り、特別天然記念物のタンチョウが生息することでも知られています。また、釧路湿原では護岸工事をされていない、在りのままの川の姿を見ることができますので、ぜひ川の形にも注目してみてくださいね。きっと、川と聞いて最初に思い浮かべる形とは違っています。ここでは釧路湿原を堪能できるスポットを、アクセス方法ごとにご紹介します。

列車で訪ねる釧路湿原

列車で、車で、カヌーで。北海道・釧路湿原をめぐる静かな旅のススメ8.jpg
(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

釧路駅から網走へ走るJR釧網本線は、釧路湿原のなかを線路が通っているので、車窓から湿原を堪能することができます。とくに景色が良いのは塘路~茅沼の間。そして、時間に余裕がある方にはぜひ途中下車して訪れてほしいところがあります。

細岡展望台

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(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

釧路湿原で一番人気の展望台。人気の秘訣は、釧路湿原を一望できるそのダイナミックな景観にあります。蛇行する釧路川、そして遠くは阿寒の山々までも見渡せる、釧路湿原らしさを最も感じられる展望台です。

JR釧路湿原駅から徒歩5分というアクセスの良さも◎途中下車して次の列車の時間まで、広い釧路湿原を堪能してみてください。夕日の名所としても有名です。

展望台にはビジターズラウンジがあり、お土産や軽食をいただくことができます。駐車場完備。

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(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

車・バイク・自転車で訪れる釧路湿原

列車の駅から徒歩でアクセスするには遠いですが、細岡展望台以外にも釧路湿原には見どころがあります。自転車は塘路の駅舎の中にある喫茶店ノロッコ&8001もしくは達古武オートキャンプ場でレンタルすることができます。

コッタロ湿原展望台

列車で、車で、カヌーで。北海道・釧路湿原をめぐる静かな旅のススメ8.jpg
(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

コッタロ川を近くに見ることができます。北海道道1060沿いに展望台へ続く階段があり、階段の入り口から徒歩5分で展望台へ到着します。お手洗い、駐車場はありますがレストハウスはありません。塘路駅からコッタロ展望台へ向かう道には一部ダート(砂利道)を含みます。

夢ヶ丘展望台

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(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

湿原を走るJR釧網本線と釧路川が見られる展望台。とてもいい景色なのに、入り口となる達古武オートキャンプ場から片道徒歩40分と距離があるせいか、訪れる人が少ない穴場のスポットです。

釧路湿原は静かな場所なので、列車の姿が見える前から線路を走る列車の音が聞こえてきます。列車の音が聞こえてきたら注意して列車がやってくるのを待ちましょう。遊歩道はきれいに整備をされているので、ハイキングが好きな方には本当におすすめです。

列車で、車で、カヌーで。北海道・釧路湿原をめぐる静かな旅のススメ8.jpg
(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

達古武オートキャンプ場は、達古武湖のほとりにあります。レストハウスや、休憩できるテーブルとイスがあります。いつまでものんびりしたくなる気持ちのいいところです。

列車で、車で、カヌーで。北海道・釧路湿原をめぐる静かな旅のススメ8.jpg
(画像=トラベルライター、トリップノートより引用)

カヌーで訪れる釧路湿原

列車で、車で、カヌーで。北海道・釧路湿原をめぐる静かな旅のススメ8.jpg
(画像=トラベルライター 早朝、朝焼けの時間にカヌーは出発。、トリップノートより引用)

筆者が一番おすすめしたいのが、川から見る釧路湿原です。展望台から見る大きくて雄大な釧路湿原を堪能してみて、もっと釧路湿原のなかに入り込んでみたいという方には、カヌーに乗って川から湿原を訪れることをおすすめします。

カヌーは、筆者が今まで乗った乗り物のなかで一番静かな乗り物でした。とうとうと流れる川をゆったり静かに進みながら、生き物の気配を濃厚に感じることができます。