映画『トリプルX』のネタバレあらすじ
キャストをチェックしたところで、次はいよいよ映画『トリプルX』のあらすじをご紹介します。ネタバレを交えているので、未視聴の方で結末を知りたくない方は読み飛ばしてください。
一方、先にあらすじを知っておくことで頭を整理してから映画を鑑賞したい方や、再視聴の際はこちらのあらすじの記述を参考になさってください。起承転結に分けてまとめるので、知りたい箇所だけをかいつまんで参照いただくのもおすすめです。
ネタバレ①起
アメリカ国家安全保障局で働くギボンズは、エージェントを犯罪組織「アナーキー99」に送り込んでいました。しかし、エージェントは見つかってしまい、敢えなく殺害されてしまいます。犯罪組織「アナーキー99」は、ロシアの兵器を用いて何らかの計画を練っていることが判明します。
そこでアメリカ国家安全保障局は新たなエージェントを雇うことに決めたのでした。一方その頃、過激なエクストリームスポーツの第一人者として名を馳せていたザンダーという男が街で暴れ回っていました。彼は首の後ろに「XXX」の刺青が入っているため、「X」と呼ばれています。
今回彼がターゲットとしたのは、スケボーやラップを規制する法案を掲げているディック議員でした。彼の高級車を拝借したザンダーは橋の下に突き落とし、パラシュートで生還します。そしてその一部始終をカメラで撮影し、大騒ぎする仲間達の元へと向かうのでした。
捕まるわけがないと思い込んでいたザンダーでしたが、警官隊に包囲されてしまい、眠らされた挙句食堂へと連行されます。やがて意識を取り戻したザンダーは、周囲の異様さに気がつきました。すると彼のいた食堂に強盗が襲撃してきますが、ザンダーは強盗が演技をしていることを見抜いていました。
そして彼はギボンズに「合格」と言われ、再度強制的に眠らされてしまいます。次に彼が目を覚ますと、そこは飛行機の中でした。またしても無理矢理そこから降ろされたザンダーでしたが、眼前に広がっていたのはコロンビアのコカイン畑でした。
また何かのテストが始まるのかと思っていると、そこへ突然マフィアがやってきてザンダーは捕まってしまいます。
ネタバレ②承
最初はマフィアもまた芝居なのだろうと思っていたザンダーでしたが、どうやら本物であることが判明します。さらにそこへコロンビアの政府軍も軍事介入してきて、ザンダーは両方の戦いに巻き込まれることになってしまったのでした。
その時、一緒に降ろされた仲間が撃たれてしまい、ザンダーは助けようとします。そしてバイクを奪って敵陣に攻め入りますが、麻薬王と間違われてしまい、武装したヘリコプターからの集中砲火を受けることとなるのでした。
何とかそれを掻い潜り上手く家を爆発させ、ザンダーは死んだと思わせることに成功しました。そして再度仲間を助けに戻ると、そこへギボンズの部下たちが現れて捕まります。ギボンズはザンダーにアメリカ国家安全保障局の新たなエージェントとなるようスカウトします。
断ろうとしたザンダーでしたが、過去の犯罪歴を盾にして刑務所に入れると脅され、無理に了承させられてしまいます。そして彼は早速任務を与えられることになるのでした。ザンダーはチェコに派遣され、刑事のソーバとアナーキー99の居るクラブに潜入します。
そしてボスのヨーギに、ザンダー単身で話をしに行くこととなるのでした。しかし話を聞いてくれない様子であるのをみて、ソーバが刑事であることを暴露して彼に取り入ろうとします。ヨーギの部下はXことザンダーのことを知っており、打ち解けることに成功するのでした。
ザンダーは車を購入したいと取引を持ちかけることにします。その会計を担当するのは、ヨーギの部下のイレーナでした。取引をする前、ザンダーはスパイに使う兵器を開発者のトビーから受け取りました。
その兵器の内訳は、透視できるスコープに睡眠効果入りの弾、小型の貼り付け爆弾でした。そして取引が成立し、ヨーギは車を用意してくれますが、そこへ隠れていたソーバが見つかってしまいます。
ザンダーとヨーギは彼を共に殺しに向かいます。ザンダーは表向き、銃を用いてソーバを殺したように見せかけるのでした。
ネタバレ③転
ヨーギの弟がザンダーのホームページの常連であったこともあり、すっかり打ち解けたザンダーとヨーギは、アジトも兼ねたヨーロッパの古い城に向かうこととなります。そこには仲間たちがいて、大騒ぎしていました。
そこでヨーギに言われ、イレーナという女性がザンダーの相手をすることになりました。彼女はヨーギの愛人で、組織を裏切ろうとしていました。翌朝のこと、城の内部を物色していたザンダーはイレーナが金庫を撮影しているのを発見します。
ザンダーに話しかけられて身構える彼女でしたが、ランチに誘われついて行きます。そこで、ザンダーはうっかり自分はスパイであることを彼女にバラしてしまいました。一方ヨーギは自主的にザンダーの正体に気がつきます。
イレーナはヨーギからザンダーの殺害依頼を受けて、ようやくスパイであることを信じます。イレーナは情報を売る代わりに保護を求め、ヨーギから狙われていることをザンダーに話します。そしてザンダーはイレーナを盾にしつつ逃亡するのでした。
そしてギボンズの元へ戻ったザンダーでしたが、「あとは自分たちで行う」といい解雇されてしまいます。しかしイレーナを助けたいザンダーは、単独でアナーキー99のアジトに潜入することにしました。
その頃ヨーギはイレーナに地下の研究所を見せます。そこでは科学者たちが生物兵器を作っていました。そして、なんとこれを街に発射するのだといいます。兵器が完成したのをみたヨーギは、科学者たちを生物兵器で惨殺してしまいます。
潜入していたザンダーは、生物兵器の証拠をスコープで撮りますが、見つかってしまいます。しかし事前に爆弾を仕掛けていたこともあり、イレーナの助けも借りて逃亡に成功しました。
ネタバレ④結
イレーナの正体はロシアのスパイで、アナーキー99の内部捜査をしていました。イレーナはザンダーと組み、ザンダーはチェコ警察やトビーの協力を得て人工の雪崩を引き起こし敵の通信設備を破壊し、スノボで敵陣に突撃します。
そこへ警察も駆けつけ、ザンダーは秘密兵器のミサイルでヨーギーたちを倒しアナーキー99を壊滅させました。しかしこの時すでにヨーギーらの作らせていたエイハブは発進しており、世界はパニックに陥ります。
ギボンズは空軍にこれを破壊するよう要請し、ザンダーとイレーナはスポーツカーでプラハ市内の川を進むエイハブに飛び乗り、毒ガス兵器を取り付けて川に沈め爆破させました。
こうしてザンダーは無事帰還し、世界も守られます。その後、イレーナとバカンスを楽しむ彼の元へ、ギボンズから正式採用の知らせが届きました。