昨今、「Sports(運動)」「Wellness(健康)」や「Healthy Life(健康的な生活)」への意識が高まりつつあります。

数年前から日本でも注目を集めるようになったヨガ人口も1,000万を超えると言われており、多くの方の生活に寄り添う存在になってきています。

その流れからヨガを教える「インストラクターになりたい」と希望する方も増えてきているのですが、いざ仕事にするとなると疑問や心配事が次々と浮かんでくるでしょう。

そこで今回は、現役のヨガインストラクターであり、ライターとしても活動している筆者がインストラクターになるか迷っている方から寄せられる質問にお答えしていきたいと思います。

ヨガインストラクターになるには?

『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用
(画像=『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用)

まずは、ヨガインストラクターになるために必要な資格について。

現在、ヨガを教えるために絶対に取っておかなくてはならない資格というものはありませんが、専門知識や技術を正しく伝えるための学びは必須です。

最近では資格の種類もいろいろとあります。

なかでもヨガインストラクターになるなら全米アライアンス200時間(RYT)の資格を取る人が多いです。

実際にヨガインストラクターとして働き始めた方の多くは学びを怠りません。

それは、自身の知識や経験を増やして、生徒さんにより良いクラスを提供するためでもあります。

ヨガの教えを伝えるクラスや心身の深いリラックスを目的としたクラス、産前産後ヨガのクラス、スポーツ医科学に特化したクラス、体幹を鍛えたり筋膜リリースをおこなったりするクラス。

自分が興味のある分野は何なのか、どのような目的・悩みを持った方にレッスンを行いたいのか、そこを明確にしてから学びを深めると身になりやすいでしょう。

情報は常にアップデートされていくので、「一つのヨガインストラクターの資格を取ったからそこで終わり」なのではなく、学び続ける姿勢を持つ方が多いです。

ヨガインストラクターの働き方は?

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(画像=『YMCメディカルトレーナーズスクール』より引用)

では、実際にインストラクターとしての仕事を始めるとき、どのような“働き方”をするのか選択する必要がありますよね。

実際に、正社員や契約社員、アルバイト、フリーランスとヨガインストラクターの働き方もさまざまです。

正社員・契約社員の場合

正社員や契約社員のヨガインストラクターとして働く場合は、固定給を得られることや集客をしなくてはいけないという心配が少ないことがメリットとして挙げられます。

教育や福利厚生もしっかりとしているため、安心して働くことができますよね。

ですが、一日のレッスン回数が多かったり、レッスン以外の業務があったり、他のスタジオでのレッスンが禁止だったりといろいろな制約もあるので、あらかじめ下調べをしておくと良いでしょう。

フリーランスの場合

フリーランスとは特定の組織に所属せずに働く形態です。

フリーランスのヨガインストラクターは複数のスタジオでレッスンを持っている方が多く、活動の幅を広げるのは自分次第といったところでしょう。

しかし、ヨガインストラクターになったばかりの頃はなかなかレッスンを持たせてもらえるスタジオが見つからなかったり、オーディションで不採用になってしまったりと仕事として成立させるまでがとにかく大変。

いざレッスンを持たせてもらえても、集客ができずに収入が不安定になることもあります。

アルバイトの場合

最後はヨガインストラクターのアルバイトをする場合。

アルバイトとして働く場合は、決まった時間内でのレッスンのだけでなく接客、フロント業務、掃除などをこなすことがあるでしょう。

ですので、ヨガインストラクターとして自分がどう生きていきたいのか、現実的な部分もしっかりと踏まえて働き方を決めていきたいところです。