ジューンブライドという言葉もあるように、6月は結婚式のシーズンです。人生の門出を祝う結婚式ですが、男女の恋愛トラブル、そして家族や親戚が浮き彫りになるできごとも…。そこで、女子SPA!が取材してきた結婚式をめぐる悲喜こもごもな体験談から、人気記事の一部を再録します(初公開2017年7月23日、情報は掲載当時のものです)。 ================ アラサー独身女子が同世代の女友達から、12歳も年下のイケメン男子と結婚すると言われたら、笑顔で「おめでとう」なんて言いながら、心の中は嫉妬でメラメラしてしまいそう。
でも、守田由香さん(仮名・35歳・看護師/未婚)の場合は違ったようで……。
まるで子どもの新郎
「友人のK美は私と同じ35歳。23歳の彼氏が出来たと聞いたときは、ちょっと羨(うらや)ましいなと思いました。けっこうイケメンだったし。
でもすぐに『あれ?』と思いましたね。最初にそう思ったのは、K美から『彼とふたりでパチンコに行くの』と言われたときです。ギャンブルなんてやったこともない彼女が、いきなりパチンコなんて、彼の影響に違いないと思いました。
久々に彼氏ができたK美は完全に浮かれてました。会うたびノロケを聞かされて……。それから、たったの半年で結婚することになったんです」
交際期間はたったの半年、相手はまだ23歳。このときから由香さんはK美さんのことを心配していたそうです。
「挙式の準備から手伝っていたんですけど、K美の彼氏は、そもそも結婚式を挙げることに乗り気じゃなかったみたい。一生懸命準備している私たち新婦側の友人を『温度差ハンパねー』と言ってウザがってました。当然、何も手伝ってくれないし。
それでも、そんな子どもみたいなところが、K美には可愛く見えるみたいで……」
まるで子どもの彼と、完全に舞い上がっているK美さん。由香さんはもう挙式前から、嫌な予感しかしなかったといいます。
新郎の友人にドン引き!生脚サンダル男にスモークサーモン総取り男
迎えた挙式当日、式も披露宴も比較的カジュアルなレストランウェディング。でも、会場で受付をしていた由香さんは、新郎側の友人のひとりが生脚にサンダルだったのを見て、ドン引きしたそう。
「食事もビュッフェ形式で、ラフな感じではあったんですけど、私の前に並んでいた男の子が、スモークサーモンをトングでサーッと全部さらっていったんです。まるでふぐ刺しを箸で一気にすくうみたいに。後に残されていたのはサーモンの下に敷かれていたオニオンだけ。
ビュッフェのマナーも知らないって、社会人としてありえないですよね。同じく参列していたK美の小学2年生の甥っ子の方がよっぽどちゃんとしていましたよ」