映画『トータル・リコール』のネタバレあらすじ

【ネタバレ】映画『トータル・リコール』あらすじを徹底解説!オリジナル版とは別物?
(画像=『Sorte plus』より引用)

続いては、映画『トータル・リコール』のあらすじを解説します。ネタバレを含む詳しいあらすじになりますので、ご都合に合わせてご覧ください。

ネタバレ①起

【ネタバレ】映画『トータル・リコール』あらすじを徹底解説!オリジナル版とは別物?
(画像=『Sorte plus』より引用)

近未来の地球は、人類が起こした大きな戦争によってほとんどが荒廃した土地でした。人類に僅かに残された移住区域は、富裕層が住むUFB(ブリテン連邦)と労働者が住むコロニーエリアの2つとなっています。

富裕層が住むUFBは、衛生的で快適な生活が送れる地域です。一方で、労働者階級が住むことを余儀なくされたコロニーエリアは、粗末な環境でした。

本作の主人公・ダグラス・クエイドは、美女と戦闘ロボットから逃げる夢を見ています。しかし、現実では妻とコロニーで貧しい暮らしを強いられてました。

単純作業を繰り返し行うダグラスには、息抜きにビールを飲むくらいしか楽しみがありません。そのような毎日を同じように繰り返していたダグラスでしたが、同僚から最高の体験ができるという紹介状をもらったため、仕事の帰りにリコール社に寄ります。

ネタバレ②承

【ネタバレ】映画『トータル・リコール』あらすじを徹底解説!オリジナル版とは別物?
(画像=『Sorte plus』より引用)

ダグラスは、戦闘ロボットに追われる悪夢や日々の鬱憤をストレスに感じていました。リコール社は、記憶の売買ができるという噂です。リコール社では、他の人間の体験を脳から読み込める機械がありました。

ダグラスは、スパイ機関の敏腕エージェントのコースでスリルを味わおうとしますが、機械を作動させようとしたときに大勢の武装した人間に襲われます。

突然の出来事でしたが、ダグラスは驚異的な身体能力を発揮して全員を倒しました。その後家に来たくしたダグラスは「襲われたので、仕返しをしてしまった」と妻に告げると、妻が襲ってきます。

ダグラスの妻は、実はUFBの覆面捜査官でした。ダグラスは自宅から出て、逃走します。逃走していると、ダグラスの身体に内蔵されていた装置が作動して、支援者と会話ができるようになりました。これまでのダグラスは自身をダグラスだと思っていましたが、本当はダグラスという名前ですらない様子です。

ネタバレ③転

【ネタバレ】映画『トータル・リコール』あらすじを徹底解説!オリジナル版とは別物?
(画像=『Sorte plus』より引用)

ダグラスには、隠された本当の記憶がありました。全ては、UFBの高級アパートの一室に隠されています。ダグラスは真実を知る道中で、戦闘ロボットに追われる夢で出会った美女・メリーナに出会いました。

追跡から逃れながら、目的の場所へ辿り着きます。楽譜とピアノが置かれた部屋には、楽譜通りに演奏を促すメッセージがありました。実際にダグラスが楽譜通りに演奏すると、本当の名前カール・ハウザーを思い出します。

カール・ハウザーは連邦警察の一員でレジスタンスの中心人物を暗殺する任務の遂行中にメリーナと恋仲になり、レジスタンス活動を行うようになりました。近頃のテロ活動は連邦警察がレジスタンスに汚名を着せるための策略だと判明します。

ネタバレ④結

【ネタバレ】映画『トータル・リコール』あらすじを徹底解説!オリジナル版とは別物?
(画像=『Sorte plus』より引用)

テロ活動を完全に阻止するには、機械の停止コードを入力する必要があります。ダグラスは停止コードが自身の脳内にあることはわかりましたが、レジスタンスの中心人物の手を借りなければなりませんでした。

レジスタンスの本拠地へ向かいますが、ダグラスたちのあとに突入してきた連邦警察の部隊によって、レジスタンスの中心人物が殺されます。連邦警察は再びダグラスの記憶を書き換える算段でした。

ダグラスが仕掛けた爆弾によって、連邦警察たちは壊滅寸前になります。爆風によって失神したあと、目覚めたダグラスの側にメリーナが居ました。

しかし、メリーナが偽物だと気付いたダグラスはその場で射殺します。本物のメリーナと抱き合うダグラスは、UFBの支配から解放されたコロニーで今後を共に生きると決意しました。

見どころ

【ネタバレ】映画『トータル・リコール』あらすじを徹底解説!オリジナル版とは別物?
(画像=『Sorte plus』より引用)

映画『トータル・リコール』は、近未来の地球が丁寧に描写されています。空想の世界というよりも、リアリティな現実味ある世界観を感じられるのが魅力です。

武器や機械などはもちろん、登場人物の細やかな仕草といった部分でも近未来らしい世界観が楽しめます。1990年に公開された『トータル・リコール』はまた異なった雰囲気ではあります。

しかし、最初に鑑賞する『トータル・リコール』は、オリジナルとリメイクのどちらでも内容や世界観に差し支えはないという意見が多いです。

リメイク版『トータル・リコール』はオリジナル版と違う?

【ネタバレ】映画『トータル・リコール』あらすじを徹底解説!オリジナル版とは別物?
(画像=映画.com、『Sorte plus』より引用)

オリジナル版『トータル・リコール』が公開されてから、30年以上の時を経てます。オリジナルとリメイクを比べたときに、大きな設定や内容に変化は感じられません。

唯一異なるのがオリジナル版のダグラスの夢に現れるのは、火星という設定です。リメイク版では、戦争によって荒れた地球なので大きく異なります。

オリジナル版『トータル・リコール』は、アカデミー特別業績賞を受賞しました。理由は最新の映像技術が上手く作動しなかったため、斬新なアイデアによる演出を行ったためです。

オリジナルとリメイクでは映像技術の違いが大きいので、どちらも鑑賞した方は見比べてみると面白く感じられます。