1990年代後半に真っ黒に焼けた肌のガングロギャルや、奇抜なメイクのヤマンバギャルが大流行したことをご存じですか?実は今でもガングロは密かに人気で、巷にはガングロカフェまであります。今回はガングロメイクのやり方や化粧品などを詳しくご紹介します。
ガングロギャル・ヤマンバギャルとは
ガングロギャル・ヤマンバギャルは渋谷に現れたド派手な女の子たち
ガングロギャルやヤマンバギャルと呼ばれる女性たちが現れたのは、1998年から2001年くらいにかけてのことです。顔を真っ黒のファンデーションで塗りたくり、髪を金髪やオレンジ色などド派手な色に染め、つけまつげをばっちり付けた独特な出で立ちがポイントでした。
こういった女性のことをガングロギャルと呼んでいたのですが、雑誌「egg」などが彼女たちに流行したメイクに興味を持ち、スナップ写真を撮るようになってからガングロ界はにわかに変わり始めました。他の女性よりもさらに派手に魅せる競争意識が芽生え始め、さらに派手なメイクをする女性をヤマンバギャルと呼びました。
ヤマンバギャルは独特なメイクをする女の子たち
ヤマンバギャルの子たちのメイクは独特です。顔を真っ黒いファンデーションで塗るだけでなく、普通は赤系の色で塗るリップはベージュや白などの色を使い、アイメイクも白く、ラインストーンやシールを顔に貼り付けます。現在はギャルでなくてもカラコンを使う人は多いですが、カラコンに真っ先に飛びついたのもギャルです。
ガングロギャル・ヤマンバギャルの女の子たちは、黒人の女の子にあこがれている人が多いようで、ハワイアンなレイをつけていたり、日本人離れしたファッションをするのが特徴的です。化粧品も日本製のものは合うものが少なく、外国の化粧品で真っ黒いメイクをする子たちも多かったようです。
ガングロメイクのやり方
ガングロメイクのやり方①ベースメイクは真っ黒いファンデーション
ガングロメイクのやり方をご紹介していきます。ベースメイクは、真っ黒いファンデーションです。化粧水などでお肌の調子を整えたら、真っ黒いファンデーションを丁寧に塗ります。ガングロギャル・ヤマンバギャルの子たちはすっぴんをキレイにしたいため、顔を焼くことは基本的にしないので、メイクで肌を黒く見せます。
肌を黒く塗り終えたら、真っ白なハイライトを使って鼻筋にハイライトを入れます。極端に白いコンシーラーで代用することもできます。Tゾーンにハイライトを入れたら、おでこにかけてのハイライトをぼかすように指やブラシで丁寧にグラデーションをつけていきます。
そしてノーズシャドウを入れます。黒肌のファンデーションよりも強い色のシェーディングカラーはなかなか見つからないと思いますが、根気よく探してみてください。ノーズシャドウを入れたら、えらの部分にも軽くシェーディングを入れるというやり方もあります。これで可愛いギャルのベースメイクは完了です。
ガングロメイクのやり方②アイメイクはとにかく抑え気味に
メイクのやり方その2です。アイシャドウは、白色で抑え気味にすることがガングロギャル・ヤマンバギャルのメイクの特徴です。ヤマンバギャルさんが言うには、ダブルラインを目立たせるためだとのことでした。黒肌のガングロギャルの場合、ブラウン系にする人もいますが、ブラウンならかなり暗くないと目立ちません。
白いアイシャドウを塗ったら、ダブルラインを書きます。ジェルアイライナーでダブルラインを引きます。そして、ばさばさのつけまつげをつけます。多くのガングロギャルは、つけまつげを2~5枚ほど重ねてカスタマイズしているようです。このボリューミーなまつげをつけて、眼力をアップさせます。
ポイントは、目尻のつけまつげの毛束を多くすることです。ギャルの鉄板はタレ目です。よりタレ目に魅せるために、目尻のつけまつげは多めになるようカスタムしてください。ビューラーで思いっきり上げて、華やかな目元に仕上げます。
ガングロメイクのやり方③アイライン・切開ライン・目頭のハイライト
メイクのやり方その3です。特徴的なのがアイラインです。アイラインの化粧品はリキッドタイプで黒色を選んでください。ギャルはとにかくタレ目!タレ目に魅せるためにオーバーにラインを引き、左右ななめ下まで思いっきり流して引くことがポイントです。
縦幅も大きく見えるので、目力がアップします。そして切開ラインを描きます。切開ラインが引けたら、その目頭よりさらに鼻に近い部分にハイライトを入れます。涙袋用の白のペンシルが良いでしょう。これにより、目がさらに華やかになります。
ガングロメイクのやり方④細めの眉毛でガングロギャルっぽく!
メイクのやり方その4です。次は眉毛です。眉毛は、細く描くヤマンバギャルの人が多いです。地が黒肌のため、ガングロギャルの方には眉毛が目立ちにくいですが、きちんと描いているだけでなく、ハイライトを目立たさせる効果もあるので、眉毛は細くしっかり描きましょう。
アイブロウは黒や濃い茶色ではなく、薄め茶色の化粧品を使っているガングロギャルがほとんどです。ヤマンバギャルは、アイシャドウとハイライトが真っ白に近い白色なので、眉毛が自然と目立つようになっています。そのため、黒肌のベースとあまり変わらない色のアイブロウをしていきます。
そして忘れてはいけないのが眉マスカラです。眉毛を脱色している人ならこの工程は省きます。眉毛を脱色していない方は、ここで眉マスカラをして黒い眉毛を茶色に染めてください。派手なメイクなのに眉毛が黒くては残念です。必ずしっかり染めましょう。
ガングロメイクのやり方⑤チークと頬のハイライトを入れる
メイクのやり方その5です。ハイライトに使った白いパウダーで、頬にハイライトを入れます。頬の上の部分にハイライトを入れることで、よりヤマンバギャル感が出るんですよ。チークは好みが分かれるので、入れなくても良いのですが、入れるとしたらオレンジ系のチークを頬骨より外側に塗りましょう。
ガングロメイクのやり方⑥唇をベージュに塗ればギャルメイクの完成!
メイクのやり方その6です。唇は、普通のOLさんなどはピンクやローズ系を意識しますが、ガングロギャルは基本的にベージュです。ハイライトに使ったペンシルなどを塗る人もいるようです。白肌の人が使うコンシーラーも、ガングロギャルにとってはリップとして使うもののようです。
仕上げに、目元や頬にシールを貼ったり、ラインストーンをつけまのりで付けてください。これでギャルメイクは完成です!一見簡単そうに見えるガングロギャルメイクですが、多くのヤマンバギャルの子たちは、丁寧に時間をかけて可愛いメイクに力を入れているんです。
ガングロメイクにおすすめの化粧品
おすすめヤマンバ化粧品①黒肌が命!おすすめファンデーション
なんといっても、ヤマンバメイクの特徴は黒い肌です。しかし、ドラッグストアに行っても、そんなに黒いファンデーションはなかなか見つからないですよね。そんな時に頼もしいのが、カラーバリエーションの豊富なメイクアップフォーエバーのファンデーションです。
メイクアップフォーエバーのファンデーションは、色のバリエーションがとにかく豊富なので、多くのヤマンバギャルの子たちが使っているアイテムです。ヤマンバギャルになりたい!という人は、ぜひ真似して使ってみてくださいね。
ファンデーションは、できればプチプラに抑えておきたい…。そんな人もいるかもしれませんね。プチプラのおすすめファンデーションを紹介しています。
おすすめヤマンバ化粧品②華やかに魅せるハイライト
これまたヤマンバメイクに欠かせないのがハイライトです。ハイライトはTゾーンからチークに至るまで使うので、パウダータイプの化粧品をおすすめします。MACのハイライトなら、ヤマンバメイクにぴったりな発色で、唇までしっかり白く塗ることができるおすすめの化粧品です。