京都といえば、清水寺や金閣寺、銀閣寺と有名な神社・お寺が集まっていますが、それだけではありません!実は京都観光の玄関口・京都駅周辺には展望タワーや水族館など、カップルや子連れのファミリーまで楽しめるスポットがあります。今回は京都駅周辺にある、おすすめの観光スポットをご紹介。京の玄関口でレジャーを楽しみませんか?
京都観光のおともに・・・「地下鉄・バス一日券」
京都市内を観光する際は、お得なフリーきっぷを使って散策するのが便利。「地下鉄・バス一日券」は京都市バスや市営地下鉄などで利用でき、京都駅周辺はもちろん、人気観光地である清水寺や金閣寺、祇園、嵐山などへもアクセスできます。
【地下鉄・バス一日券の情報】
<電話番号>
0570-666-846(京都市交通局・ナビダイヤル)
<料金>
【1日券】おとな1,100円、こども550円
<主な発売箇所>
京都市営地下鉄駅券売機,市バス営業所,市バス・地下鉄案内所など
※詳細は公式HPでご確認ください。
【1】「京都水族館」で京の海、川の生き物たちと戯れよう!
最初にご紹介するのは京都駅から歩いて15分、梅小路公園内にある「京都水族館」。“海のない京都市内でなぜ水族館があるの?”と不思議に思う方もいらっしゃるかと思いますが、三方を山に囲まれた京都市内には鴨川や宇治川、桂川といった河川が流れており、海だけでなく、川の生きものが多く生息しています。
オオサンショウウオなど川の生きものにあえる「京の川」
入場ゲートから入ってすぐ、「京の川」コーナーには京都市内を流れる「鴨川」と京都北部を流れる「由良川」をモチーフにした水槽が展示されています。鴨川の上流で見られる「岩清水」や、苔の間を流れる出る「滴(しずく)」、さらに由良川の上流から下流を再現しています。
ここでの注目は国の天然記念物で「生きた化石」、「世界最大級の両生類」と呼ばれるオオサンショウウオのリアルな姿を見ることができるほか、由良川に生息するイワナやオイカワ、ニゴイなど、川の生きものに出会えます。
雄大な海の生きものと出会える「京の海」
また京都・丹後地方は海に面しており、多種多様な生きものたちが生息しています。「京の海」では悠々と泳ぐエイや「マイワシ」の群れなどを巨大水槽で見ることができるほか、他の水槽では京の食文化に欠かせない「アマダイ」や「ハモ」も展示されています。
他にも見どころ満載!京都水族館のおすすめポイントをご紹介
京都の海と川を再現した水槽だけでなく、他のコーナーにも見どころがあります。「さんご礁のいきもの」ではさんご礁の自然環境を再現。砂底からゆらゆらと体を揺らすチンアナゴをはじめ、クマノミやハマクマノミ、カクレクマノミなど日本沿岸に生息する6種類のクマノミを見られます。
また屋外にある「イルカスタジアム」ではハンドウイルカたちを見ることができるほか、1日2~3回「イルカLIVEきいて音(ネ)」と呼ばれるパフォーマンスが開催されます。事前に配られるストローで作った笛を吹きながら楽しめるので、ぜひ参加してみましょう♪
海、そして川の生きものたちと戯れた後はミュージアムショップでお土産を買いましょう。京都水族館に生息する海の生きものたちを再現した「水族館和スイーツ」や触り心地が良く表情がかわいい「オオサンショウウオぬいぐるみ」(税込930円~)などを販売しています。
【2】西の鉄博(てっぱく)・京都鉄道博物館でSLと新幹線を見に行こう!
京都水族館にも近く、鉄道ファンやカップル、ファミリーにおすすめのスポットが「京都鉄道博物館」。リニューアル前は蒸気機関車を展示する「梅小路蒸気機関車館」として親しまれていましたが、2016年4月に「見る・さわる・体験する」をテーマにした国内最大級の鉄道博物館として生まれ変わりました。
西日本で活躍した歴代の車両を見よう!
最初の見どころは西日本エリアで活躍した車両を目の前で見ることができる点。入口から入ってすぐのところにある「プロムナード」では0系新幹線や通勤列車で使われた車両、さらに蒸気機関車が展示されています。
また、京都駅のプラットホームを活用した「トワイライトプラザ」では1989年から2015年の約26年間、大阪~札幌間を運行した「トワイライトエキスプレス」の電気機関車と客車が展示されています。客車は寝台ベッドをはじめ、食堂車の座席やメニューなどを見ることができます。
「プロムナード」と「トワイライトプラザ」で車両を見学した後は、本館1階の展示フロアへ行きましょう!導入当時日本最速で時速約300キロメートルで運行していた500系新幹線をはじめ、国鉄時代に特急「こだま」として運行した特急列車、さらに京阪神エリアで活躍した通勤列車などが展示されています。
この他にも、1階では鉄道の歴史や車両の仕組みについて紹介しているので、あわせてチェックしてみましょう。
本館2階でシミュレーションやジオラマを楽しもう!
1階で鉄道の歴史と仕組みを学んだ後は2階でシミュレーションやジオラマを体験しましょう。エスカレーターを上がってすぐのところにある「運行のしくみ」では新幹線や通勤列車の模型を使って安全に走行するシミュレーションを体験できます。
また「運転シミュレータ」では西日本を走る新幹線や在来線6台の運転台が備えており、運転手としてリアルな運転体験を無料で楽しめます。ただし、人気のコーナーのため、運転ができるかはどうかは抽選で決まります。まずは「運転シミュレータ」で抽選券をもらいに行きましょう!
さらに実際にJR西日本の駅で使用されている自動券売機や自動改札機、列車の案内表示板を再現したものも展示されており、実際にきっぷを購入して改札を通る体験もできるほか、JRを含む関西を走る私鉄についても紹介しているコーナーもあるので、あわせてチェックしてみて。
「鉄道ジオラマ」は25メートルプール1個分の大きさを誇り、西日本を走る新幹線や在来線の通勤電車だけでなく、東日本を走る新幹線や特急列車の模型を見ることができます。駅やトンネルも忠実に再現しており、1日4回~6回走行イベントを開催します。
スカイテラスで新幹線と在来線の走っている姿を見よう!
博物館の見学はもちろん、京都観光でひと休みしたい方には3階にある屋外展望デッキ「スカイテラス」がおすすめ。東寺をはじめ、京都市内を囲む山の絶景や街並みを眺めることができます。
さらにスカイテラスからは東海道新幹線やJR京都線の通勤列車、特急列車が走っている姿も見られます。近くには京都駅と西大路駅の間の列車位置情報システムがあり、実際に走行する列車の位置を確認できます。お気に入りの列車の位置を知ることができるので、鉄道ファンの方はぜひチェックしてみてください。
歴代の蒸気機関車が集結!「扇形車庫」
鉄道は電車だけではありません!鉄道博物館最大の見どころが歴代の蒸気機関車を見られる「扇形車庫」です。明治から昭和にかけて活躍した53両の蒸気機関車が展示されており、蒸気機関車の歴史と仕組みを学べます。
さらに「SLスチーム号」に乗車して蒸気機関車での旅気分を楽しむのもおすすめ。往復1キロメートル、約10分間乗ることができ、11時~16時まで約15分~30分間隔で運転します。人気のコーナーなので、早めに乗車券を買いに行きましょう!