中央アルプスがそびえたつ長野県の絶景スポットの一つに「千畳敷カール」があります!2万年前、氷河期の氷で削り取られたお椀型の地形でできたこの絶景は、日本に生まれたなら1度は行きたい名所です。そんな千畳敷カールに行く前に知っておきたい5つの情報を、この記事では紹介致します。
①千畳敷カールまでの行き方・値段を把握しておこう!
まず最初に千畳敷カール観光に行く際に、最低限かかる費用について把握しておきましょう。
千畳敷カールを目指す場合、通常「管の台」のバスセンターでバスに乗り、「しらび平駅」に行きます。そこから、駒ケ岳ロープウェイに乗り、「千畳敷駅」(=千畳敷カールが見える場所)に到着するという流れになります。
この際、管の台バスセンターでチケットを買い、バス+ロープウェイの往復料金で3,900円がかかります。これが一番オーソドックスな最低限かかる料金です。
車で行けるのも管の台バスセンターまでで、それ以降は一般車両ではいけません。また、しらび平駅まで歩くという方法もありますが、管の台からしらび平駅まではバスで30分ほどかかる距離です。なので登山でなく普通に観光で行きたいという方には、やはり管の台バスセンターからを強くお勧めします。
②バス・ロープウェイでの様子を知っておこう!
先ほども書きましたが、バスは30分ほど乗車するので体感としては少し長めになります。曲がりくねった山道を進むので、人によっては酔い止め等を持っておいた方がよいかもしれません。
かなり狭い道を進んだり、崖の近くを通るのでスリル満点です!
ロープウェイも非常に混雑することが多いです。余裕をもって早く並ぶことで、景色を見られる窓側やつり革近くで乗車できますよ。満員の場合、すこし中が暑くなりやすいのでお水等を事前に用意しておくといいでしょう。
ロープウェイからみる景色は雄大で、特に、雲の上を行く瞬間は興奮すること間違いなしです!しらび平駅から一気に1,000m近く上昇していくので、人によっては少し怖さを感じるかもしれませんが、それも含めて素敵な思い出になることでしょう!
③季節と天気に気を付けよう!
千畳敷カールは、季節に応じてダイナミックにその姿を変化させます。見たい景色に合わせて季節を選ぶといいでしょう。春はまだ雪が残っているものの、一部の山肌が顔を見せ高山植物も続々と開花しだします。夏は高山植物の緑がまぶしく、秋は山肌一面が黄金色に輝きます。冬には紺碧の空と純白の冬景色が楽しめますよ。
また、千畳敷カールは標高2,600mの高さということもあり天気が安定しないことが多いです。せっかくの絶景、できるなら晴れの日に行きたいものです。もし、複数日程で候補がある方は、事前に駒ヶ根観光協会に電話して尋ねるのがお勧めです。
筆者は当初行く予定だった日の朝に電話確認をさせて頂きました。すると「今日、山頂は天気が悪いので明日の方がお勧めです」とアドバイスしていただいたので、翌日に千畳敷カールへ訪れ、良い天気の中で観光することができました。