスメやエコ仕様の紙パッケージが登場。「パケ買い」ならぬ「サステナ買い」が注目を浴びてくるのかもしれないですね。
アンプルスティック
いまや美容トレンドは韓国との繋がりが重要視される時代になっています。韓国版@cosmeでは、いま、持ち運びしやすい棒状の美容液がブーム!第2のシカブームになるのでしょうか!?
リハビリから“リベンジ”へ
コロナ前のメイクに戻すための「リハビリメイク」がトレンドに入ってきました。
ノーカラーの口紅やほぼ美容液なファンデーションがベスコスにランクイン。アジア最大級の化粧品専門店「@cosme TOKYO」の売上も過去最高を記録!脱マスク&訪日外国人受け入れで、「リベンジ消費」が流行りに乗ってくる頃でしょうか?
フリースタイル眉
2人に1人が「流行よりも、自分に似合う形や色」であることを重視しているようです。 眉は自分らしさを表現するパーツへと変わっていっています。髪と同じく、眉もプロの手で整えるのが主流になってくるのでしょうか。
だれでもコスメ
「ジェンダーレスコスメ」から「だれでもコスメ」へと幅広く展開しています。性別・年齢にかかわらず使える・似合う、全人類、誰にでも使えるコスメが広がっていくのでしょうか?