仙台のあじさい寺とも呼ばれる資福寺(しふくじ)は、6月になると境内に紫陽花が咲き誇るスポットとしてにぎわいを見せます。街中からのアクセスも良く多くの人が訪れますが、喧騒を忘れさせてくれる魅力的な場所です。
資福寺とは
資福寺(慈雲山 資福禅寺)は、臨済宗妙心寺派の寺院で、境内に1,200株もの紫陽花が植えられています。小さいながらも仙台のあじさい寺として多くの人に長年親しまれています。
資福寺までは、JR仙山線もしくは仙台市営地下鉄の北仙台駅北1出口から徒歩約12分、JR仙山線北山駅出口から徒歩約15分ほど。公共交通機関で気軽にアクセスできます。お寺の駐車場もありますが道が入り組んでおり、紫陽花のシーズンには多くの人が歩いているので、車でのアクセスはおすすめしません。
紫陽花を堪能しよう
車が行きかう大通りから一本道を入ると、お寺の参道までの路肩に紫陽花が咲き誇り、来訪者を迎えてくれます。この時点でその美しさに一歩一歩足を止めて眺めてしまいます。
特に資福寺のアイコンとなっているスポットが山門までの参道です。石段の両脇から溢れ出てくるように咲く背丈ほどの美しい紫陽花、そして境内の入口である山門がアイコニックな印象を与えます。
こぼれるほどに大きく立派な紫陽花を抜け境内に入ると、また違った色や形の紫陽花が咲いていて、来る人を飽きさせません。
この時期だけのお茶席
6月末になると境内の小書院にお抹茶の席が用意され、紫陽花を楽しみながらお茶とお菓子を楽しむことが出来ます。街の喧騒を忘れてこちらで一息つくのもいいですね。ちなみに、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年はお茶席は設けられませんでしたので、最新の情報をチェックしてみてください。
紫陽花の見頃は?
例年6月下旬から7月中旬の比較的遅い時期に見頃を迎えます。この時期は平日でも多くの人が訪れますので、喧騒を避けるのならば早朝がオススメです。また、雨上がりは花が美しく見える時間でもあるので、梅雨時期でも億劫にならず、訪れてみましょう。