7月から8月にかけて東北地方ではハスがきれいに咲く時期です。湖面に咲き誇るハスの花をたっぷり堪能できる「伊豆沼・内沼はすまつり」は、夏の訪れを感じられるこの時期の風物詩。是非お出かけしてみませんか?
開催場所は?
宮城県北部に位置する栗原市と登米市にまたがる、伊豆沼と内沼。毎年7月中旬から8月末にかけて、「伊豆沼・内沼はすまつり」が開催されます。
秋から冬にかけては、越冬地として数多くの渡り鳥が飛来してくる場所としても有名で、早朝や夕方に一斉に飛び立つ羽音と鳴き声は「日本の音風景100選」にも選ばれています。秋から冬の時期にはバードウォッチング愛好家や写真家で賑わいを見せます。
また、水鳥の生息地として保護するために、1985年に伊豆沼は国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に登録されており、夏はハス、秋冬は渡り鳥と、豊かな自然を感じられる場所です。
遊覧船に乗って湖面に広がるハスを見よう!
「伊豆沼・内沼はすまつり」の見どころは、何といっても遊覧船。通常は陸の上から眺めたり、近くを回遊するようなものですが、ここではなんと小型遊覧船に乗って湖面に咲き誇るハスの間を通り抜けられるのです!
遊覧船乗り場の入口でチケットを購入したら、早速乗り込みましょう。定員10人ほどと小型な遊覧船ですが、椅子に座れるタイプなので遊覧中に足がしびれたりする心配はありません。
中心部に進むと、手が届くほどの距離に咲き誇るハスが。また辺り一面も、見渡す限りにハスが広がっていて、なんとも圧巻の光景です。約25分間の遊覧時間は、素晴らしい景色に目を奪われ、あっという間に終了していまいます。
見頃は8月中旬のお盆の頃だそうですが、ちょうど休日と重なることもあって混雑が予想されます。筆者は7月下旬に足を運びましたが、それでも楽しむことができました。また、ハスは午前9時ころが一番開いているため、午前中に足を運ぶことをおススメします。