コロナ禍によって私たちの暮らしは大きく変化しました。

3500万円で買った家、コロナで大後悔。夫の在宅勤務ですべてが狂った
(画像=『女子SPA!』より引用)

※イメージです(以下、同じ)

 在宅勤務になった人も多いなかで、「こんなことなら郊外で広い家を購入すれば良かった……」と不満を口にするのは東京都に住む橋田由紀子さん(仮名・35歳)。  

橋田さん一家は今から3年前、2人目の子供が生まれたことをきっかけにマイホームを購入しました。

将来的にも広さ十分なマンションを3500万円で購入

「23区の下町エリアの中古マンションで価格は3500万円。夫はIT関連会社の営業部に勤めているのですが、コロナ前は夜遅くに帰宅して家では寝るだけという生活でした。間取りは3LDKなのですが、将来的には十分な広さだと思っていたんです。  

入居時は部屋の1つを家族全員の寝室に、もう1つの部屋は物置代わりに。リビングの横の部屋は子供の遊び場にしていました。将来的には子供部屋を2つ、夫は自室はいらないと言ったので今の家族の寝室を夫婦の寝室兼、私の仕事部屋にしようと考えていたのです」  

橋田さんはアパレル会社に勤務していた経験を生かして、結婚後は手作りの子供服をハンドメイドマーケットで販売していました。下の子が幼稚園に入ったタイミングでその仕事を再開する予定だったのですが……。

夫の在宅勤務で家が手狭に

3500万円で買った家、コロナで大後悔。夫の在宅勤務ですべてが狂った
(画像=『女子SPA!』より引用)

「昨年からのコロナ禍で夫が在宅勤務になってしまったんです。最初は昨年4月の緊急事態宣言中だけだろうと思っていたのですが、1年以上経った今でも出社するのは週に2回だけ。業務上、在宅勤務中は同室に他の人がいないことが条件だというので、子供部屋にする予定だった物置部屋に余っていたちゃぶ台と座椅子を置いて簡単なテレワークスペースを作りました。  

でも、長引く在宅勤務に夫が『座椅子だと腰が痛くなるからデスクがほしい』と言うように。そこでオフィス用のデスクとチェアを買ったのですが、今はベッドまで置いてすっかり夫の部屋と化してしまいました」

現在、上の子は小学2年生。宿題はリビングでやらせているといいますが、夫の在宅勤務が続けば将来的に子供部屋は1つだけになってしまうのが悩みだといいます。