映画『コロンビアーナ』のネタバレあらすじ
映画『コロンビアーナ』の詳しいあらすじを紹介します。ネタバレを含む詳しい内容になりますので、ご都合に合わせてご覧ください。
ネタバレ①起
コロンビアを拠点に活動するマフィアのボスであるドン・ルイスの下で働くファビオには、9歳になる娘のカトレアがいました。ファビオは、マフィアから足を洗う決心を固めます。しかしファビオがマフィアの機密情報が入ったチップを持っていたため、ドン・ルイスは手下達にファビオの殺害を命じました。
ファビオは、娘のカトレアにチップを託します。カトレアが到着したときには、ドン・ルイスの部下であるマルコ達によって、ファビオとファビオの妻も殺害されたあとでした。マルコはカトレアにチップを渡すよう促しますが、カトレアはマルコに反発して逃げます。
カトレアは叔父のエミリオが住むシカゴを目指して、コロンビアを離れました。エミリオもファビオと同じく、裏の世界の住人です。カトレアは両親を殺したマフィアに復讐したいとエミリオに伝えましたが、エミリオはカトレアに公的な教育を受けるよう説得します。
ネタバレ②承
少女だったカトレアは美しい女性に成長しました。カトレアの両親が殺害されてから、15年が経過しています。カトレアは、殺し屋として活動していました。飲酒運転に見せかけて、拘置所に潜入してある囚人の元へ向かいます。
カトレアは鮮やかな身のこなしで囚人を射殺して、何事もなかったかのように自分の牢屋に戻りました。翌日にカトレアは釈放されて、シカゴに帰ります。
FBI捜査官のロスは、22人の犯罪者が暗殺された事件を調査していました。暗殺された犯罪者には、カトレアの花の絵が描かれていたという共通点があり、同一人物による暗殺と推測されます。
カトレアが花の絵に込めたメッセージは、ドン・ルイスに対する復讐でした。事件の調査を進めるロスは絵の意味を探るべく、メディアに流すよう手配します。
ネタバレ③転
復讐に燃えるカトレアでしたが、恋人がいました。カトレアの恋人は、画家のダニーです。カトレアはダニーには、自身の素性を隠していました。ダニーはミステリアスな彼女に惹かれながらも、カトレアを深く知りたいとも思っています。
エミリオはカトレアの復讐に反対し続けていました。それでも、カトレアは復讐として犯罪者を殺すことをやめません。23人目が殺された時にドン・ルイスは、マルコにシカゴでカトレアの身辺を調査をするよう命じました。
その頃、ダニーは友人との会話のなかで「彼女が謎過ぎる」と会話している最中です。友人に「彼女を見せて欲しい」と頼まれたダニーは、隠し撮りしたカトレアを見せます。ダニーの友人はFBIと通じていたため、後にFBI捜査官にダニーの交際相手を調べるよう伝えました。
有力情報を得たロスはカトレアが住むアパートに向かいましたが、カトレアは寸前で勘付いて逃げます。アパートから脱出したカトレアはエミリオに会いに行きますが、エミリオ夫妻はマルコ達によって殺害されていました。
ネタバレ④結
カトレアは、ロスの自宅に潜入しました。目的は、ドン・ルイスに関する情報を聞き出すことでした。カトレアは「復讐のために暗殺を繰り返している。情報を教えないとあなたの家族を殺す」とロスを脅します。
ロスは、カトレアの要求に応えなければ自身の家族に危険が迫ると感じました。ロスはCIAに連絡して、自身の状況を説明します。情報を入したロスはカトレアに、ドン・ルイスの居場所に関する情報を伝えました。
カトレアは1人で、ドン・ルイスの自宅に向かいます。向かってきたドン・ルイスの部下は、全て殺害しました。手強いマルコにも勝利します。カトレアの目的だったドン・ルイスの殺害にも成功しました。
目的を達成したカトレアは、カトレアの関係者としてFBIで取り調べを受けているダニーに連絡をします。ダニーはカトレアに「愛してる」と言いました。カトレアは、1人でどこかへ向かいました。
見どころ
『コロンビアーナ』は、ゾーイ・サルダナが演じるカトレアの美しさやアクションに目を惹かれる映画です。しかし、冒頭のノスタルジックな雰囲気が感じられるボゴタの街並みも目を惹きます。
主人公のカトレアが幼少期に過ごしたのは、コロンビアのボゴタです。本作の撮影が行われたのはメキシコのようですが、作中ではボゴタの街並みとして使われています。カトレアが復讐に燃える前には、ボゴタで過ごしていました。
冒頭に映される映像は、まるでカトレアが家族との思い出を振り返るような演出がなされています。コロンビアといえば、コーヒー豆の輸出量の多さで世界で有名な国です。
しかし麻薬や犯罪組織といった暗い話題でも、頻繁に名前が挙げられる国でもあります。明るさと危うさの雰囲気が街並みで深く表現されているので、鑑賞する際には、ぜひ注目してみてください。