3人がかりでミリーの頭に装着するというウィッグについて、サラはその工程を説明。まずは、ミリーの髪をしっかりと巻き、ウィッグがかさばって見えたり、ぶざまに見えないようにしたのだという。サラは「もっとも重要なのは、彼女の頭の形が可能な限り自然で、かさばらないよう、髪をしっかりと巻き付けることだった。そのために、私たちは、彼女の髪を濡らして、彼女の頭にぴったりとジェルをつけ、キレイにみえるようにしました。そのあと、彼女の頭をしっかりと包み、15分ほど熱で乾かしました」とつづっている。
また、アーティストのロブ・ピケンズによれば、髪の間から頭皮が見えるよう、ウィッグを肌のようにみせるためにシルクのパーツを縫い付けたという。サラによれば、この装着工程は全部で30分ほどを要したそうだ。また、微妙に長さの異なるウィッグを3種類用意したことも明かしている。
ウィッグに見えないほど、自然だったミリーの丸刈り姿。彼らの高い技術力が、本作の質をさらに高めたのは言うまでもない。
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