わざわざ行きたくなる老舗の味、丸一蕎麦屋。毎回行列ができることで有名で、筆者は2回門前払い、3度目の正直でようやく食べることができました。素材や粉にもこだわりがあり、日々4代目のご主人が蕎麦を打っています。1時間待ちしてでも食べたい、老舗の味をご紹介。
丸一蕎麦屋とは?
丸一蕎麦屋は、明治31年創業の老舗の蕎麦屋さんです。筆者は2回振られ、3度目の正直でようやくありつけることができました。
訪れて思いますが、女将のサービスが気持ち良いです。見ていても、いつもニコニコされています。
2019年現在そばを打つのは4代目のご主人
女将さん曰く、混雑する時期には夜遅くまでご主人が仕込みの準備をされているそうです。人手が足りない為、麺がなくなり次第終了となる、と申し訳なさそうに話してくださいました。
ご主人自ら厳選しているという粉は季節ごとに産地を変えているそうで、簡単には人に伝授出来ないそうです。
素材にこだわりあり!
丸一蕎麦屋で用いられている素材は、すべて顔の見える生産者から!というこだわりによって厳選されたものです。食べる側としても非常に安心できます。粉はすべて国産、野菜や肉、卵は地元産のようです。
ミシュランガイド熊本に掲載
『ミシュランガイド熊本・大分2018特別版』に掲載されたということで、会計場所のところに盾が飾ってありました。
あの有名なミシュランではありませんが、美味しいものが沢山ある熊本で、熊本ミシュランに選ばれているのは流石ですね。
新聞に掲載される地元に愛される老舗の名店
丸一蕎麦屋は、過去新聞にも取り上げられており、それらの記事は店内に飾られています。中には、一面を飾ってるような記事までありました。記事に掲載されている写真を見る限り、仲が良い祖母、母、孫と、代々受け継がれているのだろうなと感じます。
全メニューを一挙紹介
2019年9月時点では公式HPがリニューアル中との事で、ネットで検索しても公式ツイッターしか出てきません。女将さんに確認したところ、まだHPリニューアルに時間がかかるとの事でしたので、参考にしてください。
人気のセットメニュー
まずは、丸一蕎麦屋の人気セットからご紹介。
筆者は、「ざるそばと親子そばのセット(1,450円)」を注文しました。セットなのでそれぞれが半分のサイズで提供されるのかと思いきや、そうではございません。1人前のざるそばと、1人前の親子そばがやってきます。小食の方は要注意です。
food編
フードメニューの人気はざるそば、かしわそば、親子そばです。
親子そばというメニューが珍しいですが、鶏の出汁もいい感じで、筆者は最後の一滴まで飲み干してしまいました。最後には、「できることならご飯を入れて雑炊として食べたい!」と思う絶品の出汁です。上の写真のふわふわ卵の下に、そばが隠れているのです!
ざるそばはこしがしっかりしており、噛み応えがあります。蕎麦の風味がしっかり生きていて、非常においしいです。他店より1本1本の麺が長いのも特徴だと思います。つゆには地元の醤油が数種類使用されており、少し甘めの味付けで、これまた美味しい。
ざるそばの量は少な目なので、女性なら1.5人前、もしくはざるそばと天ぷらを頼むと丁度よく、男性ならざるそば2人前で丁度良さそうです。
そばとあわせて注文するのにお薦めなのが、かき揚げやごぼう天です。
左上の写真は野菜とエビのかき揚げですが、エビのぷりっぷり感に衝撃を受けます。厚さも2cmほどでまあまあのボリューム感があり、元気のいいエビが野菜と一緒にごろごろ入ってるという具合です。4等分して提供してくれるので、食べやすいですし、みんなで食べ分けやすいです。
右上の写真のごぼう天もざるそばと合います。こちらはごぼうの風味が良いです。2~3本でひとかたまりになっているので、こちらもみんなで食べ分けやすくなっています。
以下、フードの全メニューとなります!
drink&つまみ編
ドリンクに関して、基本的なものは揃っています。ビール、焼酎、日本酒、ソフトドリンク。焼酎は、人吉市の近くの「球磨焼酎」のみの提供となっており、勝手に地元愛を感じてしまいます。カウンターにずらりと並んでいる焼酎は、なんと、球磨焼酎の全蔵元が揃っているそうです。
ただ、場所柄、車で来る方も多いので、あまりお酒を飲んでいるお客さんは見かけませんでした。
おつまみは先に紹介したかき揚げやごぼう天などがあります。
お持ち帰り編
お持ち帰りメニューは、おみやげとしても喜ばれます。ただ、出来上がりに30分程かかるようですので、時間にはゆとりをもって注文しましょう。
地方発送編
なんと、お蕎麦の地方発送まで対応しています。地元の方でこの味で育った方にとっては、嬉しい懐かしの味でしょう。また、蕎麦好きの方への贈り物としても喜ばれることでしょう。