ワーママ×管理職に向いてない人

ワーママ×管理職がおすすめの理由。実体験をもとに解説します!
(画像=pixabay Photo byernestoeslava、『lovely』より引用)

ワーママ管理職になることで得られるメリットはたくさんあります。ですが、元々の考え方や性格上、管理職の仕事が合わないという人もいるかもしれません。

ここでは、管理職に向いていない人にはどのような特徴があるのかチェックしてみましょう。ワーママとして管理職の仕事が向いているかどうか悩んだとき、ぜひ参考にしてみてくださいね!

指導・育成が苦手

部下にもさまざまなタイプがいますが、それぞれの個性や能力を把握して適切にコミュニケーションをとることが管理職には求められます。そういったマネジメントが苦手な人は、チームを率いていかなければいけない管理職に不向きであるといえるでしょう。

指導や育成が苦手だと周りからの信頼を得られないだけでなく、組織全体のパフォーマンスが低下する恐れもあります。人を育てることにやりがいを感じられない方は、管理職として働く前にしっかり検討してみましょう。

仕事をひとりでため込む

部下の能力を引き出し、業務を振り分けるのも管理職の仕事です。部下に指示を出しながら成果を出すことが求められるため、自分1人でやらないと気がすまないという人や、適切に仕事を振れない人は管理職に向いていないでしょう。

管理職では部下の成績が上がるほど高い評価を受けられるため、「自分でやるのではなく部下に任せよう」という考え方を持つことが大切です。部下をうまくまとめられずに自分で抱えてしまうとワンマンな人だと思われてしまい、組織としての成果を上げることが難しくなります。

感情的になりやすい

管理職は人の上に立ってチームを引っ張っていく存在。たとえミスやトラブルが起きても、心に余裕を持って落ち着いて対応しなくてはいけません。そのため、すぐ感情的になったり慌てて間違った行動を起こしたりするような人は管理職の仕事に向いていないでしょう。

部下の失敗に対して一方的に𠮟りつけてしまうようでは、当人だけでなく周りからの信頼を失ってしまいます。そっけない態度を取るのではなく「短時間でも応じる」「一緒に原因を探ってみる」などを実践してみましょう。

ワーママ×管理職のメリット

ワーママ×管理職がおすすめの理由。実体験をもとに解説します!
(画像=girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/young-1024x682.jpg、『lovely』より引用)

ここでは、ワーママが管理職になることのメリットについてお話します。私が考えるメリットはこの3つです。

  • スケジュールを自分でコントロールできる
  • 仕事を人に任せる裁量がある
  • 女性活躍を推進したい企業とWin-Win

1つずつみていきますね。

スケジュールを自分でコントロールできる

私はこれが最大のメリットだと考えています。

平社員のときは上司の指示にしたがって仕事を行うことが多いため、休暇や遅刻・早退なども都度上司の承認を得る必要があります。また、周りの人と調整が必要な場合は、上司をとおして調整が必要なことが多く、時間がかかってしまうことが多いですよね。

その点、管理職は基本的に自分でスケジュールを組み立てて進めていきます。言うなれば「自分の好きなように仕事を進めていくことができる」わけですね。そのため、例えば「この日は用事があるから早退する。その分別の日は少し残業をして仕事の進捗を取り戻そう」といった判断も自分ですることができます。

子育てをしていると予定していることから突発的なことまで様々な理由で家庭と仕事の調整が必要な場面がでてきます。そうしたときに、自分の裁量で仕事の調整ができるというのはとても大きなメリットではないでしょうか。

仕事を人に任せる裁量がある

2つめは、「仕事を人に任せる裁量がある」ということです。これも1つめの「スケジュールを自分でコントロールできる」ということと基本的には似たような話になります。

例えば急に子どもが熱を出したので休まないといけなくなったとき、いちいち上司をとおして他の人と仕事の調整をしてもらって…となると時間もかかりますし、自分自身も周りに迷惑を掛けている意識が強くなり、精神的に辛くなってきてしまうことも。

管理職であれば誰かに仕事をお願いするのは自分の裁量で行いますので、調整にかかる時間も削減できること、調整する際に他の人の手をわずらわせずに済むことがメリットの1つではないかと考えています。

女性活躍を推進したい企業とWin-Win

最後は「女性活躍を推進したい企業とWin-Win」ということ。これは企業にもよるかもしれませんが、昨今、企業における女性管理職を増やしていこうとする動きが多く見られます。そうしたなかで自ら管理職に手をあげ頑張ってくれる人材に対しては、企業としても一定の評価をしようとしてくれるのではないかと思います。

もちろん、企業からの評価のためだけに管理職になろうとすることはおすすめしません。ただ、評価があがると何がいいかと言うと、「自分の好きなように仕事をしやすくなる」ということがあります。

好きなように仕事ができると、先ほどからお伝えしているスケジュールや仕事内容のコントロールがしやすくなるため、女性活躍を進めたい企業とWin-Winの関係になれるというわけなんですね。

ワーママ×管理職のデメリット

ワーママ×管理職がおすすめの理由。実体験をもとに解説します!
(画像=girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/girl-3-1024x726.jpg、『lovely』より引用)

ここまでワーママ管理職の良い面をご紹介してきましたが、当然デメリットもあります。私が考えるデメリットはこちら。

  • 家でも会社でも人を育てることへのプレッシャーやストレス
  • 気づいたら自分の時間がなくなっている場合がある
  • どうしても休めないとき、突発で対応が必要なときの対策が必要

1つずつみていきましょう。

家でも会社でも人を育てることへのプレッシャーやストレス

管理職となると部下の育成やチームの育成に力を注ぐことが増えます。その時に子育ての経験が活かせる反面、家では子供を育て職場では部下を育て…と常に誰かを育てないといけない環境というのは時にストレスになることも。

誰かを育てるって思い通りにいかないことが多いですし、とても疲れますよね。そんなときは、家でも職場でも、「自分1人で1人でしっかり育てないといけない」という気持ちは捨てて、誰かと一緒に育てていくという意識を持つことでストレスも軽減できるかもしれません。

気づいたら自分の時間がなくなっている場合がある

これも先程の話と似ていますが、ママも管理職も常に誰かのことを考えて誰かのために動いている状態が続いてしまうことがあります。そんな状態で日々を過ごしていると、ふとした時に全然自分の時間が取れていないことに気づいて、仕事や家庭へのモチベーションが下がってしまうことがあります。

仕事も家庭もうまく両立するには、意識的に自分が息抜きできる時間を作ることが必要ですね。

どうしても休めないとき、突発で対応が必要なときの対策が必要

ワーママ管理職のメリットとして、急に休む時などに自分で調整ができることがあると書きました。確かにそれはメリットなのですが、管理職ともなると代わってもらえる人がいない仕事というものも少なくありません。

そうした仕事が入っている日にもし子どもの具合が悪くなったらどうするのか。夫が休めるように調整してくれているのか、他の誰かに頼むことができるのかなど万が一のときの対策は事前にしっかりとっておく必要があります。