家計簿アプリは買い物をした金額と用途を入力すると自動で計算してくれる優れものです。あとから出てきたレシートもラクラク追加できて便利ですね。しかし、「家計簿アプリを使っているのに長続きしない」という人もいるのではないでしょうか。家計簿入力を長続きさせるには、収支を自動化しやすいアプリを選ぶことが大切です。

そこで今回は「家計簿入力が苦手」という人にも使いやすい人気家計簿アプリをランキング形式で4つ紹介します。

家計簿入力が続かない人が続けるための3つのコツ

(写真=PIXTA)

家計簿アプリを使っても長続きしない最大の原因は「日々の入力が負担!」ということに尽きるでしょう。1日、あるいは1週間入力をサボっていて気が付くと1ヵ月分の入力が膨大な量になっていてお手上げ……そんな失敗を繰り返さないためのコツを3つ紹介します。

1.金融機関やカード会社との自動連携が可能なアプリを選ぶ

お金の出入りの流れを考えてみましょう。給与が銀行に振り込まれ、そこから現金を出して買い物をする流れのほかにクレジットカードで支払ったり銀行からスマホアプリや交通系ICカードにお金をチャージして使ったりする流れがあります。家計簿入力が続かないのはお金のさまざまな流れを把握できず面倒くさくなって挫折してしまうことが原因の一つです。

そこで自分が利用している金融機関やカード会社と自動連携ができるアプリを選ぶことがおすすめ。自動連携ができれば金融機関の出入金やクレジットカードの利用履歴がアプリに反映され自分で追跡する手間がなくなります。

2.現金支払い分のみ付けるようにする

銀行やクレジットカードの出入金を自動連携することで残るは現金支払いとスマホアプリや交通系ICカードでの決済となります。手動でアプリに入力する項目は、「現金支払いのものだけにする」というルールを作っておくとずいぶん楽になるでしょう。

3.スマホや交通系ICカードでの決済はチャージ金額でざっくり把握

スマホアプリや交通系ICカードは銀行口座と紐づいている場合は残高が不足しても口座の預金からお金をチャージして利用できるため非常に便利です。しかし、コンビニや駅の売店などでの少額決済に利用している場合、それぞれの利用額と用途を入力していると煩雑になりかねません。そのためチャージした金額を入力しざっくりと把握しておくとよいでしょう。

家計簿アプリ人気ランキングトップ4

(写真=PIXTA)

4位「CRECO」複数枚のクレジットカードの使用状況をカレンダーで表示

クレジットカードと電子マネーの管理に特化したアプリです。現金の入出金管理や銀行との自動連携はありませんが、270種類のクレジットカードや電子マネーと連携ができます。そのため、現金よりもカード派の人向けです。複数カードの使用金額と用途をカレンダー形式で一括表示してくれるのでカードをいつ何に使ったのか分からなくなってしまう心配がありません。

また、みずほ銀行に口座を持っている人なら「みずほダイレクトアプリ」と連携して使え、口座残高のチェックもできます。

3位「Money Tree」銀行口座からクレカ、証券までトータルに資産管理

銀行口座やクレジットカード、電子マネー、ポイントカード、証券など2,700以上(2020年5月12日時点)のサービスと連携ができる家計簿アプリです。最大50の金融サービスを登録でき、支出だけでなく資産状況をトータルで管理できます。ポイントカードと連携すると保有しているポイントが一目で分かり有効期限が切れる前には通知が来るのでポイント失効の防止になるでしょう。

現金の動きは手動で記入する方式です。ただし有料サービスを利用するとレシートの画像を読み込んで保管しておくこともできます。レシート読み取り機能がないため、「現金の支払いがあまりない」「たくさんあっても入力が苦にならない」という人におすすめです。

2位「Zaim」ネットショッピングとの連携も可能! 850万超DLの人気アプリ

2020年4月時点でDL数850万を超える人気アプリです。これまで銀行やクレジットカード、交通系ICカード、ポイントカードに加え、保険、ショッピングサイトなどまで連携対象になっています。実店舗での買い物に加えAmazonや楽天市場などのネットショッピングをよく使う人におすすめです。レシート読み取り機能があるので現金でのお買い物入力もラクラク!

レシートをためこんで入力が面倒になる……といった事態がグッと減りそうです。日々のお金の流れを時系列で振り替えられる機能もあるので家計管理とともに改善にも取り組めます。

1位「マネーフォワードME」連携サービスが多く表示も明確で!初心者でも使いこなしやすい

1位は、2~4位の機能を備えつつシンプルな表示で振り返りがしやすいマネーフォワードMEです。銀行やクレジットカード、電子マネー、証券、ショッピングサイトなど2,664(2019年12月時点)の金融サービスと連携ができ、レシート読み取り機能も備えています。日々のお金の動きに応じて自動計算で収入と支出、収支を分かりやすく表示してくれます。

また、銀行の残高不足やクレジットカードの使い過ぎなどをお知らせしてくれる機能もあり家計管理の心強い味方になってくれるでしょう。総資産における各口座の内訳や金額の推移など資産管理も行いたい場合は、有料サービスの利用がおすすめです。