栃木県宇都宮市といえば餃子の街として有名、というかそれしかないと言われたりすることもしばしば。駅前にはもちろん餃子店が並びますが、市街地にはわざわざ訪れたいオシャレなカフェレストランがたくさんあり、しかもアクセスも便利なところにあるんです。筆者の出身地・宇都宮のおすすめのお店を、地元民ならではのチョイスで紹介します。あの有名店も登場しますよ!
はじめに
宇都宮へは、JRか東武線でアクセスが可能です。那須や日光と合わせて立ち寄るならJR、鬼怒川と合わせて立ち寄るなら東武線になります。
今回紹介するのはこの「JR宇都宮駅」と「東武宇都宮駅」の間の約2kmのエリアにあるお店。両駅をつなぐ駅前大通りはバスが頻繁に運行しています。ちょっと立ち寄るのに便利で、かつ宇都宮の素敵なお店がたくさん集まっていて、市内からも多く人が集まる魅力的なエリアです。
それでは地元民がオススメする、カフェレストラン7軒をご紹介します。
【1】ダイニング蔵 おしゃらく
映画や音楽PVのロケ地にもなった「大谷石採掘場」に代表される大谷石は、栃木県の名産品の一つ。東武宇都宮駅から徒歩5分程、その大谷石でできた蔵で営業しているお店です。
「美食同源」をコンセプトに、美を意識した「美養膳プレート」や栃木の旬の野菜を使ったヘルシーな料理がおいしいお店。写真は少し前のものなので、今はまた違う献立になっていると思います。
すぐ近くに教会があり、ここだけ別世界のような雰囲気を楽しめる、まさに隠れ家レストランです。
【2】South Ave. Store(サウスアベニューストア)
JRの駅と東武線の駅の真ん中あたりにあるPARCOから徒歩7、8分程。突如アメリカ西海岸のような空間が現れます。
サーフショップのような雰囲気の中に海モチーフのインテリアがオシャレに飾られ、海なし県とは思えない完璧な演出。席は場所によってそれぞれ違った設えになっていて、テラス席にはハンモックまで備えられています。
ランチはローストビーフやシュリンプのプレートがあり、ライスかフレンチトーストを選べます。どの席にもプレッツェルが置いてあり、予約していくと粋なメッセージカードつき。
子ども用にプレイルームのような席があったり、親子向けメニューがあったりと子ども連れにやさしい一方で、アルコールメニューも充実していて、幅広い層の人が楽しめるお店です。
【3】KCUCHA RISMO(クーチャリズモ)
本格的なエスプレッソを出すオシャレなコーヒーショップ。もとは「ムジカリズモ」という雑貨屋で、作家さんのつくるアクセサリーや一品モノの家具を売っていて、宇都宮のオシャレ好きにはたまらない空間でした。
数年前の移転を機にカフェのみになりましたが、そのマインドが受け継がれているのか、雑多ながら調和のとれた、とてもオシャレでセンス溢れる店内です。フレンドリーな店員さんが目の前でラテアートをつくってくれます。
東武宇都宮駅から徒歩5分程でアクセスも良く、また市内の別の場所にも姉妹店があります。
形を変えながらも、長くこの地で心地よい空間を提供してきたその魅力は今も健在。エスプレッソメニューも豊富なので、コーヒー好きならぜひ訪れてほしいお店です。
【4】Y’s tea room
「South Ave. Store」と同じくPARCOから徒歩5分程、アーケード街「オリオン通り」の松屋の上階にあります。紅茶を通して人を笑顔に、地域を元気にという熱い思いを抱く、栃木県出身のオーナーの方が開いたティールーム。
こだわりのハンドブレンドの紅茶をポットでいただけます。栃木ということでとちおとめブレンドなどもありますが、筆者のおすすめはマスカット風味の「シャンパンブレンド」。写真ではわかりませんが、注ぐ前のカップに砕いたアラザンが入っていて、注ぐとシャンパンがはじけるようにキラキラするんです!
スコーンやランチメニューもあり、お店オリジナルブレンドのティーバックや茶葉も売っています。予約して来る方や、来るとオーナーさんが挨拶に出る方もいて、熱い思いと地元密着が感じられる素敵なお店です。